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【投資家大学生への道】ACSLを分析して気づいたこと 学生投資連合USIC

・大学生でも投資ってできるの?
・企業分析って難しそう…

このようなお悩みにお答えします。


この記事の結論

  • 学生でも投資家になれる
  • 株式投資をするには企業分析が必要
  • ACSLは日本の未来を背負う可能性もある

「投資を始める大学生が増えている」と聞きつけた いろはに投資編集部。

そこで、日本最大の学生投資連合「USIC」の協力のもと、実際に投資をしている大学生に記事を書いてもらいました。

執筆:いろはにマネー編集部
執筆:いろはにマネー編集部

いろはにマネーは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。
株式や投資信託などの投資経験があるメンバー、仮想通貨投資経験者、20枚以上のクレカ保有者、アナリスト試験合格者など、それぞれの記事領域に見識の深いメンバーが運営しています。
X(旧Twitter):@IrohaniMoney

監修者:曽根原 大介
監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

学生でも投資家になれる!

学生でも投資家になれる

こんにちは。北海道大学 法学部3年の渡部真人です。

現在僕は「北海道学生投資研究会」という投資サークルの代表を務めており、投資について勉強しています。

しかし、実際に株式投資をやろうとしてもリスクに慎重になりすぎてしまい、ほぼインデックスファンドしか買っていませんでした。

今回いろはに投資で記事を書くにあたり、リスクを恐れる原因は何か?と考えてみました。

そして、企業分析の足りなさに原因があると結論付けました。

企業分析が足りていない?

投資対象になる企業の財務や事業内容、今後の戦略など、自分が投資したいと思う企業について充分な分析をできていなかった、ということに気づいたのです。

そして企業分析は特別な人だけができるものではなく、誰でもできることだと思います。

そこで今回は、日本株にも本格的に挑戦するため、ACSL(6232)という企業を分析してみました。

学生でも企業分析は出来るんだね!

あくまでも渡部くんの分析だから、参考程度に読んでほしいワン!

企業分析の方法

企業分析方法

でも、企業分析って具体的にどうやるの?

企業分析の基本は、以下の3ステップだと考えました。

  • 決算書を読む
  • 企業のIRサイトを見る
  • プロの分析を参考にする

事業内容がとても素晴らしいものだったとしても、債務超過など財務状況が不安な企業には投資し辛いですよね。

そのため、情報や分析が偏らないように3つのステップで分析するのが良いと思います。

様々な情報源を見ることが大事だね!

① 決算書を読む

ステップ1では決算短信や説明会資料などを読みます。

その中にある「貸借対照表(B/L)」や「損益計算書(P/L)」を読んで、どのくらいの借金を抱えているのか、資産には何があるか、利益はどのくらいか、などを分析します。

さらに、CF計算書を見て企業のキャッシュを生み出す力も確認します。

でも、決算書って難しそう…

決算書の読み方を詳しく学びたい方は、以下の記事で勉強できますよ。

あわせて読みたい:財務諸表とは?決算書類や財務の基礎知識をつけよう!(いろはに講義①)

② IRサイトを見る

IRサイトは企業のホームページにある、投資家向けのページのことです。

IRサイトを見ることで事業内容、経営理念、最新のニュースなどを押さえましょう。

特に最新のニュースでは、業務提携などの重要な情報も知ることが出来ます。

「適時開示情報」や「PR情報」とも呼ばれるワン!

ただ、サイトを細部まで見るのは大変です。

そのため、決算書などで基本を調べたうえで、気になるところが出てきたらサイトを調べる、という方法でも良いと思います。

③ プロの分析を参考にする

企業分析のやり方は分かったけど、間違ってないか不安…

確かに自分の分析だけだと、やはり正しいのかと不安になるものです。

そこで、プロの投資家やアナリストの分析を参考にするのは有力です。

僕は今回、ACSLの分析をするにあたり「ブリッジレポート」を参考にしました。

ただし、「プロが言っていたから正しい」ではなく、あくまで参考にしながら自分の意見を持つことも大事です。

ブリッジレポートは、アナリストが書いている無料のレポートだワン!

ACSL(6232)を実際に分析してみた

ACSLを分析

ACSLってどんな会社なの?

今回は、ACSLという会社を分析しました。

ACSLは、簡単に言えばドローン開発を専門に行う会社です。

代表取締役社長鷲谷 聡之
所在地東京都江戸川区臨海町3-6-4ヒューリック葛西臨海ビル
決算期12月
株価(9/30)2,311
時価総額(9/30)約281億円

企業概要は、以下の通りです。

2013年設立。

ドローンの「大脳」と「小脳」に該当する、独自開発のAP3制御技術を用いたドローンで郵送・物流ソリューション、インフラ点検ソリューション、防災・災害ソリューション、エマージング・ユースケースといった事業を手掛ける。

様々な用途に特化した産業用ドローンメーカー。

ドローン専門って、かっこいいね!

ACSLの事業内容

ACSLはあらゆる条件下での飛行に対応するようにドローンを設計しています。

携帯電話ネットワーク(LTE)を利用することで、ドローン操縦は目視外エリアでの操縦を可能にしているため、災害地域での有効活用も可能です。

ACSLのドローン
ACSL HPより

ACSLの業績

決算期売上高営業利益経常利益当期純利益
2018年3月(実)370-542-454-460
2019年3月(実)807-330-176-183
2020年3月(実)1,27815231239
2021年3月(実)620-1,139-1,081-1,511
2022年3月(予)2,500~3,000-700~-300-680~-280-685~-285
*予想は会社予想。単位:百万円。2021年3月期第3四半期から連結決算に移行。

新型コロナウイルス拡大と緊急事態宣言の長期化で受注の見送り、さらに研究開発費の負担も大きく、前期は大きな赤字となっています。

ただし、ACSLは自己資本比率が96%と高いので、財務的には安定していると思います。

ACSLの成長戦略と課題

ACSLは2020年8月に「ACSL Accelerate」を策定しています。

これは10年後の自らの姿を見据えたもので、実現に向けて日々活動しています。

10年後に目指す姿

  • 社会インフラ課題を解決するグローバル・パイオニア
  • 売上高1,000億円以上、営業利益100億円以上
  • 年間30,000台を生産する量産メーカー
  • デファクト・スタンダードで国を支える
  • 自律制御(小脳・大脳)の最先端技術開発
  • 業界最先端の優秀な人財の育成
  • 企業価値向上、財務KPI向上に絶えず取り組む会社

私もいつかACSLのドローンを使う日が来るのかも!

ACSLの課題は、「莫大な研究開発費」といった投資に対する大きなリターンを実現できるかどうか、ということだと思います。

今後もドローンの研究は続くと思われるので、研究開発費をすぐに下げることは難しいでしょう。

そのため、売上を伸ばすことが第一で、他のコストもできるだけ下げられるかどうかに注目したいです。

また、中長期的には研究開発費を製品コストに適正に転嫁できるかが鍵になりそうです。

実際に分析してみた感想

四季報だけ見ると、ACSLは営業キャッシュフローが大きくマイナスであり、またROEもマイナスであるため、一見投資する前に警戒してしまう企業でした。

しかし、実際に分析してみるとACSLはこれから大きく成長する可能性のある企業だと気づくことができました。

財務や利益構造を分析するのももちろん大切ですが、同社の10年後に目指す姿や現在のソリューションを見て、日本の未来を背負う可能性がある会社だと感じました。

四季報だけでは分からないこともたくさんあるんだね。
やっぱり企業分析って大事だね!

【まとめ】投資家大学生への道

(まとめ)投資家大学生への道

今回の自分の企業分析のステップを振り返ると、以下の通りでした。

  • 企業のホームページを見て事業内容を知る
  • 決算書を読む
  • IR資料を読む
  • ブリッジレポートを読む

ステップの順番には個人差があるかもしれませんが、手に入れた情報の中に特別なものは全くなく、全て無料で手に入るものです。

ACSLは用途に特化した産業用ドローンを専門的に扱っている企業で、ドローンは将来的に大きな需要が見込まれます。

しかし、その将来性は企業分析をしないと気付けないものでした。

今回の企業分析によって企業の新たな一面が次々に分かり、とても楽しかったです。

就活にも応用できそうだね!

日本株投資を本格的にやるには、企業分析が必要です。

いろはに投資の記事やブリッジレポートを参考にしながら、ステップを踏めば誰でもできますよ!

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※本記事はあくまでも著者自身の投資スタイル、経験、考えを記したものです。そのため、特定の投資手法や銘柄を推奨するものではありません。
※本記事は大学生や特定の方々に対し投資を推奨、勧誘するものではございません。投資の判断は自己責任で行いましょう。


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