FXの自動売買は少額からスタートできる！メリット・デメリットやおすすめ口座を紹介

FXの自動売買は手動で注文を出す「裁量取引」と比べ、自動でトレードを行ってくれるのが魅力です。

とはいえ自動売買を始めてみようと思っても、「資金が多くないとできなさそう…」と思っている方も多いはず。

結論として、FXの自動売買は少額からスタート可能ですが、少額ならではの注意点もあるため理解を深めておくのが大切。

今回はFXの自動売買を少額からスタートする際のコツやメリット・デメリットまで、初心者向けに解説します。

FXの自動売買とは

FXの自動売買とは、あらかじめ定義された取引パターン（アルゴリズム）を用いて、注文を自動化する取引ツールです。

取引のエントリータイミングと決済タイミングを、アルゴリズムによって指定します。

もし為替相場が急激に変動しても、既定のプログラムに従って取引が続行されるため、感情的な影響を受けずに取引できるのが人気です。

自動売買の基本情報として、まず覚えておきたいのが以下の2つ。

以下で詳しく確認していきましょう。

裁量取引との違い

裁量取引とは、投資家が自身の意思決定に基づいて金融取引を実行する方法です。

FXの自動売買と裁量取引の主な相違点を、以下の表にまとめました。

	自動売買	裁量取引
売買方法	自動	手動
利益確定するタイミング	逃すことなく適切に行われる	取引を行っていない間は逃す可能性がある

裁量取引は自らが考えて取引を行う必要があるため、FXの知識を深め、為替相場の分析スキルが向上しやすくなるでしょう。

しかし為替相場の分析に時間がかかりすぎたり、取引を行っていない間に利益を確定する機会を逃したりするという欠点も。

一方で自動売買は相場分析の時間を減らし、利益確定のタイミングを逃さない利点があります。

自動売買で使われる専門用語

自動売買を理解し活用するためには、関連する専門用語についての基本的な知識が必要です。

以下の表に、自動売買に関連する主要な専門用語と意味を記載したので、参考にしてみてください。

自動売買で使われる用語	意味
プロフィット・ファクター	トレードの期待値のこと。 純利益÷純損失
最大ドローダウン	自動売買を行なっている間に起こりうる最大の損失額のこと。
ロジック	売買タイミングや通貨ペアなどの取引ルール、戦略のこと。
バックテスト	過去のチャートを参考に自動売買を評価すること。

FXの自動売買は少額から始められる？

自動売買は数万円あれば、誰でもスタートできます。

実際、インヴァスト証券が運営するトライオートFXは1,000通貨単位で取引できるため、主要通貨である米ドル円などは1万円あれば取引自体は可能です。

しかし、FXの自動売買をするのであれば最低でも10万円程度は用意したいところ。

というのも、自動売買は複数のポジションを同時に保有し、一定期間は含み損に耐えられる資金も必要になるためです。

また、資金が足りないと無駄にロスカットされて損失が発生したり、新たなポジションを建てられず利益のチャンスを逃したりしてしまいます。

少額でFXの自動売買するメリット3選

ここからは少額でFXの自動売買をするメリットを3つ紹介します。

以下で詳しく解説します。

①資金負担が少ない

大量の資金を投入することなく、自動売買のシステムを利用して投資できます。

少額投資であれば、大きな資金を必要とせずとも、無理なく気軽にトレードを始められるのが魅力。

リスクの高い取引への参入障壁を下げ、FX市場での経験を積めるでしょう。

また、自動売買システムは投資家が寝ている間でも取引を続けるため、限られた資金でも効率的に利益を追求できます。

そのため、FX取引の独自の戦略を試し、自身の投資スキルを向上させる良い手段となります。

②大きな損失を出すリスクを抑えられる

少額投資による自動売買は、あらかじめ決めたルールに基づいて売買を行うため、大きな損失を出すリスクを抑えられます。

たとえば1,000通貨単位で取引する場合、130円で買った米ドル/円1万通貨を129円で決済したときでも1,000円の含み損に留まりますが、1万通貨なら1万円の含み損です。

FX初心者が1万円前後の損益を日常的に繰り返すのは、メンタル的にキツイ部分があります。

1,000通貨なら、仮に2～3円の損切りが発生しても、2,000～3,000円の損失のためメンタルにあまり響きません。

1,000通貨の取引なら、初心者でもメンタル的な安定感があるなかで取引可能です。

③さまざまなストラテジーを試せる

少額でFXの自動売買を行うことで、さまざまなストラテジーを試す機会を得られます。

例えば、1万円を5つの異なる戦略にそれぞれ2,000円ずつ投資することも可能。

資金を大量に投入すると、一度に一つの戦略しか試せない可能性があります。

しかし少額投資では、同時に複数の戦略のパフォーマンスを比較し、自身の投資スタイルに最適な戦略が見つかるでしょう。

少額でFXの自動売買をするデメリット3選

ここからは少額でFXの自動売買をするデメリットを3つ紹介します。

以下で詳しく解説します。

①ロスカットされやすくなる

少額でFXの自動売買を行う場合、マーケットの変動があった際には、ロスカットが発生しやすくなります。

保有資金が少ないと、一度に大きな損失を受けやすく、口座の資金がすぐに枯渇してしまいます。

その結果、強制的に取引が終了されてロスカットとなってしまうのです。

少額投資での自動売買では、ロスカットのリスクを適切に管理することが重要となります。

②狙える利益が少なくなりやすい

投資の世界において、リスクとリターンは一致します。

少額投資は損失を出してしまった際の金額が少なく済む一方で、大きな利益を出すことは難しいです。

たとえば1,000通貨単位で取引する場合、130円で買った米ドル/円1万通貨を131円で決済したときでも1,000円の含み益ですが、1万通貨なら1万円の含み益です。

③緊張感がなくなりやすい

少額でFXの自動売買を行う場合、投資への緊張感や意識が薄れる傾向があります。

たしかに大きな損失を被る可能性が低い点はメリットですが、それと引き換えに投資の重要性や真剣さがどうしても希薄になりがち。

緊張感がなくなると、市場の動きを冷静に分析し、必要な時に取引ルールを見直すといった重要な行動がおろそかになる危険性があります。

自動売買システムは便利ですが、全てをシステムに任せると、自身の投資スキルが鈍る可能性もあります。

緊張感の喪失は投資家の学習機会を奪い、長期的な投資成績に悪影響を及ぼすかもしれません。

少額のFX自動売買で稼ぐコツ3選

ここからは少額のFX自動売買で稼ぐコツを3つ紹介します。

以下で詳しく確認していきましょう。

①余裕をもって入金しておく

少額のFX自動売買で稼ぐためには、始めにある程度の余裕を持って入金し、資金管理を徹底しましょう。

投資できる資金を常に把握しているため、精神的にも余裕が生まれて冷静な取引が可能に。

余裕資金を確保しておくことで、予期せぬ損失に直面した場合でも、取引を続けられるでしょう。

一方で、資金管理を怠ると思わぬ損失で気持ちに余裕がなくなり、さらに損失額が大きくなる悪循環に陥ってしまうかもしれません。

②損切りラインを決める

損切りとは、保有している通貨が一定の値下がりをした時点で売却を行うことを指します。

損切ラインを設定することで、大きな損失を抑えられるため、投資する前に決めておくことが重要です。

適切に損切りができていれば、資産が残るため次のチャンスを狙い収支をプラスにすることも可能です。

そのため、トレードで利益を出すには損切りルールを決めて損切りすることが大切なポイントになります。

③キャンペーンを活用する

FX業者が提供するキャンペーンを活用して、取引コストや損失リスクを減らして利益を出しましょう。

例えば、以下のようなキャンペーンがあります。

FX業者によっては、数十万円のキャッシュバックを実施していることもあるので、随時情報をチェックしておきましょう。

少額でのFX自動売買ならトライオートFXがおすすめ

自動売買の種類	リピート系注文
取引通貨	17種類
最小取引単位	1,000通貨
取引手数料	新規、決済ごとにマークアップ手数料あり 1万通貨未満：新規2.0pips／決済2.0pips 1万通貨以上10万通貨未満：新規1.0pips／決済1.0pips
口座維持管理費	無料
スマホアプリ	あり
サポート	あり（電話、メール）
公式サイト	https://www.invast.jp/

裁量取引と自動売買の両方を一つの取引口座で運用できるのが、インヴァスト証券のトライオートFX。

1,000通貨単位での取引のため、投資資金を抑えて自動売買できます。

簡単な設定で自動売買を始められる初心者向けの「セレクト」の他に、自分で細かく設定できる自動売買上級者向けの「ビルダー」があります。

そのため、自動売買をこれから始める方だけでなく、自分でカスタマイズしてみたい方にもピッタリです。

また、トライオートFXでは口座開設する際に、ETFの自動売買ができるトライオートETF口座も同時開設可能。

FXだけでなく他の投資商品にも興味のある人は、同時に口座開設しておくといいでしょう。

当メディアでは、トライオートFXの運営担当者に直接インタビューした記事も無料公開しているので、興味を持った方はぜひご覧ください。

トライオートFXを運営する担当者に取材した記事も公開中なので、より深く魅力を知ってから利用したい方は必読です。

トライオートFXは15～30万円は元手として必要

設定を自分で組めれば、少額から投資することは可能です。

ただ、少額からの投資はおすすめできません。

というのも、ある程度の余力を持って自動売買を運用しないとロスカット発生のリスクが発生し、結果として利益につながりにくくなるためです。

上記を加味した上で推奨証拠金に焦点をおき、具体的な金額として最低でも15万円〜30万円は必要です。

FXの自動売買の少額に関するよくある質問

ここからは少額でFXの自動売買をするデメリットを3つ紹介します。

以下で詳しく解説します。

自動売買の最低入金額はいくら？

自動売買は数万円あればスタートできます。

とはいえ、利益を狙うなら最低でも10万円、できれば30万円用意することをおすすめします。

トライオートFXだと儲からない？

トライオートFXは実績も十分にあり、初心者を含めて儲かる可能性があります。

とはいえ覚えておきたいのが、短期的な儲けを狙うよりは、中長期的な利益を狙うサービスであること。

そのため短期的なトレンド相場で稼ぎたいと考えている方には、儲からないと感じるかもしれません。

トライオートFXの設定でおすすめはどれ？

トライオートFXの設定でおすすめなのは、「自動売買セレクト」を使うことです。

すでに設定されているプログラムを選ぶだけで自動売買が始められるため、FX知識の少ない初心者も安心して始められます。

プログラムの選択で悩んだ時は、ひとまず収益率ランキングの高いものを採用するのも手ですよ。

【まとめ】FXの自動売買で少額からスタートしてみよう！

この記事では、少額からFXの自動売買をするメリット・デメリットやコツなどを解説しました。

最後に、この記事の3つのポイントを確認しましょう。

FXの自動売買を使っても、必ず利益が出るとは限りません。

ただし、上手く活用すれば裁量取引よりも儲かるチャンスがあるのも事実です。

本記事を参考にして利益を出すコツを取り入れつつ、長期目線での利益を狙って自動売買をスタートしましょう。