
・ドル/円ってどんな特徴があるの?
・ドル/円は2023年の今後の見通しはどうなってるの?
このような疑問を解決します。
この記事の結論
- 日本とアメリカの金融政策に注目
- アメリカは今後景気が低迷するかの分岐点、日本は緩やかに景気回復の可能性
- 予想レンジは130円前後
ドル/円は日本と親交の深い、アメリカドルと日本円の通貨ペアです。
当メディアで200人に「主に取引している通貨ペア」を調査したところ、約85%の人が米ドル/円を取引していることが分かりました。

アンケート調査の詳細データを見る
通貨ペア | 得票数 |
---|---|
米ドル/円 | 170 |
ユーロ/米ドル | 9 |
豪ドル/円 | 5 |
ポンド/円 | 4 |
メキシコペソ/円 | 4 |
ユーロ/円 | 3 |
豪ドル/NZドル | 3 |
トルコリラ/円 | 3 |
南アフリカランド/円 | 3 |
その他 | 2 |
2022年のドル円相場は上下に大幅な値動きがあったことから、2023年の値動きや見通しが気になりますよね。
特にドル/円は経済ニュースでも日々頻繁に発表され、投資家にとっても非常に重要な為替相場です。
本記事では、過去の変動要因や今後の見通しだけでなく、ドル円取引のメリット・デメリットまで解説します。
ドル/円でFX取引を始めたい方向けに、通貨ペアの特徴やおすすめのFX会社も紹介していくワン!
ドル/円を取引しやすいFX会社
- SBI FXトレード
公式サイト:https://www.sbifxt.co.jp/
使いやすいスマホアプリと業界でも最狭水準のスプレッドが魅力! - パートナーズFX nano
公式サイト:https://www.moneypartners.co.jp/
ドル/円のスプレッドが0.0銭で業界最狭!(1万通貨まで。原則固定、例外あり)
- みんなのFX
公式サイト:https://min-fx.jp/
スプレッドの高さや、使いやすいアプリ、通貨強弱チャートが魅力!
まずは国内FX会社の全体から人気のある口座を知りたい方は、「FXおすすめ口座比較ランキング」も併せてご覧ください。
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ドル/円の特徴とは?

ドル/円はニュースでよく見るから通貨ペアの特徴が知りたいな!
ドル/円とは、アメリカの米ドルと日本円の通貨ペアのことです。
世界第2位の取引量を誇っており、値動きも比較的少ないことから価格は安定傾向になっています。
ニュースでも毎日「為替の値動き」として見るし、日本人には一番馴染みある通貨ペアだね!
よく「円高」「円安」と言われるのは、米ドルに対して日本円が高いか安いかを示しており、それぞれ要因があります。
それぞれ円高や円安になる要因が存在するので、確認していきましょう。
円安と円高の関係について知りたい方は、「円安の影響は?なぜ起きる?株価や円高との関係も解説!」もご覧ください。
円高になる要因
円高とは「ドルに対して円の価値が上がること・チャートが下降すること」を意味し、1ドルで交換できる日本円の金額が小さくなることを指します。
円高の要因としては、以下のとおりです。
- 日本からの輸出が増える
- 外国人観光客が増える
- アメリカの金利が下がって日本は上がる
- 円が買われる
金利と為替の関係は下記の表を参考にしてください。
米国金利 | 日本円 | 米ドル |
---|---|---|
上昇 | 円安 | ドル高 |
下落 | 円高 | ドル安 |
つまり、ドルを日本円に交換する動きが大きくなると円高に傾いていき、チャートが下降していきます。
「有事の際の円買い」という言葉があり、何か大きな戦争や世界的な動向があった場合、安全のために円を買う動きが多くなり円高が進むことが多いです。
円高のときは、輸入製品を安く購入できるってことか!
円安になる要因
円安とは「ドルに対して円の価値が下がること・チャートが上昇すること」ことを意味し、1ドルで買える日本円の金額が大きくなることを表しています。
円安の要因としては、以下のとおりです。
- アメリカから輸入が増える
- 日本人観光客が増える
- アメリカの金利が上がって日本は下がる
- 日本円が売られる
円高と反対に日本円をドルに交換する動きが活発になり、チャートが上昇していきます。
2022年は世界的に利上げが行われ、金利差から米ドルに資金が集まり円安になりました。
輸入製品が高くなるし、消費者にとって円安はイヤだね…。
このようにアメリカの重要指標は値動きに大きく関わるため、投資家は必ずチェックしましょう。
アメリカの重要指標・FOMCを知る
【2023年】ドル/円のレート

2023年のドル/円の価格はいくらになっているの?
ドル/円は2023年2月現在131.41で、130〜133のレンジを形成しながら緩やかに下降しています。
2014年以降からコロナ前までは、100〜110の一定幅で推移が続いていました。
しかしながら、2022年3月に急激な円安がはじまり、同年10月には一時150円を突破して150.14に達しました。
1ドル150円を突破したのは、1990年以来32年ぶりだワン!
ドル/円の今後の見通し

今の価格はわかったけど、今後どうなっていくのか気になるなぁ…
2022年末はロシア・ウクライナによる原油価格の上昇と物価高に翻弄されました。
2023年は昨年の影響を残しつつ新たなフェーズに入ることが予想されるため、以下3つの項目に絞って解説します。
三菱UFJファイナンシャルグループのレポートでは、下記の予想レンジとなっています。
2月〜3月 | 4月〜6月 | 7月〜9月 | 10月〜12月 | |
---|---|---|---|---|
予想レンジ | 124.0〜136.0 | 122.0〜134.0 | 120.0〜132.0 | 118.0〜130.0 |
期末予想値 | 130.0 | 127.0 | 125.0 | 123.0 |
①アメリカの利上げとインフレの関係
アメリカの米連邦準備制度理事会(FRB)は2023年も継続的な利上げが必要との見解を示しました。
しかし、同国の米消費者物価指数(CPI)は2022年6月に前年比9.1%に達した後、緩やかに下降しています。

消費者物価指数とは、消費者が購入する各種消費やサービスの小売価格の変動を調査し、算出した経済指標だワン!
CPIが下降するのは物価の上昇が落ち着いたと捉えられ、アメリカのインフレは一旦落ち着いたと考えてもよさそうです。
アメリカはコロナやウクライナ情勢からの物価上昇を懸念し急激な利上げを実施しました。
しかし、利上げし続けると逆に景気の後退を招きかねないので、2023年の利上げの動きは特に注目されています。
②日本でのコロナ対応の緩和
日本ではコロナの水際対策が緩和しつつあり、外国人観光客も以前のように少しずつ日本に来られるようになりました。
2023年3月からはマスクオフの動きがみられており、日本国内での行動制限の緩和が少しずつ広がっています。
日本でも物価高に苦しむ人は多いですが、2022年12月に発表された消費者物価指数によると毎月上昇している傾向です。
景気が少しずつ回復している兆候がみられており、2023年はアメリカとの景気の差がどのくらい広がるかが注目されます。
日本はアメリカなど欧米と比べて、経済回復の遅れが目立っているよね。
③1ドル150円と120円の壁
急激な円安の進行でドル/円のチャートは一時150円台まで上昇しましたが、一気に跳ね返り現在は130円台を維持しています。
この150円は日本政府が為替介入を行い円買いを決行した結果により作られた「壁」であり、今後円安が進んだとしてもかなり重要視されるポイントです。
長期的に見ると緩やかに円安は進んでおり、サポートラインは120円前後の下支えを形成しています。
もちろん日米両国の金融政策がどう動くかによって、再び急激な円高が進む可能性も否定できません。
とはいえ楽天証券のレポートでは来年の予想レンジは128円〜143円とされ、150円と120円の壁は強固だと考えられます。
ドル/円の過去の変動要因

ドル/円の過去の変動要因にはどんなことがあったの?
ドル/円が影響を受けた過去の変動要因を解説します。
特に2022年は大きく円安が進み、チャートが急上昇しました。
それぞれ確認していきましょう。
【2008年】リーマンショックで過去最高円高に
2008年に起きたリーマンショックにより、世界中のトレーダーは安定していた日本円を買い始めました。
当時のアメリカ経済はリーマンショックからの景気悪化からなかなか回復できず、2011年10月末には最高値の75.35に到達。
有事の円買いと言われるだけあるね!
さらに、日本では2011年の東北大震災によって、保険会社が外貨を日本円に戻す動きが活発になり、円買いが加速したとも考察されています。
【2016年】トランプ大統領就任で一時円安
強いアメリカを目指すという理念のもと、2016年にトランプ氏がアメリカ大統領に選出されました。
ドル/円はアメリカの利上げの影響もあり、トランプ氏当選後の2016年末から急激にチャートが上昇し、一時118円まで円安が進んでいます。
日本では日銀の黒田総裁による金融緩和(マイナス金利)が開始され、景気の回復が期待されたワン!
もともと日本は1999年からゼロ金利をうたい、低い水準の金利を維持していたので、思うように景気は回復しませんでした。
しかし、長期的な円高のレジスタンスラインを超えることはできず、再度下降をはじめます。
【2022年】アメリカの利上げ・戦争による原油高騰により円安
新型コロナの影響から世界的な不況となり、各国の金融緩和が進むなか、アメリカは2022年3月のFOMCで段階的な利上げを発表しました。
同時期にはロシアがウクライナへ侵攻し、石油の資源国であるロシアからの原油供給が滞り、世界的にインフレが進んでいます。
各国は金利を引き締めて利上げなどの金融政策を行いましたが、日本は利上げには消極的であったため、アメリカとの金利差が大きくなりました。
その結果、1990年以来32年ぶりに1ドル150円を突破したワン!
ドル/円を取引するメリット3選

ドル/円を取引するメリットってなんだろう?
ドル/円を取引するメリットは以下の3点です。
順に解説していきます。
①スプレッドが狭い
ドル/円は人気の通貨ペアで、メジャー通貨ペアと呼ばれており、ほとんどのFX会社で取引できます。
取引量が多いため、スプレッドが狭く設定されていることがほとんどです。
FX会社 | スプレッド |
---|---|
SBIFXトレード | 0.18銭 |
GMOクリック証券FX | 0.2銭(原則固定) |
みんなのFX | 0.2銭 |
マイナーな通貨ペアだと取引量が少ないため、スプレッドの幅が大きくなってしまいます。
スプレッドが狭いとわずかな値動きでもプラスに転じるため、短い時間で利益をとれるスキャルピングを得意とするトレーダーに好まれています。
スキャルピングについて詳しく知りたい方は「FXスキャルピングとは?実践的手法3選&スキャルOKなFX口座を紹介」をご覧ください。
②取引できる時間が長い
FXは世界のどこかの取引市場が動いていれば、ドル/円をトレードできます。
動きが最も活発なのはニューヨーク市場が開いている22時以降ですが、メジャー通貨であるため取引量が多く、他の時間でも価格が動きやすくトレードがしやすい傾向にあります。
市場名 | 日本時間の目安 |
---|---|
東京市場(日本) | 9時〜16時 |
ロンドン市場(イギリス) | 16時〜翌日1時 |
ニューヨーク市場(アメリカ) | 22時〜翌日6時 |
ウェリントン市場(ニュージーランド) | 5時〜14時 |
時差があるから24時間トレードできるんだワン!
FXの取引時間について詳しく知りたい方は「FXの取引時間は?人気FX会社で比較!初心者が避けるべき時間帯も解説」をご覧ください。
③情報収集がしやすい
ドル/円はメジャーな通貨ペアであることはもちろんですが、自国の通貨と親交の深いアメリカとの通貨ペアなので、経済情報が手に入りやすいという特徴があります。
モーニングサテライトなどの経済ニュースでは、ドル/円の情報が一番にくるワン!
ドル/円は日銀の発表やアメリカの大統領の発言で、チャートが大きく変動することも多いです。
それゆえリアルタイムに情報を確認できる環境にある日本人は、有利にドル/円のトレードが行えると言えますね。
まずはデモトレードアプリでFXを体験!
「FXなび」なら無料アプリにて、本番に近いリアルな取引体験が可能。
まずはデモトレードで練習をしてから、米ドル円取引で利益を狙うのがおすすめです。
ドル/円を取引するデメリット3選

ドル円を取引はよさそうだけど、取引時の注意点ってあるの?
ドル/円を取引するデメリットは以下の3点です。
順に解説していきます。
①ユーロ系の通貨と比べると値動きが少ない
ドル/円はユーロ系の通貨に比べて値動きが少ない通貨です。
価格が安定しているためトレードがしやすいという考え方はできますが、値動きが少ないと利益を伸ばせないデメリットも。
例えばイギリスの通貨・ポンドは大きな値動きで知られており、ドル/円よりリスクはあるものの、大きく利益を狙えます。
ただし米ドルはメジャー通貨のため、大統領選挙や経済ショック、戦争発生時には予想外の方向に動くので注意が必要です。
ポンド/円の為替予想をチェック
②経済指標に注意
アメリカの経済指標は全世界に影響を与えるため、ドル/円だけでなく他の通貨ペアを取引しているトレーダーも注目しています。
特に「米国雇用統計」はアメリカ全体の雇用の状況がわかる指標でして、国の景気がわかるとされる指標です。
結果が市場予想とずれていた場合大幅な値動きとなるため、雇用統計が発表される前後はトレードをやめておきましょう。
雇用統計以外の重要経済指標は以下のとおりです。
- FOMC
- 日銀制作会合
- 消費者物価指数(CPI)
ドル/円の取引を検討している方は、上記のようなイベントや指標をメモしておき、変動に備えましょう。
CPIについて詳しくはこちら
③長期休みには注意
日本でも年末年始や夏休みなど長期休暇に入ることはありますが、アメリカの長期休暇には要注意です。
アメリカでは12月24日から翌年の1月1日まではクリスマス休暇となり、トレーダーたちもお休みをします。
市場は開いていても値動きが小さいため、トレードには不向きな状況です。
年始に突然大幅な値動きをする可能性があるため、年末年始にはポジションを持ち越さないようにするのが無難でしょう。
ドル/円の取引におすすめなFX会社3選

ドル/円のことがわかってきたから取引したいけど、どのFX会社を使えばいいの?
ドル/円を取引するのにおすすめなFX会社を3つ紹介します。
- SBI FXトレード
→業界最大手で低コスト - パートナーズFX nano
→業界最狭のスプレッド - みんなのFX
→トレーダーをフルサポート
各社ともスプレッドが狭いFX会社として有名なので、それぞれ確認していきましょう。
①SBI FXトレード【業界最大手で低コスト】
SBI FXトレードは、2022年オリコン顧客満足度調査にて、FX取引初心者部門で3年連続1位を獲得している人気会社です。
最小取引単価が1円からなので、FOMCなどの重要指標を控えている場合でもリスクを最小限に抑えられます。
SBI FXトレードは業界最狭のスプレッドが魅力であり、ドル/円なら100万通貨までなら0.18と業界最狭の数字になっています。
スマホアプリは一括決済などの便利な機能があるため、外出先でも手軽にトレードができるでしょう。
SBIFXトレードの特徴
- ドル/円のスプレッドは業界最狭水準の0.18
- 1通貨から取引可能
- スマホアプリがつかいやすい
1通貨からなら重要指標があっても安心だね!
大手の安心感と少額から取引できる安心感が欲しい方は、SBI FXトレードで口座開設してみましょう。
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さらに食品がもらえるSDGs応援プログラムも!
さらに詳しくは、「SBI FXトレードの評判は?SBI証券との違いやメリット・デメリットを大調査」をご覧ください。
②パートナーズFX nano【業界最狭のスプレッド】
パートナーズFX nanoは、東証プライムに上場する株式会社マネーパートナーズグループが運営しています。
最大の魅力はドル/円のスプレッドを24時間0.0銭*にて提供していること。
※1万通貨まで。原則固定(例外あり)
コストを気にせず、ドル円を取引できるなんて最高!
スプレッド0でありつつ、注文方法の種類も多いため、初心者からベテラントレーダーにまで人気です。
パートナーズFX nanoの特徴
- ドル/円のスプレッドが24時間0.0銭*
※1万通貨まで。原則固定(例外あり) - 100通貨から取引可能
- スマホでもパソコンでもスピーディーに取引
ドル円の取引は600円程度から気軽に始められるので、コスト重視でFXに取り組みたい方はさっそく口座を開設してみましょう。
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さらに詳しくは、「マネーパートナーズFXの評判・口コミは?スワップ/外貨両替サービスも解説」をご覧ください。
③みんなのFX【トレーダーをフルサポート】
みんなのFXは、FXサービスの提供実績が豊富なトレーダーズ証券会社によって運営されています。
さらにドル/円のスプレッドを業界最狭水準で提供しているため、無駄なコストがかかりません。
公式のYoutubeチャンネルやコールセンターでの問い合わせなど、トレーダーをサポートする体制が万全なので、初心者にも安心です。
スマホアプリでは通貨強弱などトレーダーに人気の分析ツールも提供しているので、直感的にトレードが行えますよ。
みんなのFXの特徴
- スプレッドは業界最狭水準
- スタッフによるフルサポート
- スマホアプリには「通貨強弱」「ヒートマップ」など視覚的にわかりやすい分析ツールを搭載
分らないことをすぐ聞ける体制は安心だね!
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さらに詳しくは「みんなのFXの評判・口コミは?【スワップポイントの高さが魅力】」をご覧ください。
【毎週更新】ドル/円に取引に役立つ最新ニュース
2023年11月28日(木)更新
先週はドル/円に関するどんなニュースがあったの?
ここではドル/円に関する役立つ最新ニュースをわかりやすく解説していきます。
今後の取引の参考にしてみてください。
米国経済指標強弱入り混じる
22日中古住宅販売件数の発表がありました。
結果は、以下の通りです。
【経済指標速報】
— みんなのFX|トレイダーズ証券【公式】 (@Min_FX) November 21, 2023
🇺🇸中古住宅販売件数の結果です✍️
24:00発表📣
🇺🇸中古住宅販売件数(年率換算件数)
結果:379万件
予想:390万件
前回:396万件
🇺🇸中古住宅販売件数(前月比)
結果:-4.1%
予想:-1.5%
前回:-2.0%
🇺🇸🇯🇵ドル円は147.55円から147.47円付近まで下落
結果は年率換算で379万件と5カ月連続で減少し、2010年以来の低水準となりました。
在庫不足と高金利、価格上昇が重しとなり、購入を断念している状況が続いているようです。
しかし、その後に発表されたミシガン大消費者信頼感指数は予想を上回る結果となりました。
【経済指標速報】
— みんなのFX|トレイダーズ証券【公式】 (@Min_FX) November 22, 2023
🇺🇸ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)の結果です✍️
🇺🇸ミシガン大消費者信頼感指数
結果:61.3
予想:60.6
前回:60.4
🇺🇸期待インフレ率 1年
結果:+4.5%
予想:+4.4%
前回:+4.4%
🇺🇸期待インフレ率 5-10年
結果:+3.2%
予想:+3.1%
前回:+3.2%
🇺🇸🇯🇵ドル円は149.50円まで上昇中
1年先の期待インフレ率は4.5%と予想の4.4%を上回り、4月以来の高水準となりました。
米ミシガン大消費者信頼感指数はとは
ミシガン大学のミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターがアンケート調査を実施し、毎月300人を対象とした速報値、500人を対象とした確報値を発表している。
1966年を100として指数化したものです。
毎月第2または第3金曜日に速報値が、最終金曜日に確定値が出されます。
24日に発表された米PMIの結果は、以下の通り強弱入り混じる結果となりました。
【経済指標速報】
— みんなのFX|トレイダーズ証券【公式】 (@Min_FX) November 24, 2023
🇺🇸PMI(速報値)の結果です✍️
結果は強弱入り混じる
23:45発表📣
🇺🇸製造業PMI
結果:49.4
予想:49.8
前回:50.0
🇺🇸サービス業PMI
結果:50.8
予想:50.4
前回:50.6
🇺🇸総合PMI
結果:50.7
予想:50.4
前回:50.7
🇺🇸🇯🇵ドル円は149.43円から149.57円付近まで上昇
製造業PMIは10月の50.0から49.4に低下。
一方、サービス業PMIは前月の50.6から50.8に上昇となりました。
PMIとはPurchasing Manager’s Index(購買担当者景気指数)の略称で、企業の購買担当者らの景況感を集計した景気指標の一つです。
先日発表のあった雇用統計やCPIの結果が鈍化していたため、景気後退かと思われたが根強い結果となりました。
ドル/円147円台で推移【1週間ぶり】
21日ドル/円は147.24円まで下落し9月14日以来、2カ月ぶり安値を更新しました。
米10年債利回りが4.38%付近まで下落し、2ヶ月ぶりの低水準へ接近したことも売り圧力を強める一因になったと言えます。
また、日本の消費者物価指数が4カ月ぶりに伸び率が拡大したことも原因の一つです。
24日に発表された消費者物価指数の結果は、以下の通りです。
- 総合指数は2020年を100として107.1
前年同月比は3.3%の上昇 - 生鮮食品を除く総合指数は106.4
前年同月比は2.9%の上昇 - 生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は105.8%
前年同月比は4.0%の上昇
【経済指標速報】
— みんなのFX|トレイダーズ証券【公式】 (@Min_FX) November 23, 2023
🇯🇵全国CPI(消費者物価指数・10月・前年比)
🇯🇵全国CPI
結果:+3.3%
予想:+3.4%
前回:+3.0%
🇯🇵全国CPI コア
結果:+2.9%
予想:+3.0%
前回:+2.8%
🇯🇵全国CPI コアコア
結果:+4.0%
予想:+4.1%
前回:+4.2%
🇺🇸🇯🇵ドル円は149.56円付近推移
コアCPI(生鮮食品除く)は季節調整済前月比+ 0.5%と上振れ、前年同月比は+ 2.9%と前月の+ 2.8%を上回りました。
電気・都市ガス代の補助金縮小によりエネルギー価格の下落率が縮小したこと、全国旅行支援の影響に伴い宿泊料の上昇率が急拡大したことがコアCPIを押し上げています。
FRBタカ派理事【利下げの可能性示唆】
FRB連邦準備制度理事会内でタカ派として知られるウォラー理事は28日、インフレ抑制において金融政策が十分引き締まった可能性があるとの認識を示しました。
講演で以下のような発言をしています。
経済を減速させ、インフレ率を2%に戻すため政策はいい位置にあるとの確信が強まっている。
またインフレ率がさらに低下すれば、利下げを始められる。との見方を示し、引き締めサイクルの終わりが近いことを示唆しました。
ウォラー氏の発言を受け、市場が織り込む来年の利下げ確率が上昇し、米国債利回りは低下しましドル/円は下降、146円台をつける場面も見られました。
金利差がなくなると米ドルの人気がなくなるため、相対的に見てドル/円は円高方向に進みます。
高金利通貨について詳しく知る
ドル/円のよくある質問

あと少し、わからないことがあるから教えて欲しいなぁ。
ドル/円についてよくある質問をまとめました。
モヤモヤしていた悩みも、ここで一気に解消していきましょう。
①円安はいつまで続くの?
長期的にみると、円安は十数年以上前から緩やかに進行中です。
短気目線ではいったんは落ち着いていますが、今後の両国の金融政策次第ではサイド円安が進行する可能性もあります。
今後の経済ニュースも要チェックだね!
②ドル/円の2023年の予想レンジは?
2023年のドル/円のレンジ幅は120円後半〜150円までで、多くは130円代を推移すると予想されています。
三菱UFJファイナンシャルグループのレポートでは、下記の予想レンジとなっています。
2月〜3月 | 4月〜6月 | 7月〜9月 | 10月〜12月 | |
---|---|---|---|---|
予想レンジ | 124.0〜136.0 | 122.0〜134.0 | 120.0〜132.0 | 118.0〜130.0 |
期末予想値 | 130.0 | 127.0 | 125.0 | 123.0 |
ただし、アメリカの景気が予想以上に不調になり、急激な円高が進んだ場合は120円を割ることも予想されています。
③ドル/円の取引は初心者向き?
値動きが大きすぎず小さすぎず、FXのチャートの動きに慣れていない初心者には扱いやすい通貨ペアです。
トレードの判断材料になる情報量が多いので、他の通貨ペアよりはエントリーしやすく初心者向きといえるでしょう。
しかし、他のベテラントレーダーが多数参入しており、いわゆる「ダマし(値動きが上がると見せかけて下がること、またはその反対)」に合う可能性も。
FX定番の通貨ペアだからこそのリスクだね…。
初心者であっても、資金管理は忘れないようにしておきましょう。
FXの資金管理方法をチェック
ドル/円の今後の見通しまとめ

ドル/円の今後について理解できた!これで安心して取引できそう!
ドル/円の今後の見通しについて、過去の変動要因、メリット・デメリットを含めて解説しました。
本記事における重要なポイントとしては、以下の3つです。
- 日本とアメリカの金融政策に注目
- アメリカは今後景気が低迷するかの分岐点、日本は緩やかに景気回復の可能性
- 予想レンジは130円前後
ドル/円は取引量が多く、多くのトレーダーが情報を探り合っているワン!
今のところ緩やかに円高に進むと予想されていますが、日本とアメリカの金融政策によっては大きく変動する可能性も。
FX投資をするなら予想レンジを信じすぎず、重要指標も必ずチェックしておきましょう。
まずはデモトレードアプリでFXを体験!
「FXなび」なら無料アプリにて、本番に近いリアルな取引体験が可能。
まずはデモトレードで練習をしてから、米ドル円取引で利益を狙うのがおすすめです。