ヘルステックとは?関連企業もご紹介!【クロステックで時代を読む Vol.2】

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ヘルステックとは

この記事の結論

  • ヘルステックとは、病気を「予防」「治療」「維持」するテクノロジー
  • ヘルステックによって、生活習慣病の予防、病気の早期発見遠隔治療が可能
  • ヘルステックを支える半導体チッププラットフォームに注目


あらゆるサービスやビジネスにテクノロジーを導入する「クロステック」が現在注目されています。

先日、いろはに投資では『クロステックで時代を読む』シリーズの第1弾である「リテールテック」をご紹介しました。

今回は、 第2弾「ヘルステック」です。

ヘルステックの定義から関連企業まで、徹底解説致します。

\注目のヘルステックサービス/

そもそも、ヘルステックとは?

ヘルステックとは

ヘルステックとは、健康を意味するヘルス(Health)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語です。

要するに、AIやウェラブルデバイスなどのテクノロジーを活用して、予防や治療に取り組むのがヘルステックです。

ヘルステック要素

ヘルステックは人々の健康な暮らしを支えるカギとして近年注目されていて、市場規模は年々拡大しています。

その市場規模は2022年には3,000億円を超えると予測されています。

また、2025年問題もあり、ヘルステックは重要な役割を担うと考えられます。

2025年問題って?

2025年問題とは、約800万人いる団塊の世代が2025年に後期高齢者(75歳)となり、国民の4人に1人が後期高齢者という超高齢化社会を迎える問題です。

このような背景もあり、様々な企業や自治体、医療従事者がテクノロジーを活用したサービス開発に取り組んでいます。

ここからは、ヘルステックを「予防」「治療」「維持」するテクノロジーに分けて解説し、最後には今注目のプラットフォームもご紹介致します。

「予防」するヘルステック企業

予防するヘルステック

そもそも病気にならないのが一番良いよね!

病気にならないためには、予防することが必要不可欠です。

日本の死因の多くは、糖尿病・高血圧・脳梗塞などの生活習慣病ですが、ヘルステックを活用することで生活習慣を改善し、病気の予防が可能になります。

予防の促進には、「気付く」ことも重要です。

AIによる高精度画像診断解析遺伝子診断で早期の病気を見つける技術も実用化されています。

Samsung(血圧測定)

韓国Samsung Electronicsは2020年4月21日、「スマートウォッチ『Galaxy Watch』シリーズと連携するアプリ『Samsung Health Monitor』が、韓国の医療健康関連当局である食品医薬品安全庁(MFDS)から医療機器アプリとして承認された」と発表しました。

Galaxy Watch Active 2向けに提供を開始し、スマートウォッチでの血圧測定を可能にします。

スマートウォッチだけで血圧測定ができるの?

残念ながら、単体で完全な測定を行えるわけではなく、以下の手順で利用します。

  • 従来の血圧計で血圧を測定する
  • その値とGalaxy Active 2で測定する血流の流れや心拍などから、血圧の変化を計測する
  • その後は血圧計を使わなくても計測可能に!

※4週間毎に血圧計での調整が必要

血圧計を使った調整が1ヵ月に1回必要ではありますが、気になる時にどこでも計測できるのは、嬉しいですよね。

DeNA(遺伝子検査)

ゲーム事業で有名なDeNAですが、他の企業や研究機関と連携し、ヘルスケアサービスに注力している企業でもあります。

代表的なサービスは、「MYCODE」という、自宅で遺伝子検査ができるサービスです。

MYCODEでは、遺伝子検査キットに唾液を出すだけで、癌(がん)や生活習慣病などの病気発症リスクや体質の遺伝的傾向を知ることができます。

でも、体質を知るだけだと予防にはならないよね。

MYCODEでは自分の体質や生活習慣病が分かるだけでなく、改善するための提案も受けることができます。

疾患発症リスクを抑えるための情報や、管理栄養士など専門家から生活改善の提案が受けられるサービス(有料オプション)まで、様々な機能・コンテンツが利用可能なのは嬉しいですね。

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「治療」するヘルステック企業

治療するヘルステック

いくら予防していても、病気になってしまうこともありますよね。

病気になった時の、治療する技術もまた必要不可欠です。

ヘルステックの進展によって、新たな治療法が日々開発されています。

例えば、がん検診で針を刺し細胞を採取していたケースでは、リキッドバイオプシーという技術により血液検査での採取が可能になりました。

また、投薬前に薬の効果を確かめるコンパニオン診断・遺伝子パネル検査などにより、身体に合わない薬の投与による副作用で苦しむ人も減ってきています

大塚製薬(デジタルメディスン)

大塚製薬は、錠剤に微小なセンサーを埋め込んで服薬状況を管理する「デジタルメディスン」の開発を進めています。

デジタルメディスン

実際に、大塚製薬創製の抗精神病薬エビリファイの錠剤に、プロテウス社が開発した極小センサーを組み込んだ製剤と、パッチ型のシグナル検出器および専用アプリを組み合わた技術が、世界で初めて米FDA(食品医薬品局)から承認されました

患者の服薬状況を記録して、スマートフォンなどモバイル端末を通じて医療従事者や介護者との情報共有が可能になるんだワン!

Microsoft(遠隔治療)

先日、いろはに投資の記事で扱ったMicrosoft社のHololensも、「治療するテクノロジー」の1つと言えるでしょう。

このMR技術を使うことで、患者に病巣部を説明する際に、平面図で説明するよりも分かり易く説明できます。

また、離れている場所でも互いに同じ画面を共有して作業する遠隔治療も可能となります。

「維持」するヘルステック企業

維持するヘルステック

病気を治療したからといって、再発しないとは限りません。

再発しないために、症状の定期チェックや定期的に薬を服用しなければならない場合があります。

しかし、命に関わる大事なことであっても、忘れてしまうこともありますよね。

健康を維持するためのヘルステックの活用は今後増えていくでしょう。

Apple(患者のケア)

健康を維持するためのテクノロジーの1つとして、Apple社が提供する「CareKit」があります。

これは、スマートフォンなどを利用した症状モニタリングや服薬管理を通じ、患者自らが疾病のケアに自主的に関われるようにするものです。

患者が自らの症状や服薬状況を日々記録し把握するとともに、それらの情報を医療従事者や家族とも共有することができます。

ヘルステック企業を支える「プラットフォーム」

ヘルステックプラットフォーム

以上のように、現在様々なヘルステック企業が活躍しています。

しかし、少子高齢化社会の到来や健康意識の高まりから、今後はさらに多くの企業がヘルステックサービスを提供することが予想されます。

そんな中、ソニーネットワークコミュニケーションズは2021年4月に、短期間でヘルスケア関連サービスの開発・立ち上げができるプラットフォーム「X.SINCE」を立ち上げました。

ソニーグループの強みを活かしたプラットフォームのため、自社でイチから作るよりもコスト・制作期間を削減できる点が注目を集めており、今後の拡大が期待できます。

アップルやGoogleのように、市場が伸びる際にはプラットフォーマーがカギになるため、X.SINCEに要注目です。

>>X.SINCEの詳細を見る

\突撃取材してみた/

投資家の目線

投資家の目線

ヘルステック企業について知ることも重要ですが、その「テクノロジー」を何が支えているのかを理解することも重要です。

ずばり、ヘルスケアデバイスを支えているのは、半導体チップです。

半導体がどう関係しているの?

半導体チップの役割は、心拍計であればヘモグロビンの検出や、その時間変化、データの収集、演算、保存、液晶への表示など多岐にわたります。

また、半導体チップは小型軽量で、消費電力も小さく電池を長持ちさせてくれます。

もし半導体チップがなければ、これらの機能を腕時計のような小さなデバイスで実現することは絶対にできません。

半導体産業とヘルステックは、密接につながっているのね!

「ヘルステック」というトレンドを知るだけでなく、その技術を裏で支えている黒子を理解することは、投資をする上で「成長する企業・廃れる企業」を選ぶ際にとても重要です。

また、先程紹介したように、伸びている市場のプラットフォーマーを知ることも重要です。

いろはに投資の『クロステックで時代を読む』シリーズ、第3弾は、エドテックを紹介しています。

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