
・たわらノーロード先進国株式って何?
・どの証券会社を使えばいいのかな?
・たわらノーロードと投資信託の関係って?
このような疑問を解決します。
この記事の結論
- たわらノーロード先進国株式は分散投資でリスクを抑えられる
- つみたてNISAとの相性が抜群
- 「為替ヘッジなし」の方が実績パフォーマンスは高い
「たわらノーロード」はアセットマネジメントOneが運用しているファンド(投資信託)シリーズです。
購入手数料が0円(ノーロード)で、国内外の株式投資、債券投資、リートなど様々なファンドがあります。
本記事では「たわらノーロード先進国株式」の特徴や利回り、積立投資などについて詳しく解説します。
記事の最後には、たわらノーロードを買うのににおすすめな証券口座を紹介しているワン!
たわらノーロードとは

サービス名 | たわらノーロード |
運営会社 | アセットマネジメントOne株式会社 |
買付手数料 | なし |
分配金 | なし(2022年6月28日現在) |
信託報酬 | 0.10989%(先進国株式の場合) |
扱っている投資信託 | ・TOPIX ・新興国株式 ・バランス(8資産均等型) ・国内リート ・全世界株式 ・日経225 ・先進国債権 ・先進国株式 ・先進国リート |
たわらノーロードはみずほフィナンシャルグループと第一生命が出資している日本大手の資産運用会社「 アセットマネジメントOne株式会社 」の投資信託です。
2000年6月に投資顧問業界における国内年金の契約資産残高が1位となり、2018年には国内外の公的並びに私的年金インデックス運用なども行っています。
有名な資産運用会社だね!
たわらノーロードは投資信託

投資信託を買う?どういう意味だろう
たわらノーロードの概要を見ると、「投資信託」と書いてあり、株式投資と何が違うのかよく分からない人もいるのではないでしょうか。
そこで投資信託について簡単に説明します。
投資信託(ファンド)
投資信託とは、投資家から集めた資産を投資信託会社が運用し、発生した利益を投資家に分配する金融商品の1つです。
投資信託には以下の2つの投資方法があります。
- インデックスファンド:低コスト・日経平均やS&P500などのインデックスに連動
- アクティブファンド:高コスト・インデックス以上のパフォーマンスを目指す
①インデックスファンド
インデックスファンドとは、日経平均やS&P500などの株価指標(インデックス)の値動きに連動する投資信託です。
株価指数と同じ銘柄、割合でポートフォリオを組むため、資産運用のプロの調査や銘柄選択の手間が省ける分、手数料をおさえることできます。
インデックスファンドなら日経平均やS&P500の銘柄を丸ごと買えるんだね
②アクティブファンド
アクティブファンドは市場平均を上回る運用成績を目指す投資信託です。
目標通りうまく運用することができれば、高いリターンを得ることができますが、運用に失敗するリスクもあります。
資産運用のプロが投資する銘柄を調査し、利益のために株式の売買を多く行うため、インデックスファンドに比べてコストが高くなります。
たわらノーロードはインデックスファンドだワン!
たわらノーロードのおすすめポイント

たわらノーロードをおすすめする一番のポイントは「販売手数料がゼロ(ノーロード)」という点です。
投資信託では大きく分けて3つの手数料がかかります。
- 販売手数料:入会金(投資信託の入口で必要な手数料)
- 信託報酬:年会費(投資信託保有中にずっと必要な手数料)
- 信託財産留保額:解約金(投資信託の出口で必要な手数料)
このうち、たわらノーロード先進国株式は販売手数料がかかりません。
そして、もう1つ注目してほしいのが、管理手数料(信託報酬)の安さです。
信託報酬は資産運用会社や運用方法によって異なりますが、インデックス運用の場合0.1%~0.5%と幅があります。
管理手数料で利益が20万以上変わる
管理手数料の違いでどのくらい金額が変わるかシミュレーションしてみましょう。
投資金額100万円、利回り5%で20年間運用
信託報酬 | 0.1% | 0.5% |
20年後の金額(例) | 2,659,145円 | 2,455,467円 |
信託報酬は投資家の利回りから差し引かれ、0.4%の差で約20万円の差がでます。
たわらノーロードの信託報酬は2022年6月28日段階で「0.10898%」と投資信託の中ではかなり安い分類に入ります。
1年ずつだと小さいけど、長い目で見ると大きな差になるワン!
管理手数料は安ければ良いというわけではありませんが、インデックス運用の信託報酬の中では、たわらノーロードはおすすめできる投資信託の一つです。
たわらノーロード先進国株式は2種類

たわらノーロードの先進国株式を調べたら2つあったけど・・・?
証券会社で「たわらノーロード先進国株式」を調べると以下の2つが該当します。

2つを比較すると、「為替ヘッジがあるか、無しか」で金額や管理手数料が異なります。
為替ヘッジとは
為替ヘッジとは為替取引を行うことで、円高・円安の為替変動による損益を回避すること
先進国株式のように海外の資産に投資を行う場合、基本的には外貨で行うため、株式の取引は日々為替の影響を受けます。
株式の価格が変わらなくても、円高・円安によって基準価格が上下することも。
為替ヘッジを行うと、為替の影響を受けずに株式投資を行うことができますが、為替ヘッジコストがかかります。
為替ヘッジありの方が為替ヘッジコストがかかる分、割高なんだワン!
結局どっちがいいの?
為替ヘッジのあり・なしのどちらが良いということはありません。
以下の違いを参考に、管理手数料を見てどちらか決めるとよいでしょう。
為替ヘッジあり | 為替ヘッジなし |
---|---|
・為替変動の影響を受けたくない人 ・今後円高になると考えている人 | ・為替ヘッジのコストの負担が気になる人 ・今後円安になると考えている人 |
円高や円安の影響を受けたくなければ為替ヘッジありが良いんだね
たわらノーロード先進国株式の評価・利回りは?

たわらノーロード先進国株式の評判が気になるよ

たわらノーロード先進国株式は日本を除く多くの先進国に投資を行う商品です。
主な投資先はアメリカで、その他イギリスやカナダ、スイスなどにも投資しています。
銘柄も豊富で、メインの業種はソフトウェアサービスや衣料品・バイオテクノロジー・ライフサイエンスなど幅広い銘柄を扱っています。
先進国株式とは
先進国株式は、日本以外の先進国(主にアメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・ドイツなどのG7)の株式を購入し、運用する投資信託です。
多くの銘柄に幅広く分散投資できるため、リスクを抑えることが出来ます。
それでは、たわらノーロード先進国株式の評価として、ここ数年の運用状況を確認してみましょう。
基準価格 | 利回り | 分配金 | 純資産総額 | 管理費用 | |
---|---|---|---|---|---|
為替ヘッジあり | 16,540円 | -9.8% | なし | 150.91 億円 | 0.22% |
為替ヘッジなし | 20,863 円 | 8.5% | なし | 1978.08 億円 | 0.10989% |
直近の1年を見ると、為替ヘッジなしの先進国株式は利回りが8.5%、為替ヘッジありが-9.8%なので、「為替ヘッジなし」の方が良い運用成績でした。
ただし、利回りはあくまで過去の実績、統計でしかないため、来年以降どうなるか誰も予想はできません。
そのため、たわらノーロード先進国株式を購入する場合は、純資産残高やコストなど、総合的に見て判断しましょう。
Twitterでの評判を見る
たわらノーロード先進国株式を購入した場合の20年後

実際にたわらノーロード先進国株式を購入した場合、20年後にどのくらいの利益になるのかシミュレーションをしてみましょう。
- たわらノーロード先進国株式(為替ヘッジなし)に毎月3万円積立投資
- 利回りは過去1年(6月29日時点)の実績+7.51%を考慮し、+3.0%、+5.0%、+8.0%の3パターンを想定
年利回り | 投資元本 | 最終積立金額 | 投資利益 | リターン(%) |
---|---|---|---|---|
+3.0% | 720万円 | 約985万円 | 約265万円 | +36.8% |
+5.0% | 720万円 | 約1,233万円 | 約513万円 | +71.2% |
+8.0% | 720万円 | 約1,767万円 | 約1,047万円 | +145.4% |

毎月3万円が、1,000万円になるのか!
もちろん年利回りは毎年変動しますし、過去の実績が今後も続くとは限りません。
ですが、年利回りが+3.0%~+8.0%で推移すれば、最終的なリターンが1,000万円近くになるのは嬉しいですね。
参考情報として、たわらノーロード先進国株式(為替ヘッジなし)の過去のリターンを載せておくワン!
期間 | リターン |
---|---|
1カ月 | +0.96% |
6カ月 | -4.57% |
1年 | +7.51% |
3年 | +60.42% |
5年 | +81.10% |
設定来 | +106.38% |
たわらノーロード先進国株式はつみたてNISAと相性がいい

投資のコツは「安く買って、高く売る」というのが基本となります。
それはわかっているけど、簡単にはいかないよ
たしかに、安く買って高く売るタイミングというのは投資のプロでも厳しく、副業で時間が限られている中で行うのはなかなか難しいですよね。
そこで注目されているのが「投資信託×積立投資」です。
毎月決まった金額を積み立て投資することで、投資に時間をかけずに資産を増やせます。
そこでおすすめしたいのが「つみたてNISA」です。
つみたてNISAの特徴は、20年間投資で発生した利益が非課税になるという点です。
毎年40万円までの投資金額が上限となります。
先ほどのシミュレーション(+5.0%)を例に、本来ならかかるはずの税金を計算してみましょう。
毎月30,000円分をたわらノーロード先進国株式に投資した場合にかかる税金
約513万円×20.315%=約104万円
100万円も税金がかかるの!?
毎月3万円の投資であれば年間36万円と、つみたてNISAの範囲内で投資が可能。
そのため、本来ならかかるはずの100万円以上の税金が非課税となり、まるまるリターンになるのです。
あわせて読みたい
たわらノーロード先進国株式の購入方法

たわらノーロード先進国株式の投資先は海外ですが、「投資信託」として日本の証券会社で購入することができるため、一般的な投資信託と購入方法は変わりません。
- 証券口座からNISA口座を開設
- ホームページから「投資信託」を選択
- たわらノーロード 先進国株式を検索
- つみたてNISAで購入
とても簡単ね!
一般NISAでももちろん購入することは可能です。
その場合は、年間投資上限が120万円かつ非課税期間が5年間なので、売るタイミングをしっかりと確認してください。
投資信託だけじゃなくて株式も買いたい人は一般NISA口座の必要があるワン!
たわらノーロード先進国株式におすすめの証券会社は?

どこの証券会社がいいの?
たわらノーロード先進国株式は多くの証券会社で取り扱っていますが、おすすめしたいのは「つみたてNISA対応」と「株式投資も手数料が安い」ネット証券です。
ネット証券のおすすめポイント
- 売買手数料が安い
- 商品ラインナップが充実
- 時間やツールなどの自由度が高い
ネット証券は売買手数料が安く(無料である場合も)、取り扱い商品も充実しています。
さっそくおすすめのネット証券を見ていきましょう。
SBI証券
SBI証券のおすすめポイントは積立設定頻度が「毎日・毎週・毎月」とほぼ好きなタイミングで積み立てる金額を変えることができる点です。
また、つみたてNISAの取扱商品もネット証券の中では1番多いです。
三井住友カードでの積立投資にも対応しており、ポイント還元もあります。
また、Tポイントやdポイント、PontaポイントやVポイントでの投資にも対応しているため、普段使っているポイントを有効活用することが出来ます。
まずは現金を使わないで、ポイントで投資してみようかな!
取扱商品数 (つみたてNISA) | 183本 |
最低投資額 | 100円~ |
クレカ積立 | 可能 |
特徴 | ・「毎日」「毎週」「毎月」から選択可能 ・スマホアプリでこまめに状況をチェックできる |
公式サイト | https://www.sbisec.co.jp/ |
SBI証券については「SBI証券の評判・口コミは悪い?メリット・デメリットも解説」でより詳しく紹介しています。
楽天証券
楽天証券では楽天カードでの積立投資ができ、お得にポイントが貯まるのがおすすめポイント。
普段から楽天市場や楽天カードなどの「楽天経済圏」で生活をしている人は楽天証券を選べば間違いないでしょう。
楽天市場で買い物することが多いからちょうどいいかも!
楽天証券の開設+毎月30,000円の投資で日ごろのSPUポイントが+0.5倍になるワン!
取扱商品数 (つみたてNISA) | 181本 |
最低投資額 | 100円~ |
クレカ積立 | 可能 |
特徴 | ・「毎日積立」「毎月積立」の2つ ・楽天ポイントを貯め、ポイントを積立代金に使える |
公式サイト | https://www.rakuten-sec.co.jp |
\楽天ポイントでも投資できる/
楽天証券については「【必見】楽天証券の評判・口コミは悪い?初心者にもわかりやすく徹底解説!」でより詳しく紹介しています。
マネックス証券
マネックス証券はSBI証券、楽天証券と比べてつみたてNISA取扱銘柄の本数は若干少ないですが、到達金額、節税効果が算出されるシミュレーションが便利な証券会社です。
また、マネックスカード積立では投資金額の1.1%が毎月貯まるという、主要ネット証券でNo.1の還元率を誇っています。
お得に積立投資が出来るのか!
取扱商品数 (つみたてNISA) | 152本 |
最低投資額 | 100円~ |
クレカ積立 | 可能 |
特徴 | ・「毎日積立」「毎月積立」の2つ ・到達金額、節税効果シミュレーションができる |
公式サイト | https://www.monex.co.jp/ |
\投資信託のシミュレーターが便利/
マネックス証券については「マネックス証券の評判・口コミは?手数料や米国株・IPOについても解説」でより詳しく紹介しています。
【まとめ】たわらノーロード先進国株式とは

たわらノーロード先進国株式なら、世界に分散投資できるんだね!
今回はたわらノーロード先進国株式の特徴や利回り、積立投資について解説しました。
最後に、この記事の重要な3点をまとめます。
- たわらノーロード先進国株式は分散投資でリスクを抑えられる
- つみたてNISAとの相性が抜群
- 「為替ヘッジなし」の方が実績パフォーマンスは高い
たわらノーロード先進国株式は費用を抑えながら長期的に積立投資が出来る商品です。
投資する場合は「つみたてNISA」の活用がおススメなので、SBI証券での口座開設から始めましょう!