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イメージ・マジック(7793)【IPO上場企業紹介・初値予想】

2022年3月には、5社が新規上場予定となっています。

今回は、3月3日に東証マザーズに上場予定のイメージ・マジック(7793)をご紹介。

株式会社イメージ・マジックは1995年に設立された、インターネットを利用したオンデマンドプリントサービスやソリューション事業を行っている会社です。

想定時価総額は約35億円で、東証マザーズに上場します。

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IPO概要・初値予想

イメージマジック見出し1

まず、イメージ・マジックの初値予想、およびIPO概要について以下の4つを解説していきます。

  • IPO評価・初値予想
  • 取り扱い証券
  • 日程・価格
  • 株主構成

同社を購入検討している方は、ご確認ください。

IPO評価・初値予想

IPO評価:C(予想レンジ1.0~1.3倍)

DX変革を担っている会社で業績がきれいにV字回復をしており、公開株が少なく供給が絞られる点を考慮すると、一定の初値上昇は見込めるでしょう。

ただ一方で、VC保有率が小さく現在の市場・政治動向を鑑みると上昇幅は小さくなると考えられます。

これらの点から、IPO評価:C、予想初値レンジ:1.0~1.3倍と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

IPO評価対応表
詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

取り扱い証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は以下の通りです。

証券会社名割当率割当株数
みずほ証券(主)82.66%452,000株
大和証券8.69%47,500株
野村證券4.33%23,700株
マネックス証券1.74%9,500株
楽天証券0.86% 4,700株
SBI証券0.86%4,700株
松井証券0.86%4,700株

日程・価格

IPOの日程は以下のようになっています。

抽選申込期間2月10日 (木) ~2月17日(木)
当選発表日2月18日 (金)
購入申込期間2月21日(月)~2月25日(金)
上場日3月3日(木)

続いて、価格は以下のようになります。

仮条件1,640円-1,740円
公募価格1,740円
初値2,800円

大株主

株主の状況は以下のようになっています。

株主名比率
株式会社日本創発グループ35.61%
山川 誠(代表取締役社長)20.35%
京田 論8.91%
MSIVC2008V投資事業有限責任組合6.83%
凸版印刷株式会社3.43%
坊野 寛3.43%
株式会社トランザクション3.39%
GMOペパボ株式会社3.39%
キャブ株式会社2.65%
株式会社ポリ・テープ・ジャパン2.12%
株式会社プラスワンインターナショナル2.12%
株式会社エイエム2.12%
目論見書より)

企業概要

イメージマジック見出し2

事業内容

同社は、「個性と創造性溢れる豊かな社会作りに貢献しますを経営理念に掲げ、モノづくりを支援するサービスをグローバルに提供しています。

具体的には、①オンデマンドプリントサービスと②ソリューション事業の2つを展開しています。

それぞれの特徴を見てみましょう。

①オンデマンドプリントサービス

クリエイターやアパレルメーカーなどがインターネットサイトを通じて、受注から短納期で印刷加工し納品するサービスです。

個人だけでなくパートナー企業からの受注も受けており、データベースから情報を抽出し1案件ずつ異なるデザインで可変印刷を行うバリアブル印刷などにも対応しています。

②ソリューション事業

オンデマンドプリントソリューション(通称:ODPS)では、同社が培ってきたDX化のノウハウを活かした生産管理システムをクラウドサービスとして提供しています。

ODPSを導入すると生産ラインを短期間で構築でき、工数を削減することによる効率的なオペレーションが可能となるようです。

また、「たたみ袋詰め機」といったハードウェア等の自社開発サービスの販売も行っています。

DX化ってここまで進んでいるんだね⁉

決算情報

続いて、同社の業績を見てみましょう。

イメージマジック決算1
目論見書より)

21年10月期の売上高に関しては、第2四半期の時点で20年4月期に匹敵するほどの売上高を記録しています。

コロナ禍を経て、システム化が遅れているプリント業界においてDX化への需要が高まってきていることが背景にあります。

ただ一方で、競合他社が多く特定取引先への依存度が高いため、外部環境次第では今の利益上昇ペースを維持できない可能性もあります。

イメージマジック決算2

利益に関しては、営業利益が前年比で103.8%増を記録するなど、2019年4月期の決算を底に見事なV字回復を見せています。

現第2四半期において、営業キャッシュフローは2.1億円のプラス、投資キャッシュフローは0.7億円のマイナスであり、好調な本業や積極的なDX化事業への投資が伺えます。

具体的には、IT活用が可能な隣接分野についてR&Dを繰り返し、既存事業とのシナジーが生み出せる分野へ参入するようです。

様々なノウハウを活かした新規事業にも注目だね!

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経営陣

同社役員は8名おり、そのなかで抜粋して役員の経歴を紹介します。

山川 誠 代表取締役社長

1984年6月 パロマ工業株式会社 入社
1986年2月 株式会社レンタルのニッケン 入社
1995年5月 当社設立 代表取締役社長(現任)

京田 論 情報コミュニケーション本部長

1995年4月 株式会社フォーバル 入社
2003年10月 株式会社サイバード 入社
2008年6月 当社入社 CFO兼経営企画室長
2009年7月 当社取締役CFO兼事業開発本部長
2019年5月 当社取締役CFO兼営業本部長
2020年1月 当社取締役CFO兼情報コミュニケーション本部長
2020年7月 当社取締役情報コミュニケーション本部長(現任)

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は以下のページもご覧下さい。


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