今回は「IPO企業」の中から1月26日に東証グロースに上場するテクノロジーズ（5248）をご紹介します。

テクノロジーズは映像ソフトウェア制作やAIなどデジタル技術に関連したシステム開発、人材派遣会社向け業務管理システムの提供を行う企業です。

ITソリューション事業とSaaS事業を展開しており、SaaS事業の主要製品である「jobs」は、価格を初期費用なし・月額3万円とし、オプション課金なしですべての機能を利用できるため、人気を集めています。

想定時価総額は25.8億円で、東証グロースに上場します。

※上場後、企業様へインタビューを実施できた際に企業からのメッセージを掲載致します。

IPO概要・初値予想

まず、テクノロジーズの初値予想、およびIPO概要について以下の4つを解説していきます。

同社を購入検討している方は、ご確認ください。

IPO評価・初値予想

初値予想の方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説！過去の事例も」の記事をご覧ください。

取り扱い証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は以下の通りです。

証券会社名	割当率	割当株数
東洋証券（主）	85.2％	686,000株
SBI証券	5.2％	42,000株
松井証券	0.9％	7,000株
マネックス証券	1.7％	14,000株
楽天証券	1.7％	14,000株
東海東京証券	1.7％	14,000株
極東証券	0.9％	7,000株
水戸証券	0.9％	7,000株
あかつき証券	0.9％	7,000株
岩井コスモ証券	0.9％	7,000株

日程・価格

IPOの日程は以下のようになっています。

ブック・ビルディング期間	1月11日（水）～1月17日（火）
当選発表日	1月18日（水）
申込期間	1月19日（木）～1月24日（火）
上場日	1月26日（木）

続いて、価格は以下のようになります。

仮条件	900円～1,000円
公開価格	1,000円
初値	3,650円

大株主

株主の状況は以下のようになっています。

株主名	比率
良原 広樹	60.01％
石原 慎也	13.16％
伊藤 繁三	9.59％
畠山 学	9.47％
株式会社エコ革	6.41％
宮内 駿	1.36%

企業概要

事業内容

テクノロジーズは「テクノロジーでより面白く、より便利な世の中を創造する」をミッションに、映像ソフトウェア制作やAIなどデジタル技術に関連したシステム開発、人材派遣会社向け業務管理システムの提供を行っています。

同社が展開する事業は、主に以下の2種類になります。

ITソリューション事業

システム提案から設計、開発、環境構築まで同社のIT技術によってソリューションに導きます。

特定の業界や業種に縛られず、エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発領域やAI開発領域、DX開発領域等、幅広く開発実績があります。

ITソリューション事業で展開するのは以下3つです。

SaaS事業

中小企業の人材派遣会社向けにUI/UXに拘って開発された業界最安値の派遣管理システムを展開しています。

人材管理や案件管理、勤怠業務管理、面倒な給与管理など、派遣業務に必要な機能を実装しているため、手間が省けます。

同事業の主要製品である「jobs」は、価格を初期費用なし・月額3万円とし、オプション課金なしですべての機能を利用できるように設計しました。

そして直感的に使えるUI/UXとなるよう設計することで、IT初心者の方も安心して利用できます。

SaaS事業で展開するのは以下2つです。

ビジネスモデル

テクノロジーのビジネスモデルは以下の通りです。

決算情報

次に決算状況を見ていきましょう。

売上高は横ばいですが、経常利益が右肩上がりに拡大しています。

今期の経常利益は昨期の約2倍と高水準で、すでに利益拡大フェーズに入ったと言えるでしょう。

また、1株あたりの純資産額は増加しています。

ITソリューション事業におけるクライアントからのリピート率の強み+SaaS事業（自社プロダクト）の伸びで急成長が見込めるステージに入っており、今後どれだけ取引先を増やせるのかがカギになりそうです。

経営陣

同社の役員は7名（うち女性0名）おり、その中から抜粋で役員の経歴を紹介します。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は、「IPOスケジュール【2022年】」をご覧ください。