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日経平均が高値圏に!想定外に強い日本株【アナリスト解説】

日経平均が高値圏に!想定外に強い日本株【アナリスト解説】

🔰Key Points

  • 24年に入り、日本株は堅調に推移。一時は34年ぶりとなる38,000円超えとなった。
  • 昨年末の予想から引き上げた、新たな予想を日経平均EPS・PERを元に算出。
  • ハイブリッドカーの好調や銀行株、小型株の動向に注目。
この記事を書いた人:森本 章
この記事を書いた人:森本 章

1990年 関西大学法学部卒業、三洋証券(株)へ入社。1998年 極東証券(株)へ入社。
(株)極東証券経済研究所では20年超にわたり金融、自動車、ソフトウエア、ゲーム・アミューズメントなどを担当。
23年4月 (株)インベストメントブリッジへ入社し、アナリストとして幅広い企業を担当。
日本証券アナリスト協会 認定アナリスト。国際公認投資アナリスト
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2ヶ月を待たずして昨年末の予想は外れる

24年に入り、日本株は堅調に推移し2/12には前日比1.000円超の上昇、一時は34年ぶりとなる38,000円超えとなった。

昨年末時点で24年の日経平均について、年前半と後半の高値を「3月末36,000円、年末37,500円」と予測したが、2ヶ月を待たずしていずれも外してしまったことになる。

90年2月以来の水準となった訳だか、当時の筆者はまだ大学生(4月に証券会社へ入社)だった。

「未知のゾーンなら外れても仕方ない」とご容赦いただきたい。

想定と違ったポイントはまずは為替だった。24年は円高気味になることを予想したが、むしろ円安になった。

次に、国内外での市場の過熱感に対する強さ。既に昨年末の時点で米国市場には過熱感が漂っており、一旦反落もやむなしと見ていたが大きな押し目を形成することなく順調に上昇した。

日経平均は1/23に一旦ピークを迎えたが、その後も大きな押し目を形成することなく上昇したのは意外だった。

新たな今年の日経平均高値予想は…

昨年末と見通しを変えないのは時間軸での考え方。従って、3月末までは堅調な相場が続くと見ている。

ただし、今もってなお日経平均は過熱感が漂っているのは事実。

こうしたことから、業種や銘柄などを広げながら、日経平均が上昇するというよりは循環物色に移行するのではないかと見ている。

日経平均については昨年末の予想を引き上げ、3月末 38,000円、12月末 41,000円を予想する。

41,000円の根拠は現状日経平均EPS(2,330円)が昨年末に10%上昇し、PER16倍で算出したもの。

現状EPSが50円上乗せされ、PERを15倍から16倍引き上げたことに伴う上乗せである。

年間を通しての時間軸の見通しも変えていない。年度末と年末に強くなると予想する。

主なイベント

1.日米の金融政策会議

日米の金融政策会議

2.そのほかの重要イベント

そのほかの需要イベント
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業種・個別銘柄への見方

業種別には、やや見方を変えているのは自動車。北米などではEVの販売が勢いを失い、浮上しているのがハイブリッドカー。

ピークアウト感に加え、冬を迎えて世界各地でバッテリーの耐久性などが疑問視されているようだ。

代わってハイブリッドカーの売上が大きく伸びており、EVの開発に遅れが見られたトヨタ自動車(7203)や本田技研工業(7267)に活躍の場が広がる。

円高にならなければ想定以上に好業績が長続きする可能性が出てきた。

見方を変えていないのは銀行。このところ株価は他業種と比較するともどかしい動きだが、マイナス金利解除を巡り折に触れて物色されるだろう。

株価を支えているのが、マイナス金利解除から利上げに向かおうとするまでの期待感である。CPI2%超が続く限り期待感は続く。

半導体関連株は強気の見通しだったが、これまではそれ以上に強い。特に主力の製造装置には勢いがある。半面、材料メーカーなどには出遅れ感があると見ている。

出遅れた背景には実需としてシリコンサイクルが谷間に来ていたことが挙げられよう。半導体の在庫整理も進展し、今後は実需が伴った業績回復が期待できるだけに注目したい。

鳴りを潜めているのが小型株。ただし、2月に入り新規上場した銘柄は好スタート。

グロース250は足元静かな上昇基調にあり、今後は循環物色の対象になる可能性がありそうだ。

米国においても大統領選の年は小型株が大型株をアウトパフォームする傾向があり、こうしたことも後押ししそうだ。    

最後に

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