【米国ETF】VOOとVTIどっちがおすすめ?5項目で徹底比較!

※2022年12月23日に更新しました。

VOOとVTI

・VOOとVTIってよく聞くけど、どっちが良いのかな?
・人気の米国ETFについて知りたいな…

このようなお悩みを解決します。


この記事の結論

  • VOOとVTIは米国ETFの中でも人気の商品
  • VOOとVTIはパフォーマンスに大きな差はない
  • VTIは約4,000銘柄、VOOは500銘柄で構成されている

最近はアップルやマイクロソフトなど、日本でも馴染みのある米国株に投資する方が増えてきています。

その中でも、米国市場にマルッと投資できる「VOO」や「VTI」などETFの人気が高まっています

とは言え、どちらも非常に優秀なETFであるがゆえに、「VOOとVTIのどちらに投資するべきなのか分からない…」と悩んでしまう方も多いでしょう。

そこで今回は米国の人気ETFであるVOOとVTIの違いについて、5つの比較ポイントを中心に分かりやすく解説します

この記事を読んで、迷いなく投資を始めましょう!

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VOO・VTIとは?【基礎知識】

VOOとVTIとは

VOOもVTIも米国の大手資産運用会社である「バンガード社」が販売・運用しているETFで、運用総額は米国で5位以内に入る大人気のETFです。

どちらも過去パフォーマンスが良く、経費率が0.03%と破格の安さのため、資産形成のための商品として活用できます

それぞれどんな特徴があるの?

VOOはアメリカの代表的な企業500社を指数化した「S&P500指数」に連動する米国ETFで、正式名称は「バンガード・S&P500 ETF」です。

また、VTIは「CRSP USトータル・ マーケット・インデックス」に連動するように運用されているETFです。

米国株式市場の大型株から小型株まで約4,000銘柄をカバーしています。

どちらも指数に連動するインデックス型のETFなんだね!

VOOとVTIのランキング【2位・3位】

以下はSBI証券の【大人気!米国株式・米国ETF】2021年年間ランキングより、2021年12月末時点で保有者数が多かった米国ETFランキングを抜粋したものです。

順位名称ティッカーシンボル
1位SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETFSPYD
2位バンガード S&P 500 ETFVOO
3位バンガード トータルストックマーケットETFVTI
4位バンガード 米国高配当株式ETFVYM
5位インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETFQQQ

ティッカーは、株式市場などで銘柄を識別するために使われる略称だワン!

VOOとVTIは、なんと2位と3位にランクインしています。

投資家に人気のあるETFなんだね!

VOOとVTIはそれぞれ指数に連動したETFであるものの、特徴や注目ポイントは異なります。

以下では、VOOとVTIを5項目に分けて比較していきます。

組み入れ銘柄や、株価推移も知ることが出来るよ!

VOOとVTIを徹底比較【違いは?】

比較

ここからはVOOとVTIの違いについてご紹介します。

  1. 構成銘柄数
  2. 構成銘柄上位10社
  3. セクター
  4. 配当利回り
  5. 株価推移

以下で詳しく解説します。

①構成銘柄数

VOOとVTIの最も大きな違いは、構成銘柄数です。

VOOは「S&P500」に連動するため、約500社から構成されています。

一方で、VTIは米国の上場企業のほぼ全てをカバーする「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」に連動するため、構成銘柄は約4,000社となります。

投資先が約8倍も違うんだ。

VOOはアップルやマイクロソフトなどの大型銘柄のみ、VTIは大型銘柄だけでなく中小型銘柄にも投資しているのです。

②構成銘柄上位10社

VOOとVTIにはそれぞれどんな銘柄が含まれているの?

ここでは、VOOとVTIの組入れ上位10社と、その構成比率をご紹介します。

順位VOO構成比率VTI構成比率
1アップル(AAPL)6.47%アップル(AAPL)5.56%
2マイクロソフト(MSFT)5.50%マイクロソフト(MSFT)4.68%
3アマゾン(AMZN)2.48%アマゾン(AMZN)2.06%
4アルファベットA (GOOGL)1.75%アルファベットA (GOOGL)1.49%
5バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)166%バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)1.32%
6アルファベットC (GOOG)1.57%アルファベットC (GOOG)1.31%
7テスラ(TSLA)1.50%テスラ(TSLA)1.28%
8ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)1.48%ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)1.26%
9ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)1.35%ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)1.15%
10エクソンモービル(XOM)1.34%エクソンモービル(XOM)1.14%
Vanguard(VOOVTI)より作成(2022/12/23)

構成銘柄の上位10社はほとんど同じなんだ!

VOO・VTIともに時価総額を基準として組入比率を決めているため、アップルやマイクロソフト、テスラなど、今をときめく巨大ハイテク企業が上位を占めています。

10位までの銘柄がETF全体に占める割合をまとめると、次のようになります。

  • VOO:25.01%
  • VTI:21.25%

VOOよりVTIの方が構成銘柄数が多いということもあり、上位銘柄の比率が低くなっていることが分かります。

VTIの方が、より分散投資できているということだワン!

③セクター

続いて比較するのは、セクター比率です。

順位VOO構成比率VTI構成比率
1情報技術26.40%テクノロジー24.10%
2ヘルスケア15.20%ヘルスケア14.30%
3金融11.60%一般消費財13.90%
4一般消費財10.40%資本財13.40%
5資本財8.40%金融11.90%
6通信サービス7.50%生活必需品5.80%
7生活必需品7.00%エネルギー5.30%
8エネルギー5.10%不動産3.40%
9公益事業3.00%公益事業3.30%
10不動産2.70%通信サービス2.40%
11素材2.70%素材2.20%
Vanguard(VOOVTI)より作成(2022/12/23)

上位の構成銘柄と同じで、構成セクターも似ているね。

セクター区分の考え方に若干の違いがありますが、傾向は同じだと言えるでしょう。

情報技術/テクノロジー、ヘルスケア、一般消費財、金融などのセクター比率が高い傾向にあります。

④配当利回り

ここでは、VOOとVTIの配当利回りを比較します。

配当も大事だよね!

VOOとVTIの上位構成銘柄がほとんど同じであることから、配当利回りも似たような数値となります

直近1年の配当金と現在の株価から、現在の配当利回りを算出すると以下のようになります。

株価(2022/12/23)直近1年の配当金配当利回り
VOO349.91 USD5.9467 USD1.70%
VTI190.37 USD3.1833 USD1.67%

VTIの方が若干配当利回りが低いですが、これはVTIが大型株だけでなく中小型株も投資対象としているためです。

というのも、中小型株は新興企業が多く、企業成長のため事業に投資をして、配当金を出さない傾向にあります。

Amazonも昔は配当を出さずに、成長のために投資していたんだよね!

ただ、VOOとVTIの配当金の差はさほど大きくなく、配当重視のETFでもないため、気にしなくても良いレベルでしょう。

目的に合わせた投資手法を選ぶ必要があるワン!

配当重視のETFに投資したい方は、以下の記事を参考にしてください。

⑤株価推移

VOOとVTIの2010年からの株価推移を比較したものが以下のチャートです。

引用:Trading View 青:VOO オレンジ:VTI

十数年間という長期で比較しても、VOOとVTIのパフォーマンスはほぼ同じと言えますね。

これには2つの理由があると考えられます。

  1. S&P500構成銘柄の時価総額がVTIでもほとんどを占めている
  2. アメリカ市場全体が成長してきた。

だったらどっちに投資したほうがいいの?

どっちに投資するかは好みの問題になりますが、過去のパフォーマンスを見る限りVTIの方が若干上振れ期間は長いですね。

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VOOとVTIどっちに投資するべき?

どっちに投資

結局VOOとVTIどっちに投資するべきなの?

VOOとVTIはどちらも優秀なETFであり、パフォーマンスにもほとんど差がなく、経費率も同じです。

そのため、どちらに投資しても問題はないかと思います。

ただ、それだと決めきれない方のために、あえて紹介するのであればVTIの方がおすすめです。

理由は、以下の2点です。

  1. VTIの方が株価が安い:1株の購入金額が少なく、少額投資が可能
  2. VTIの方が銘柄数が多い:分散効果が高い

VTIは約26,000円で、約4,000銘柄に分散投資できるんだ!

また、VOOがベンチマークとしているS&P500は基準を満たしてもすぐに採用されないこともあります。

事実、電気自動車で有名なテスラはS&P500の採用基準を満たしていましたが、セクター比率などを配慮して一度採用を見送られています。(現在は採用されています)

VTIなら、中小型銘柄も組み入れられているワン!

VOO・VTIに投資する方法

投資方法

VOOやVTIに投資する方法には「現物取引をする」と「CFD取引をする」の2種類があります。

現物取引は分かるけど、CFD取引ってなに?

CFD(Contract For Difference)取引とは、株式、商品、経済指数、先物など、あらゆる金融商品を差金決済で行う取引のことです。

現物取引のように、現金で株式を購入して保有し、売却するような現物の売買は発生しません。

現物を実際に保有しないため、証拠金を預けて売買でき、売り注文からの取引もできるんだワン!

以下では、現物取引におススメのSBI証券・楽天証券・マネックス証券、CFD取引におススメのIG証券についてご紹介します。

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SBI証券はネット証券国内株式個人取引シェアNo.1を誇る人気のネット証券です。

2022年3月14日時点で5,135件もの米国株式を取り扱っており、大型銘柄からIPO銘柄、中小型銘柄などバリエーションも豊富です。

VOO・VTIなど米国ETFのラインナップも充実しているので、あなたの欲しい銘柄がきっと見つかりますよ。

また、米国株を毎月好きな日に自動買い付けできる「米国株式・ETF定期買付サービス」も利用できます

時間がなくて定期的に買い付けるのを忘れそうという人も、はじめに「設定株数」または「設定金額以内の単元株」を設定するだけで手軽に米国株へ投資できますよ。

定期的に買うの忘れそうだから助かるよ!

「SBI ETF セレクション」というプログラムもあり、中長期の資産形成に適した米国ETF10銘柄の買付手数料が無料、専用ページでの投資情報も豊富に用意されています。

ちなみに買付手数料が無料なのは以下の10銘柄となります。

ティッカー銘柄
VTバンガード トータル ワールド ストック ETF
VTIバンガード トータルストックマーケット ETF
VOOバンガード S&P 500 ETF
EPIウィズダムツリー インド株収益ファンド
QQQインベスコ QQQ トラスト シリーズ 1 ETF
SPYDSPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF
AGGi シェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF
VGTバンガード 米国情報技術セクター ETF
GLDMSPDR ゴールド ミニシェアーズ トラスト
IYRi シェアーズ 米国不動産 ETF

SBI証券のETF稼働口座・積立利用口座の大きな上昇からも、投資家からの人気が見て取れますね。

SBIのETF
SBI証券リリースより

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楽天カードとの相性やキャンペーンの豊富さなどが人気の楽天証券。

「2022年オリコン顧客満足度 ネット証券ランキング」で2年連続1位になるなど、勢いがある証券会社です。

楽天グループの証券会社ということで、楽天ポイントを使ったり貯めたりしてオトクに投資を始められるのが嬉しいですね。

楽天ポイントを使って投資できるのがありがたいな!

取り扱い米国株は4,760銘柄と、充実した品揃えを展開しています。

特定口座やNISA口座にも対応しているため、気軽に米国株投資に挑戦することが出来ます。

また、楽天証券でもアメリカ株積立が利用でき、ETFも積立購入が可能です。

楽天ポイントを使って買い付け設定もできるので自己資金を抑えることができ、より気軽に投資を始めることができます

楽天証券ではSBI証券よりも多い、米国ETF15銘柄の買付手数料が無料となっているので、以下の15銘柄に投資したい人は口座開設しておきましょう。

ティッカー銘柄
QQQインベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF
SPYDSPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF
VGTバンガード 米国情報技術セクター ETF
EPIウィズダムツリー インド株収益ファンド
AGGiシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF
IYRiシェアーズ 米国不動産 ETF
VTバンガード®・トータル・ワールド・ストックETF
VOOバンガード・S&P 500 ETF
VTIバンガード・トータル・ストック・マーケットETF
SPYSPDR S&P 500 ETF
RWRSPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF
GLDMSPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト
AIQグローバルX AIビッグデータ ETF
FINXグローバルX フィンテックETF
GNOMグローバルX ゲノム&バイオテクノロジーETF

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楽天カードを持っている方は楽天証券がお得!
楽天ポイントを使って投資をすることが出来ます。

マネックス証券【米国株なら】

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配当金再投資サービスと日付指定 定期サービス(毎月買付)の2つの種類があり、それぞれの特徴は以下の通りです。

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ティッカー銘柄
VTバンガード・トータル・ワールド・ストックETF
VOOSPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF
VTIバンガード・トータル・ストック・マーケットETF
VWOバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF
QQQインベスコ QQQ トラスト シリーズ1
SPYDSPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF
HDViシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF
QYLDグローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF
LITグローバルX リチウム&バッテリーテック ETF
BUGグローバルX サイバーセキュリティ ETF
DRIVグローバルX 自動運転&EV ETF
PFFDグローバルX 米国優先証券 ETF
XYLDグローバルX・S&P500・カバード・コール・ETF

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【まとめ】VOOとVTIどっちがおすすめ?

まとめ

VOOとVTIの違いがよく分かったよ!

今回は5つの比較ポイントから、VOOとVTIの違いを解説しました。

最後に、本記事でもっとも重要なポイントを3つまとめます。

  • VOOとVTIは米国ETFの中でも人気の商品
  • VOOとVTIはパフォーマンスに大きな差はない
  • VTIは約4,000銘柄、VOOは500銘柄で構成されている

どちらも過去のパフォーマンスは高く、経費率は0.03%と破格の安さです。

今後もアメリカ経済が成長していくと考えている人は、VOO・VTIを資産形成のために活用できます。

どちらが良いか分からず悩んでいる人は、中小型株にも分散投資できるVTIがおすすめです。

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