【金利の仕組み】知らないと損!固定金利・変動金利とは?

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金利とはアイキャッチ

この記事は2019年6月12日公開の記事を更新したものです。


この記事の結論

・金利とは預金や貸付に対する利子のこと
・変動金利は日銀の政策金利を、固定金利は政府の10年国債の金利を基準にしている
・銀行預金にも金利があり、普通預金でもネット銀行ならお得になるかも


最近(2020年)2月頃からはコロナウイルスによる景気悪化や株価暴落への対策として、FRB(米連邦準備理事会)やECB(欧州中央銀行)が相次いで利下げをしています。

このような報道を耳にしても、以下のように感じる方もいるかもしれません。

  • 中央銀行…規模が大きすぎて良く分からない
  • 自分の預金金利は変わっていないから関係ない
  • そもそも良く分かっていなくても暮らしていける

しかし、金利について最低限の知識を持っていないと、気付かないところで損をしてしまう可能性があります。

この記事では、金利の基礎や仕組み、そしてなぜ金利の知識を持たないと損してしまうのか、分かりやすく解説していきます!

そもそも金利とは?

銀行預金する時やカードで分割払いをする時、「金利」「利息」という言葉を耳にしますよね。

もしあなたが「金利とは何?」と聞かれたらちゃんと答えられますか?

んー、確かになんとなく分かっているつもりだけど、説明はできないかも…

そこで、まずは金利にまつわる用語を簡単に確認しておきましょう!

金利にまつわる用語を確認

金利とは

例えば、あなたが銀行に100万円を預金している場合、1年後に預金額が101万円になっているとします。

この場合、100万円に対して1万円(利子)増えているので、金利は年率1%となります。

んー、じゃあ利子って何なの?

利子とはお金を借りた側が、貸した側に返すお金の総額から元金を引いた金額です。

つまり利子とは、お金を借りることに対しての手数料だと認識しましょう。

元金とは借りたお金の総額のことです。
100万円を借りて、105万円を返したとすると、以下のように元金が100万円、利子が5万円ということになります。

元金と利子

利息も利子と同じで、金額のことを指します。

では利率とは何でしょうか?
利率は次のように計算されます。

利率の計算式

つまり、金利と利率はほぼ同じといえます。

先ほどの例では、1年あたりの利息(利子)が5万円、元金が100万円だったので、利率は5%となりました。

金利と利率、利息と利子の間にはっきりとした区別はなく、金融機関でも使い方は曖昧です。

ただ、一般的には以下のように区別されています。

・利子…借りる側が、貸した側に元本に追加して支払うお金のこと
・利息…貸した側が、元本に追加して受け取るお金のこと

ちなみに元金に対して年間で何%の利息が付くかを年利、月間での場合を月利、一日の場合を日歩といいます。

今までなんとなく使っていたけど、整理できてすっきりした!

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固定金利と変動金利とは?

ローンを組むときに必ず知っておくべきなのが、「固定金利」と「変動金利」です。

この2つの違いについて解説致します。

固定金利とは?

固定金利とは、契約した時点から金利がずっと一定になることです。

「全期間固定金利型」と「固定金利期間選択型」があり、前者の場合は借りてから返済が終わるまで金利が変わりません。

例えば、あなたが家を買った時の金利が年利1%だったら、35年間返済が完了するまでずっと1%のままです。

後者の場合は、5年間や10年間といった期間を選んで、その期間内は固定金利になりますが、期間経過後には、変動金利にしたり、固定金利を続けるといった選択ができます。

固定金利の種類

では、変動金利とは何なのでしょうか?

変動金利とは?

変動金利は、一定期間ごとに金利が変動することです。

住宅ローンの場合は、一般的に5年ごとに変更されます。

変動金利は「銀行の銀行」である日本銀行が決める政策金利の影響を受けます。

そうすると、固定金利と変動金利、どっちが得するんだろ?

固定金利と変動金利のメリット・デメリットは以下のようになります。

固定金利と変動金利

一般的には変動金利の方が固定金利より低く設定されているので、変動金利の方が得しているように思われます。

しかし、政策金利次第では変動金利の方が高くなる可能性も0ではなく、変動金利はいつ上がるか分からないという不安がつきまとうのが難点です。

金利の仕組みはどうなっているの?

金利の正体が分かったところで、どうやって金利が決まっているのか、『金利の仕組み』を考えてみましょう。

金利って何%までOKなの?

『お金を貸す側』の方が立場が上なので、金利を好きに決めることができたら思い通りの高金利になってしまいますよね。

高金利

安心して下さい!

こうならないように、金利は利息制限法という法律によって上限が定められているのです。

利息制限法

このように、借入金によって年間の金利上限が定められており、10万円未満だと20%、10万円~100万円未満だと18%、100万円以上は15%となっています。

業者や会社、銀行はこの法律に基づいて、利用者が借りる金額によって金利を決定しているのです。

上限をオーバーしている金利は違法となるので、頭にいれておきましょうね!

上限があるとしても、業者や会社毎に金利は変わるよね。金利はどうやって決まるの?

そうです。
業者や会社によってまちまちな金利ですが、実は金利の種類によって別々の基準が存在しています!

ではどのようなものがあるのか詳しく見てみましょう。

変動金利×政策金利

先程から何回か登場していますが、変動金利は日本銀行の定める「政策金利」に基づいて決まる「短期プライムレート」が基準となることが多いです。

政策金利って何だろう?

政策金利とは、日本銀行が一般の銀行にお金を貸す際に発生する金利のことです。

政策金利は好景気によるインフレの際には引き上げられ、不景気によるデフレの際には引き下げられる傾向があります。

基本的には政策金利が上がれば変動金利も上がり、政策金利が下がれば変動金利も下がるといった具合に連動しています。

最近はマイナス金利政策が続いていることもあり、変動金利は0.4%~0.6%で推移しています。

固定金利×10年国債の利回り

一方、固定金利は「10年国債の利回り」が基準となっています。

10年国債は、日本政府が国の運営に必要な資金を集めるために発行する、満期が10年の債券のことです。

国債市場という「市場」で決まるため、インフレやデフレなど将来の物価変動や金融政策が及ぼす影響を考慮したうえで決まります。

固定金利と変動金利でそれぞれ基準があるんだね!

以上の2つの基準について知っておくと、住宅ローンなどを組むときに変動金利と固定金利の簡単な仕組みについては理解できるので、どちらを選択した方が良いのかを判断する一助になります。

<最後に>銀行預金で得をするには?

今までは、借りる際の金利についてお話ししましたが、最後はお金を銀行に貸す際(預金)の金利について詳しく見ていきましょう!

皆さんの中には、給与振り込みや貯金目的などで銀行口座を持たれている方も多いかと思います。

私はみずほ銀行とゆうちょ銀行の二つ持ってるよ。
でも、預金にも金利って付いているの?

そうなのです。
銀行預金や貯金は言うならば皆さんが銀行にお金を貸している状態であり、ここにも金利は付いています。

しかし、ご存知の通りいつでも引き出せる、つまりすぐに返済できるので、金利はとても低いです。

銀行の普通預金金利は、2016年から0.001%で推移しています。(参考:日本銀行)

貯蓄預金や定期預金も0.001~0.002%の間で推移しているので、ほぼゼロに等しいですね。

ですので基本的には、銀行預金、貯金は非常時の支払いなど安全にお金を保存するために使い、資産を増やすためには使うことができないと考えた方が良いです。

資産を増やすには、余剰資金を株式や投資信託に投資するのがベターです。

じゃあ、預金金利で得をすることはできないの?

実は、今話題のネット銀行に預けることでメガバンクより少しお得になることがあります。

実店舗を持たないネット銀行の多くは店舗運営費用や人件費などのコストが削減できるため、その分、メガバンクに比べて高い預金金利を実現しています。

例えば「東京スター銀行」では、口座を給与振り込み口座として指定すると、普通預金金利が通常の100倍アップした0.1%になります。

また「楽天銀行」では、通常0.02%の預金金利ですが、楽天証券に無料口座開設し、楽天銀行の口座と連携するだけで金利が5倍の0.1%にアップします。

この他にも詳しく知りたい方は「ザイ・オンライン」さんのネット銀行の金利ランキングをご覧になると、とても分かり易いです。

あなたの銀行預金や住宅ローンにも絡んでくる「金利」について、しっかりと学習をして損をしないようにしましょう!

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