【投資初心者向け企業分析】(6183)ベルシステム24ホールディングスのアナリストレポートを読んでみよう

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ベルシステム24ホールディングス

投資初心者向け企業分析では、投資初心者でも読みやすい「ブリッジレポート」を基に様々な企業をご紹介しています。

前回のサイバーセキュリティクラウドに引き続き、コロナ禍においても増収増益を達成した(株)ベルシステム24ホールディングスの事業内容や業績、中期経営計画について読んでみましょう!

ベルシステム24の事業内容・業績は?

同社は、「イノベーションとコミュニケーションで社会の豊かさを支える」を企業理念としています。

持株会社である同社と子会社6社によるグループを形成しており、コンタクトセンターアウトソーシングを中心とするCRM事業その他事業の2セグメントとなっています。

カタカナばっかりでよくわからない…具体的に何をやっているの?

それでは、各事業について詳しく見ていきましょう。

CRM事業

CRMとは、Customer Relationship Managementの略で、日本語では「顧客関係管理」となります。
顧客を中心に考えてビジネスを展開し、利益の最大化を目指すビジネス手法です。

CRMとは

企業が顧客とより良い関係性を作るための手助けを行っているのね!

CRM事業は同社の連結売上の約90%を占めている、メインの事業領域です。
この中の売上の9割以上がストック収入となっているため、安定した継続収入を見込むことができます。

CRM事業は主に4つの業務に分けることができます。

  1. クライアント企業のカスタマーサポート業務
    クライアント企業の商品・サービスへの質問対応業務
  2. クライアント企業のセールスサポート業務
    クライアント企業の商品・サービスの販促業務のサポート業務
  3. クライアント企業のテクニカルサポート業務
    クライアント企業のIT製品の操作方法等への質問対応業務
  4. BPO業務
    クライアント企業のweb制作・データ入力等の請負い業務

主に企業向けのBtoB事業を行っているんだね!

その他事業

子会社の収益が計上されていて、モバイル/PC を通じた月額課金制の一般消費者向けのコンテンツ販売や、事業者向けの気象予報関連コンテンツの販売を行っています。

同社グループの総務業務及び事務代行の受託を主な業務とする、障がい者の雇用促進を目的とする特例子会社である(株)ベル・ソレイユの収益も計上されています。

業績概要

今期の業績は以下のようになっています。

上期業績

新型コロナウイルスの影響でビジネスのIT化(DX)を進める企業が増えたことを追い風に、21年2月期の上期では売上・利益とも増加しました。

また、前期(20年2月期)の業種別売上を見てみても、全業種において着実に業績を伸ばしているということが分かります。

業種別

業績は絶好調ね!でも、これからの成長は?

ベルシステム24の成長戦略を見てみよう

同社は激変する社会を成長する機会と捉えた3ヶ年にわたる中期経営計画を2021年2月期より打ち出しています。

コロナ禍によって大きく社会が変化している中で、同社は今までの業務を通じて得た膨大なデータとノウハウを資産として活かしていく計画です。

3つの重点施策

同社は中期経営計画の中で3つの重点施策を掲げています。

  1. 社員3万人の戦力最大化
  2. 音声データ活用によるDX推進
  3. 信頼と共創のパートナー成長
3つの重点施策

DXって最近よく聞くけど、具体的にはどんなものなんだろう?

そもそもDXとはデジタルトランスフォーメーションの略称で、直訳するとデジタル化となります。

現在の業務や仕組みをデジタル化して、効率化や付加価値を付けられるようにすることだワン!

DXを推進していくためには「使いたい時に、使えるデータが使える状態にある」ということが重要ですが、同社では膨大な対応業務で得た音声データを資産としてこの取り組みを行っています。

すでに社内ではデータ活用に特化した人材の育成を進めていて、この中期経営計画の期間内に生活者の音声データの取得・活用・分析・コンサルティングまで一貫したサービスの提供を開始します。

DXの推進

データの活用によってサービスにおける課題の抽出・把握を行い改善に移すことができるようになり、これによってクライアント企業とのより新しく、高い次元での連係を目指します。

新中計の定量目標

同社は定量目標として、23年2月期の目標を売上高1,480億円、営業利益140億円(営業利益率9.5%)、税後利益90億円としています。

年率5.3%の売上成長、8.7%の利益成長(税後利益)を目指しているということだワン!

定量目標

投資に関しては、今後3年間の合計で100億円以上を計画していて、戦略分野でシナジーが期待できるケースではベンチャー投資やM&Aにも積極的に対応していく考えです。

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まとめ

3万人のオペレーターによる現場を持っていて、そこで得た膨大なデータを持っていることが同社の最大の強みです。
そして新中計ではクライアント企業との連係の下、この強みを活かしてDXを推進していきます。

業績も好調な同社ですが、「新中期経営計画の数値目標はチャンレンジングではあるが、達成不可能な目標ではないと考えており、達成に向け知恵を絞っていく」(野田社長)と言っています。

今後の取り組みの成果に注目していきたいですね!


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