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アナリストによるタカショー(7590)の財務分析「2桁増収増益で市場拡大目指す」

アナリストによる財務分析では、投資初心者でも読みやすい「ブリッジレポート」をもとに様々な企業をご紹介しています。

今回は、ガーデニング事業を展開している株式会社タカショーをご紹介します。

※ブリッジレポートが掲載されている「ブリッジサロン」、「いろはに投資」ともに株式会社インベストメントブリッジが運営。

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タカショーはどんな会社?

タカショー 見出し1

まずは、タカショーの沿革や事業内容を確認していきましょう。

会社概要

株式会社タカショーは、1980年に設立されました。

同社は、商品の企画から製造、販売までを一貫して手掛けるグループ力を強みとし、日本においても確立した市場となりつつある「ガーデニング市場」のリーディングカンパニーです。

「やすらぎのある空間づくり」をコンセプトに、心身の健康と家族の笑顔ある暮らしの提供を目指しています。

代表者などの概要は以下の通りです。

代表取締役社長高岡 伸夫
所在地和歌山県
決算期1月
株価(5/11終値)698円
時価総額(5/11時点)12,233百万円
時価総額算出に用いた発行済株式数は自己株式を控除したもの

事業内容

タカショーはプロユース部門ホームユース部門の2つの事業に分かれています。

これらの事業を、詳しく見ていきましょう。

プロユース部門

この事業は、PROガーデンエクステリア分野、コントラクト分野、LEDソリューション事業の3つに細分化することができます。

まず、PROガーデンエクステリア分野では、戸建(新築、リフォーム)、ハウスメーカー向けに庭のパッケージを提案しています。

現在、国内には総住宅戸数が5,209万戸、空き家が848万戸あるとされています。

同社としては庭のパッケージを提案し、総住宅戸数の1%を庭と仮定し、それに1件当たりの費用約30万円を掛けた、約1,800億円の潜在市場を狙っています

売上高と比較すると約9倍近くも大きな市場で、今後のさらなる収益拡大が見込めそうだね!

同社は商品だけでなく、DXを駆使した販売チャネルで販売方法にも工夫を施しています。

様々な角度から同社製品をWeb上でリアルに体験できる「タカショーVRパーク」によって、O2Oマーケティングを実施しており収益拡大に貢献しています。

次に、コントラクト分野では公共事業や商業施設などの非住宅向けに庭のパッケージを提案しています。

具体的には、オフィスビル、医療施設、公共施設、宿泊施設など、幅広い場所で利用されています。

広島東洋カープの本拠地のMAZDA Zoom-Zoomスタジアムでも使われているんだワン!

このコントラクト分野の市場は非常に大きく、14兆円もの市場規模と言われています。

今後さらなる潜在的な成長が眠っているんだね!

最後に、LEDソリューション事業では、屋内外の照明器具とイルミネーションの販売をしています。

この分野は3つの中で規模としては最も小さいですが、イルミネーション等は今後の新型コロナウイルスの感染状況改善によって、成長するのではないでしょうか。

ホームユース部門

この事業は、大きくホームセンター(GMS)事業とe-コマース事業に分けることができます。

ホームセンター事業では、趣味趣向に合わせたDIYグッズやガーデニンググッズを販売しています。

敷地面積が約30,000坪もの巨大自社工場を中国に構えており、10万アイテム以上の自社ブランドや大手ホームセンターのPB商品を生産しています。

PB商品の増加が利益率の向上につながっているんだね!

e-コマース事業では、自社サイトや他社ECサイトにて、ガーデニンググッズを販売しています。

国内外に販売網を拡大しており、ターゲット市場規模は、アメリカ約5兆円、インド約4.7兆円、イギリス4兆円、ドイツ2.3兆円など、計17.2兆円に及びます。

同社の売上はアメリカ9.3億円、イギリス9.8億円と今後のポテンシャルは非常に大きいんだね!

直近の業績・事業戦略

タカショー 見出し2

続いて、タカショーの2022年1月期業績と財務状況、今後の事業戦略について見ていきましょう。

業績:2022年1月期本決算

まず、最新の業績を見てみましょう。

売上高は前期比12.4%増の207億81百万円、営業利益も前期比27.4%増の14億74百万円となり、2桁増収増益となりました。

新設住宅着工戸数が持家・貸家・分譲住宅の全分野で増加傾向であり、ステイホームによる庭での暮らし方の変化もあり、着実に収益を伸ばすことに成功しました。

また、同社WEBショールームで商品を体験した後に、全国各地にある自社ショールームでクロージングするビジネスモデルで差別化に成功することができました。

国別の売上高では全ての地域で増収となり、米国では前期比132.7%増の9億37百万円でした。

各地域での増収の理由は、ホームデポやコストコを始めとするアメリカの有力店や、ヨーロッパ、オーストラリア等における有力店との取引が拡大したためです。

また、e-コマース分野におけるアマゾンや自社サイトにおいて、製造主が発送を実施するドロップシップ方式による販売で効率化が進み、収益を押し上げる形になりました。

海外売上比率も上昇傾向にあり、今後さらに注力していくようです。

今後の事業戦略

続いて、今後の事業戦略について見てみましょう。

タカショーは22/12期から26/1期まで中長期計画を公表しています。

タカショー 中長期計画
(決算説明会資料より)

中長期計画を基にした施策や成長投資によって、外部環境の変化に対応し、26/1期には売上高300億円、経常利益25億円を計画しています。

さらに長期的には、30/1期に売上高500億円、経常利益50億円、50/1期に売上高1000億円、経常利益100億円を計画しています。

セグメント別で見ると、海外での事業売上を約10倍にする目標があるんだね!

\プロのアナリストが執筆/

財務分析

タカショー財務分析

次に、財務状況について見てみましょう。

総合評価:A

収益性:B →利益率は1桁なものの、粗利率が40%超えと高水準で、業界でも上位。

成長性:A →売上高は微増傾向だが、利益及びEPSが大きく上昇し、株価へ好影響。

安全性:A →短期、長期共に安全性が高く、自己資本比率も50%超えと高水準。

効率性:A →目安の8%には惜しくも届いてないが、CCCが短くCFが流動的。

※総合評価は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

収益/成長/安全/効率財務指標数値評価(S-C)
【収益性】売上総利益率43.6%A
営業利益率7.1%C
経常利益率7.4%C
当期純利益率4.8%C
【成長性*】売上高成長率4.4%C
営業利益成長率24.8%A
経常利益成長率27.9%A
EPS成長率44.8%S
【安全性】流動比率159.6%A
当座比率101%A
固定比率59.8%A
自己資本比率54.7%A
【効率性】ROA6.5%A
ROE7.7%B
ROIC5.5%B
CCC94日B
いろはに投資編集部が参考値として算出した数値が含まれており、実際の数値と誤差が生じている場合があります。
*成長性分析は過去5年のCAGRを使用

今後の注目点

タカショー 見出し3

同社は、15/1期から19/1期まで続いてきた先行投資負担と売上の伸び悩みという試行錯誤から、再度成長路線に乗ったように伺えます。

特に海外の市場規模は大きく、今後高い潜在的成長が見込まれているため、収益性の改善にも注目したいですね。

また、国内でのDXへの取り組みによって他社と差別化できていて、利益率の改善にも寄与しています。

こうした取り組みを海外でも上手く展開できるかどうかが、重要になってくるのではないでしょうか。

【まとめ】株式会社タカショー

タカショー 見出し4

今回は株式会社タカショーのアナリストレポートから、同社の事業内容や注目点などを簡単にご紹介しました。

株式会社タカショーについて詳しく知りたい方は、以下より無料でブリッジレポートをご覧いただけます。

\プロのアナリストが執筆/

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