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エクサウィザーズ(4259)【IPO上場企業紹介・初値予想】

2021年12月には32社が新規上場予定となっています。

今回は、12月23日に東証マザーズに上場予定のエクサウィザーズ(4259)をご紹介。

株式会社エクサウィザーズは2016年に設立された、AIを活用して顧客企業の業務効率化や課題解決を支援している企業です。

想定時価総額は約912億円で、東証マザーズに上場します。

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IPO概要・初値予想

まず、エクサウィザーズの初値予想、およびIPO概要について以下の4つを解説していきます。

  • IPO評価・初値予想
  • 取り扱い証券
  • 日程・価格
  • 株主構成

同社を購入検討している方は、ご確認ください。

IPO評価・初値予想

IPO評価:C(予想レンジ1.0~1.3倍)

事業内容がAI関連であることや、過去の売上成長が順調であることから、事業の内容、成長性共に高く評価できます。

一方、公募割合が低いことや吸収金額が大きいことから需給の面では、初値の上昇は見込みづらいと考えられます。

これらの点から、IPO評価:C、予想初値レンジ:1.0~1.3倍と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

IPO評価対応表
詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

取り扱い証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は以下の通りです。

証券会社名割当率割当株数
SMBC日興証券(共主)65.74%21,304,700株
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共主)29.69%9,622,300株
みずほ証券1.83%592,100株
大和証券1.83%592,100株
SBI証券0.64%207,200株
楽天証券0.27%88,800株
※共同主幹事

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日程・価格

IPOの日程は以下のようになっています。

抽選申込期間12月8日(水)~12月14日(火)
当選発表日12月15日(水)
購入申込期間12月16日(木)~12月21日(火)
上場日12月23日(木)

続いて、価格は以下のようになります。

仮条件1,050円-1,150円
公募価格1,150円
初値1,030円

大株主

株主の状況は以下のようになっています。

株主名比率
春田 真10.64%
古屋 俊和10.11%
(株)ベータカタリスト10.03%
(株)INCJ7.96%
アイエスジーエス1号投資事業有限責任組合7.85%
D4V1号投資事業有限責任組合5.74%
坂根 裕5.45%
石山 洸(社長)4.83%
竹林 洋一4.53%
浅谷 学嗣2.19%

企業概要

事業内容

同社は、「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」をミッションに掲げ、独自開発のAIアルゴリズムと、様々な業界や業務に関する知見を組み合わせたAIサービスを顧客企業に提供しています。

同社のAIサービスにより、顧客企業は業務効率化や多様な領域における社会課題の解決を行うことができます。

同社の事業は、①AIプラットフォーム事業、②AIプロダクト事業の2つに分かれています。

また、2つの事業を通じて得た独自開発のAIアルゴリズムと、様々な業界や業務に関する知見やデータを「exaBase」に蓄積することで、同社はAIサービスの質をさらに向上させることができます。

①AIプラットフォーム事業

AIプラットフォーム事業では、AIプラットフォーム「exaBase」に蓄積されたデータ基盤を活用したコンサルティング、アルゴリズム・ソフトウエア開発を各顧客企業に合わせて提供しています。

具体的な案件事例として、ヤマトホールディングス株式会社に対して貨物の需要予測を提供し、社員一人当たり営業収益を高める支援を行いました。

②AIプロダクト事業

AIプロダクト事業では、多くの企業が抱える共通した業務課題に向けて、業務プロセスに簡易に導入・活用可能なAIソフトウエアを提供しています。

同事業が提供しているプロダクトの例として、「exaBase 予測・分析」があります。
「exaBase 予測・分析」とは、プログラミングなしで誰でも簡単にAIを用いたデータ分析・予測ができるツールです。

決算情報

続いて、同社の業績を見てみます。

売上高は順調に成長しています。

同社は、企業のDXの推進やAI活用に係る高い投資意欲を、同社の質の高いAIサービスによって新規受注として獲得することで事業成長を実現しています。

一方で、事業拡大に伴う人件費の増加や、AI技術への先行投資によって経常利益は赤字になっています。

同社は現在投資フェーズであり、当期純損失は拡大を続けています。

同社の赤字は売上成長のための赤字だから、長期的な目線で評価することが重要だよ!

いろはにマネーの投資診断

経営陣

同社の役員は10名おり、その中から抜粋で役員の経歴を紹介します。

石山 洸 代表取締役社長

2006年4月 株式会社リクルート入社
2014年4月 株式会社リクルートホールディングスR&D本部メディアテクノロジーラボ室長
2015年4月 同社R&D本部 Recruit Institute of Technology推進室 室長
2017年3月 デジタルセンセーション株式会社 取締役
2017年4月 国立大学法人静岡大学 客員教授
2017年10月 当社 代表取締役社長(現任)
2018年4月 国立大学法人東京大学未来ビジョン研究センター 客員准教授(現任)

春田 真 取締役会長

1992年4月 株式会社住友銀行(現・株式会社三井住友銀行)入行
2000年2月 株式会社ディー・エヌ・エー入社
2000年9月 同社 取締役総合企画部長
2011年6月 同社 取締役会長兼執行役員
2015年4月 株式会社ベータカタリスト 代表取締役CEO(現任)
2016年2月 当社(旧商号:株式会社エクサインテリジェンス)設立代表取締役
2017年10月 当社 代表取締役会長
2018年3月 株式会社BeeEdge 代表取締役社長(現任)
2018年11月 当社 取締役会長(現任)
2019年4月 国立大学法人静岡大学 客員教授
2020年6月 株式会社東京放送ホールディングス(現 株式会社TBSホールディングス)社外取締役(現任)

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は以下のページもご覧下さい。

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※本記事は2021年12月21日時点の情報を元に作成されています。
※本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他紹介企業等の意見を代表するものではありません。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の商品や手法を推奨するものではありません。投資に関する意志決定はご自身の判断にてお願い致します。


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