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ナスダック100はおすすめしない?特徴やリスクをわかりやすく解説!

・ナスダック100ってどんな特徴があるんだろう?
・ナスダック100は投資先としておすすめ?

このようなお悩みを解決します。


この記事の結論

  • ナスダック100はハイリスクなので基本的にはおすすめできない
  • 同じ米国株式でもS&P500やオルカンがおすすめ

ナスダック100とは、ナスダック市場のうち、流動性と時価総額が高い上位100銘柄を時価総額加重平均算出した株価指数のこと。

世界経済を牽引する米国ハイテク企業などから構成されており、その高い成長性から人気の投資対象となっています。

だけど、ナスダック100はリスキーで微妙って口コミも見たから、実際どうなのか不安…。

投資を真剣に検討するなら、おすすめの理由とおすすめできない理由どちらも知っておきたいですよね。

そこでこの記事では、ナスダック100は果たして投資におすすめなのかわかりやすく解説していきます。

執筆:いろはにマネー編集部
執筆:いろはにマネー編集部

いろはにマネーは、20年以上にわたり投資家向けサービスを提供する株式会社インベストメントブリッジが運営しています。
株式や投資信託などの投資経験があるメンバー、仮想通貨投資経験者、20枚以上のクレカ保有者、証券アナリスト試験合格者など、それぞれの記事領域に見識の深いメンバーが運営しています。
X(旧Twitter):@IrohaniMoney

ナスダック100はおすすめしないって本当?

ナスダック100_おすすめしない_理由

投資には必ずリスクが伴います。

特に、ナスダック100は高リターンが期待できる分リスクも比較的高め

よりハイリスクな分、ナスダック100はおすすめできないという意見もあります。

投資を検討する前に、ナスダック100に投資するリスクは知っておいたほうが良いでしょう。

主なリスクとして知られるのは以下の二つ。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ボラティリティが高く扱いが難しい

ナスダック100に投資をする上で、まず注意しておきたいことはボラティリティの高さです。

ボラティリティが高いということは、簡単に言うと価格変動が激しくリスクが大きいということ。

また、ナスダック市場はアメリカの市場と強く連動しているため、予測しにくい価格変動もしばしばおきます

そのため、ナスダック100の扱いは非常に難しく、上手く扱っていくためにはある程度の経験や知識が必要です。

以下は2024に入ってからのNASDAQ100の値動き。

短期間で何回も乱高下を繰り返しているね…

このように価格が激しく動くと、精神的な負荷がかかりやすく、正常な判断ができなくなることも。

また、価格の急落が珍しくないため、暴落の予兆に気付きにくいというデメリットもあります。

高いボラティリティの中利益を出すのはプロの投資家でも難しいため、初心者はなるべく避けたほうがよいと言えるでしょう。

リスクの分散度合いが低い

ボラティリティの他に、ナスダック100はリスクの分散度合いが低いというデメリットがあります。

ナスダック100と他の代表的な株価指数を比較してみましょう。

構成銘柄数
ナスダック100100銘柄
S&P500500銘柄
日経平均225銘柄
TOPIX2160銘柄
MSCIオール・カントリー
・ワールド・インデックス
2464銘柄
4/2時点

ナスダック100は圧倒的に構成銘柄数が少ないね!

指数の構成銘柄が少ないということは、それだけ投資先が集中しているということ。

したがって、ナスダック100は他の代表的な株価指数と比べても投資先が限定的で、リスク分散がしづらい投資先だといえます。

また、銘柄の構成比率にも注意しなければなりません。

以下は2023年12月末時点の構成比率です。

銘柄業種比率
アップル情報技術9.2%
マイクロソフト情報技術8.6%
アマゾン一般消費財
サービス
4.8%
ブロードコム情報技術4.1%
メタ・プラットドームズコミュニケーション
サービス
3.8%
エヌビディア情報技術3.8%
テスラ 一般消費財
サービス
3.7%
アルファベット(クラスA)コミュニケーション
サービス
2.5%
アルファベット(クラスC)コミュニケーション
サービス
2.5%
コストホールセール生活必需品2.3%
アドビ情報技術2.2%
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ情報技術1.9%
ペプシコ生活必需品1.9%
ネットフリックスコミュニケーション
サービス
1.7%
インテル情報技術1.7%
ニッセイアセットマネジメントより

構成上位銘柄のほとんどを米国株が占めており、業種もテクノロジーにやや偏っています。

また、ナスダック100には金融銘柄が組み込まれていないのも特徴です。

中でもマグニフィセント7が大きな割合を占めているね!

投資先が集中しているとハイリターンが狙える反面、リスクも当然高くなります。

特に、ナスダック100はアメリカの政治や情報技術の革新に影響を受けやすいので注意が必要です。

投資初心者のうちは分散投資が基本戦術となってくるので、ナスダック100への投資はしっかりと知識をつけてからにするよう心がけましょう。

【投資家に質問】ナスダック100はおすすめ?おすすめしない?

NASDAQ100-answear-unrecommende

ナスダック100はリスクもリターンも大きいため、投資するか迷う方も多いと思います。

そこで今回は、いろはにマネー独自で、おすすめ派とおすすめしない派の方それぞれにお話を聞きました。

投資家の生の意見は、よい判断材料になるね!

ナスダック100はおすすめという意見

僕はナスダック100をおすすめします!

ナスダック100はなんといっても短期間で大きなリターンを狙えるのが魅力的ですね。

もちろんボラティリティは高いですが、それは裏を返せば売買益を狙う機会も多いということ。

しっかりと情報収集をして市場を見極めることができれば、より効率的に資産を増やすことができます。

米国テクノロジー株は地力が強い企業が多く、短期売買目線で多少の誤算があったとしても、長期的にはリカバリーが効く可能性が高いというのもポイントです。

情報のアンテナが高く、相場をある程度見通す知識がある投資家にはおすすめだと言えますね。

ナスダック100はおすすめしないという意見

私は、ナスダック100はおすすめしません。

なぜなら価格変動が激しく、リスクが大きいからです。

価格変動が大きく、大きなリターンを狙っていけることは一見魅力的に思えるかもしれません。

しかし、リターンとリスクは常に隣り合わせであり、大きなリターンの裏には必ず大きなリスクがあります。

こういったハイリスクハイリターンの投資を初心者の方におすすめすることはできません

まずはオルカンやS&P500などに投資をし、安定した資産形成を目指していくことがおすすめです。

ナスダック100の投資信託は?他の投資信託を比較

NASDAQ100-hikaku-unrecommende

さて、ややハイリスクとされるナスダック100ですが、ナスダック100に連動する投資信託はどのぐらいあるのでしょうか。

以下でナスダック100に連動する代表的な投資信託や、ナスダック100と似た特徴を持つ投資信託を見て見ましょう。

ナスダック100に連動する投資信託

ナスダック100に連動するよう設定された代表的な投資信託には以下のものなどが挙げられます。

信託報酬純資産額リターン(6ヶ月)リターン(1年)
eMAXIS NASDAQ100インデックス0.44%以内1,014.62億円+25.84%+60.06%
ニッセイNASDAQ100インデックス0.2035%1,261.89億円+26.00%+60.55%
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス0.495%1,091.68億円+25.82%+60.00%
4/5現在 SBI証券より

ニッセイが信託報酬・純資産額・リターン全てで他の投資信託に勝っているね。

リターンや純資産額に大きな差はないものの、ニッセイNASDAQ100インデックスのみ信託報酬が0.2%台と、他と比べて大きくリードしています。

ナスダック100への投資をするなら、ニッセイの投資信託を選ぶのが最もお得であると言えるでしょう。

ナスダック100とS&P500の違いは?

ナスダック100は主に米国ハイテク株を中心に構成されていますが、よく似た株価指数としてS&P500が挙げられます。

以下はS&P500に連動する投資信託として有名なeMAXIS Slim S&P500の構成上位銘柄です。

マイクロソフト6.9%
アップル6.1%
エヌビディア4.4%
アマゾン3.6%
メタ・プラットフォームズA2.5%
アルファベットA2.1%
バークシャー・ハサウェイB 1.7%
イーライリリー1.4%
ブロードコム1.3%
アルファベットC1.3%
2024年3月末時点
月間レポートより

金融関連のバークシャーハサウェイ以外はナスダック100でも上位に入っている銘柄ばかりだね!

ナスダック100とS&P500どちらもアップルやマイクロソフトをはじめとするテクノロジー株が大部分を占め、値動きも概ね一致しています。

過去3年の値動きは以下の通り。

SP500_2024-04-05_11-35-34
青:S&P500、橙:NASDAQ100
TradingViewより

基本的には近似した値動きをしますが、上がり幅、下がり幅ともにナスダック100が大きく、チャートからもボラティリティが高いことが伺えます。

より資産を分散しているS&P500の方が、値動きも緩やかで底堅く推移しているため、初心者におすすめであると言えるでしょう。

S&P500と比べると、ナスダック100は「上がりやすく下がりやすい」ワン!

ナスダック100とQQQの違いは?

ナスダック100について調べていると、よくQQQという文字も一緒に目にするのではないでしょうか。

QQQとは、Invesco QQQ Trust Series 1の略称で、インベスコ社が運用するETF商品を指します。

QQQはナスダック100に連動するETFとして設定され、純資産額は世界でもトップクラスだワン!

QQQの値動きは基本的にナスダック100と一致するので、ニッセイやeMAXIS、iFreeなどの投資信託とそこまで違いはありません。

一方で、ETFでの信託報酬にあたる経費率は0.2%に抑えられており、大半のナスダック100連動型投資信託よりもお得に投資ができます

ただし、投資信託と異なり1株あたり約5万円を超える額からの投資となるため、少額から投資したい人には投資信託がおすすめです。

ナスダック100よりもおすすめの商品

ナスダック100_よりも_おすすめ

短期間で大きな利益を狙えるのがナスダック100の魅力ですが、やはりその分のリスクは高く、投資初心者の方にはあまりおすすめができません。

初心者のうちは分散投資が鉄則

ナスダック100への投資は、知識や経験が十分についてからでも遅くはないよ!

そこで、以下では分散投資をしつつ、しっかりとリターンも狙える銘柄を2つほど紹介します。

共にナスダック100よりも初心者に向いた銘柄となっているので、ぜひ参考にしてください。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

1つ目は、先ほどもナスダック100と似ている指数として名前が上がったS&P500の投資信託です。

前述した通り、どちらも米国ハイテク株が中心となっているものの、S&P500の方が取り扱い銘柄が多く、より分散投資に向いています。

値動きにより安定感がある他、信託報酬も0.09372%とナスダック100に比べて圧倒的に安いので、初心者の投資先としては鉄板の商品と言えるでしょう。

S&P500についてより詳しく知りたい方は「【評価】eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の利回り・デメリットは?初心者の積立におすすめ?」も併せてご覧ください。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

2つ目は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、通称オルカン。

SBI証券の投資信託ランキングでは何回も1位に輝いている大人気の商品です。

orukan_for_NASDAQ100
SBI証券より

オルカンも米国ハイテク株が中心とはなってきますが、ナスダック100やS&P500と比べて比率は低く、その分全世界の株式に分散投資ができます。

信託報酬は0.05775%と投資信託の中ではトップクラスに安く、年間リターンも約40%と高水準です。

より広範に分散投資ができるため、ナスダック100やS&P500よりも更に安定した運用を目指したい方には特におすすめの商品となっています。

オルカンについてより詳しく知りたい方は「【評価】eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の利回り・リターンは?」も併せてご覧ください。

初心者にはナスダック100以外がおすすめ

ナスダック100は米ハイテク株への集中投資に寄っており、大きなリターンが狙えるもののリスク分散がしづらい銘柄です。

初心者のうちは分散投資が基本戦術。

同じ米国株中心の投資でも、よりリスクを分散できるオルカンやS&P500の方が初心者に合っていると言えるでしょう。

ハイリスクハイリターンの取引が魅力的に思えることもありますが、あくまでも、自分の経験や資産、生活スタイルに合った投資をするよう心掛けましょう。

自分がどれぐらいのリスクを背負えるかよく考えてから商品を選ぶのが大事だワン!

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