プロパンガス会社は誰でも自由に変更可能？押さえておきたい選び方ポイント6選を解説

このような疑問にお答えします。

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この記事の結論

• プロパンガスは登場当初からずっと自由市場！ただし賃貸・分譲マンションは注意
• プロパンガス会社選びでは「価格の適正さ」「サポートの手厚さ」を要チェック
• 自分で比較するのが大変な時は、無料サービス「enepi」を使ってプロに任せよう！

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プロパンガスを使っているご家庭の中には、毎月の出費が大きすぎて「料金の安い別の会社に乗り換えたい！」と考えている人もいるのではないでしょうか。

しかし、電力と都市ガスは順に自由化してきたものの「プロパンガスって自由に変えていいの？」という疑問が多いのも事実。

この記事では「プロパンガス会社を自由に選べる人・選べない人」について解説したうえで、ガス会社選びで後悔しないための「選び方ポイント6選」をご紹介していきます。

効率よく乗り換え先を見つけるための方法もまとめましたので、ぜひこの記事を参考に、あなたに合ったプロパンガス会社に乗り換えてみてください！

プロパンガス会社は誰でも自由に変更可能なの？

電力は2016年、都市ガスは2017年に自由化されたばかりである一方で、プロパンガスは家庭で使われるようになった1950年代頃から既に自由料金制を採用。

もともと自由に変更可能だったのです。

一方で、現在でも一部、簡単に乗り換えることができない人・世帯があるのも事実。

ここでは、プロパンガス会社を選べる人・選べない人をそれぞれ解説していきます。

プロパンガス会社を選べる人

プロパンガス会社を自分で自由に選ぶことができるのは、以下のような人です。

新築物件を立てるときも、中古物件を購入するときも、必ず個人でプロパンガス会社と相談・契約することになるかと思います。

このように入居者とガス会社が1対1になっている場合には、何も気にすることなくガス会社を乗り換えてOKです。

プロパンガス自由化があまり知られておらず「一度契約したらずっと使い続けなければいけない」「契約時良くしてもらったのに、乗り換えたら何か申し訳ない…」と考える人も少なからずいるかと思います。

しかし、高いガス代を請求されているのなら迷う必要はありません。よく料金を比較したうえで、今すぐ納得のいくプロパンガス会社へ乗り換えましょう。

料金のカラクリについては「プロパンガス料金が高い3つの理由！効果的な節約対策や各エリアごとの平均額を徹底解説」をご覧ください。

プロパンガス会社を選べない人

もともと自由市場とされているプロパンガスにもかかわらず、個人で勝手に変更することができない場合もあります。主に以下のような建物に居住している人は注意が必要です。

共通して言えるのは「居住者自身が直接ガス会社と契約しているわけではない／間に貸主(大家・管理会社)が介入している」ということ。

賃貸であれば、ガスの契約者は「大家さん」です。入居者は契約に一切関与していないため、乗り換える権利がないのは当然と言えます。

それぞれが家主となれる「分譲マンション」だと個人で契約できそうですが、マンションのガスは一般的に「一つのボンベから各部屋に供給する形式」をとっている場合がほとんど。

そのため、同じマンションの住人全員の合意が取れなければ、一人だけ勝手に変更することはできないのです。

例として挙げた3つの住居に住んでいる、もしくはこれから住むという人は、プロパンガス自由化の恩恵を受けづらいということに十分留意しましょう。

【エリア別TOP25】主要なプロパンガスの小売会社

プロパンガスは元売業者(卸売業者)→小売業者→ユーザーの順で販売されており、私たちユーザーが自由に契約できるのは「小売業者」に限られています。

経済産業省のデータによれば、小売業者だけでも全国16,825社提供されているため、個人が比較・検討するのはとても困難。

そこでここでは、日本の各エリアの「主要なプロパンガス小売会社」を、年間販売量の多い順にTOP25までまとめました。

お住まいの地域ではどんな会社がよく利用されているのかを確認して、乗り換える際の検討材料にしてみてください。

北海道・東北

関東

中部

近畿

中国

四国

九州・沖縄

【重要度順】プロパンガス会社の選び方ポイント6選

16,000社以上もの小売業者の中から、良質かつ自分に合ったサービスを見つけるのは簡単なことではありません。

少しでもプロパンガス会社選びがスムーズに進むよう、ぜひ押さえておきたい「選び方のポイント」を、重要度順に6つご紹介します。

地域相場と比較したときに適正価格となっているか

やはり何より重視したいのは「販売価格が適正かどうか」という点。

プロパンガスは自由料金制なのをいいことに、相場より価格が吊り上げられる傾向にあるからです。

石油情報センターに公表されている2022年10月度LP料金表をもとに、各エリアのプロパンガス料金の相場をまとめました。

2022年 10月	基本料金	5m3	10m3	20m3	50m3
北海道局	2,154	6,661	10,852	18,706	41,541
東北局	1,910	5,767	9,634	17,007	37,290
関東局	1,816	5,042	8,264	14,471	31,980
中部局	1,930	5,457	8,856	15,323	32,943
近畿局	1,942	5,297	8,562	14,738	31,915
中国局	2,025	5,776	9,275	15,883	34,051
四国局	1,949	5,385	8,726	15,048	32,441
九州局	1,865	5,409	8,781	14,982	31,743
沖縄総合事務局	1,794	5,526	9,193	16,074	35,724

上記表から「各使用量ごとの従量料金」を算出すると、以下のようになります。

2022年 10月	基本料金	従量料金 (5m3)	従量料金 (10m3)	従量料金 (20m3)	従量料金 (50m3)	平均	相場
北海道局	2,154	901.4	869.8	827.6	787.74	847	820~900
東北局	1,910	771.4	772.4	754.85	707.6	752	700~780
関東局	1,816	645.2	644.8	632.75	603.28	632	600~650
中部局	1,930	705.4	692.6	669.65	620.26	672	620~710
近畿局	1,942	671	662	639.8	599.46	643	600~670
中国局	2,025	750.2	725	692.9	640.52	702	640~750
四国局	1,949	687.2	677.7	654.95	609.84	657	610~690
九州局	1,865	708.8	691.6	655.85	597.56	663	600~710
沖縄 総合事務局	1,794	746.4	739.9	714	678.6	720	680~750

一概には言えませんが、ここに示す単価相場以上の料金プランで販売しているプロパンガス会社は避けたほうが無難でしょう。

もしもの時のサービス・サポートが充実しているか

機械・設備全般に言えることですが、いつどんな不具合が起こるかは一般の人にはわかりません。

うぉー！

ガスが使えない！！💦　　風呂入れん、ガス使えん！！#一人暮らし　#トラブル　#ガス　#プロパン

— ＳＩＮＫＩ@療養中 (@aaqshining) January 5, 2021

しかも、プロパンガスは不完全燃焼を起こすと一酸化炭素を発生させる、非常に危険な燃料です。

もしもの時にすぐ対応してもらえるようなサービス・サポートが用意された会社を選ぶと、日々安心してガスを利用できるでしょう。

プロパンガス会社から提供されるアフターサポートには、主に以下のようなものがあります。

各社取り扱っている内容は異なる場合がありますので、契約の際には料金の安さはもちろん、希望するサービスが受けられるかもよく確認しておくといいですね。

私が住んでる所って圧倒的にプロパンガスが多くて我が家もプロパン
そのお世話になってるプロパンガス屋さんが水道修理もやっててかなり親切に対応してくれた
昔からの付き合いがある業者さんだからありがたいね

— 亜紀 (@rau__aki) January 27, 2023

不当に値上げされることはないか

プロパンガスは自由化があまり知られていないうえ、地域内で料金が決まっていることもあるため、ユーザーが非常に離れていきづらい状況になっています。

それをいいことに、プロパンガス会社の中には不当な値上げを繰り返すところもある様子。

ガス料金の単価上がってる気がするんだが、勝手に上がるものなのか⁇1m3あたり700円超えてるプロパン怒怒怒

— 了 (@rrrryo076) April 12, 2015

プロパンですので、雪国でも無いのにガス代2万越えで白目………いくら固定費見直しても、そういうのがどんどん勝手に、単価上がっていくんだよなぁ…………

— しゃむこ@手帳文房具狂い (@syamcco) February 4, 2022

ガスは生活に欠かせない燃料ですので、理由もなく値上げされ続けてはたまったものではありません。

契約後に好き勝手な変更をされてしまわないよう、事前に「価格変更」に関する取り決めについて確認しておくことをおすすめします。

「どんな時に値上がりするのか」「値上がりのお知らせはあるのか、いつ頃来るのか」等、できれば口頭ではなく書面で用意してもらうと安心です。

価格面について問い合わせた際にはぐらかすような会社は、不当な値上げを繰り返している危険性があるので要注意。

契約期間・解約金の有無はどうか

プロパンガスもスマホ料金等と同様「契約期間」が設けられている場合があります。

契約期間内に解約した場合には、高額な解約金が請求されてしまうことも。

プロパンの解約金くそ高いから気を付けた方がいいよ！
特に契約してから数年はヤバい

都市ガスだと割りと安いんだけどね…

— 茶釜 (@chagamanoko) November 14, 2022

そうは言ってもオール電化ではありません。コンロだけプロパン。だってプロパン解約したら20万近く違約金発生するんだもん。だったら煮炊きだけガス使うわ。

— 𝖀𝖌𝖎𝖞𝖆𝖒𝖆 (@ugi_yama_) February 2, 2012

サービス内容がいまいちだったり、不当な値上げが度々起こったりして、乗り換えたくなる可能性もゼロとは言い切れません。

いざ解約するときになって「こんなに違約金がかかるなんて聞いていない！」という事態にならないよう、契約期間や違約金については、契約前にきっちり説明してもらうようにしましょう。

価格変更に関する取り決め同様、契約書等の書面に記載してもらい、双方で意見の食い違いが起こらないようにしてください。

必要に応じて「無償貸与契約」も利用できるか

新居でプロパンガスを使う際に「できるだけ初期費用は抑えたい…」という人は、契約するガス会社が「無償貸与契約」に対応しているかを確認するといいでしょう。

当然ながら、ガスは契約したとしても設備が整っていなければ供給できません。

具体的には以下のようなものが必要になります。

これらすべてを設置するのにかかる費用はおよそ15万円。この設備代の負担を軽減するのが「無償貸与契約」です。

締結すると設備導入時に設置費を支払わずに済むので、持ち家購入時の出費がグッと抑えられるはず。　

ただし勘違いしがちなのが「設備代が完全無料になったわけではない」ということ。

支払わなかった15万円は、リースのように分割され、毎月のガス代に上乗せされることになるのです。

「分割」という都合上、途中解約時には違約金が発生する可能性も当然あります。

使うかどうかは将来のライフプラン等も鑑みて、よく検討するようにしましょう。

@mukokyu_cb 賃貸のプロパンはほんとクソですね。大家が設備を全て無償貸与されてると、入居者に負担くるんですよね…

— えすぱー (@katsu0756) January 8, 2014

認定販売事業者に選ばれているか

万が一のときの対応に優れた業者を見極めるのに便利なのが「認定LPガス販売事業者制度」。

経済産業省に「プロパンガスの保安の高度化に積極的に取り組んでいる」と認められた会社のみが選出されています。

認定会社はどこも「集中監視システム」等のモニター設備が導入されているのが特徴。

微量の漏れやちょっとした異常でも即座に検知し、入居者に連絡したり、適切な措置に動き出したりしてくれるのです。

ちなみに「認定LPガス販売事業者制度」は、保安状況に応じて以下2つにランク分けされています。

経済産業省から公表されているリストによれば、認定LPガス販売事業者数は全国で359社のみ。

LPガスの小売業者は16,000以上存在することからも、認定された会社の優秀さが分かるでしょう。

プロパンガスに関する無用な心配を避けたいなら、認定販売事業者を狙って会社選びを進めてみるのも良いですね。

プロパンガス会社を探す方法3つ

選び方のポイントが分かっても、どんなツールを使って探せばいいのかが分からなければ意味がありません。

ここでは、16,000社以上のプロパンガス会社の中から最適な契約を見つけるための「効率的な探し方」について解説していきます。

闇雲に行動して挫折してしまわないよう、ここで紹介するやり方をぜひ参考にしてみてください。

業者の一括比較サービス

一番効率的かつ間違いのない方法が「業者の一括比較サービスを利用すること」です。

よほどプロパンガス業界に精通した人でもなければ、個人の力で最適な会社を見つけ出すのは不可能に近いと言えます。

間違いなく、相当の労力と時間を費やしてしまうことでしょう。

そこでおすすめしたいのが「enepi(エネピ)」というサービスです。

数あるプロパンガス会社比較サービスの中で「ユーザー数」「利用によるガス代削減額」「加盟しているガス会社数」すべてにおいてNo.1という、非常に優秀な実績を収めています。

利用方法もとても簡単で、公式サイトから現在の契約状況を入力しておくだけでOK。

あとはプロが乗り換え先探しを代行してくれるので、数多の業者を自分で比較検討する必要は全くありません。

https://twitter.com/ainomarimo/status/1424908836528295953

エネピ利用者の中には、プロパンガス会社を乗り換えたことで「ガス代を年間約8万円削減できた」という人も。

今ならAmazonギフト券5,000円分がもらえる「お祝い金キャンペーン」も開催中なので、この機会にぜひお得にプロパンガス会社を見直してみてください！

インターネット検索

乗り換え先のプロパンガス会社を自分で決めたいなら、インターネット検索が一般的でしょう。

自分の足で地域を回って各社を訪問せずとも、インターネットを使えばその会社の情報を即座に収集することができます。

調べ方としては、主に以下の2点があります。

インターネット検索は手軽な探し方である一方、多くのプロパンガス会社が「公式サイトにガス料金を掲載していない」という点には注意が必要。

プロパンガス料金の明記は法律で定められていないため、どこも積極的に載せたがらないのです。

電話したり、直接訪問したりすれば聞き出すことはできるものの「ネット検索→料金確認」と都度ひと手間増えてしまうことは確かです。

個人の力でプロパンガス会社を比較するのは簡単なことではない、ということだけは覚えておいたほうがいいでしょう。

知人からの紹介

知人が使っているプロパンガス会社を紹介してもらい、対応や料金に不満がないようであれば、便乗して契約するというのも一つの手です。

ガス会社乗り換えの際は口コミや評判が気になるかと思いますが、信頼のおける友人が満足している会社なら比較的安心感が得られるはず。

もちろん、友人との感覚の違いから「あまりいい会社じゃないな…」と感じてしまうこともゼロではないかと思います。

紹介された会社だからと油断せず、先に説明した選び方のポイントはよく確認し、後悔のない選択をしましょう。

プロパンガス会社を選ぶ際によくある質問

プロパンガスは、電気や水道といった他のライフラインと比べても、特に複雑な業界。

疑問を抱えたまま不本意な契約を結んでしまうことがないよう、不安・悩みは事前に解消しておきましょう。

ここでは、プロパンガス会社を選ぶ際によくある質問を3点ご紹介します。

プロパンガスは高いって聞いたけど…

家庭で使うガスの手段として「プロパンガス」と「都市ガス」がありますが、プロパンガスの方が高いことは確かです。

同条件で比較したとき、両者には2倍近い差があります。

プロパンガスが高くなっているのは、配送にコストがかかること、業界全体で価格が不透明であること等、理由はさまざま。

都市ガスには環境にも優しいというメリットもありますので、利用できるのであれば都市ガスも積極的に採用したいところです。

現在どこの会社と契約しているのか忘れてしまった…

いざプロパンガスを乗り換えようと思ったとき「今どこの会社で契約しているんだっけ？」と初歩の初歩でつまづいてしまうこともあるかもしれません。

基本的には、毎月ポストに投函されるであろう「検針票」を見れば、どこの会社と契約しているのかを確認できます。

もし、紙の検針票を捨ててしまっていて確認しようがないというときには、以下の方法を検討してみてください。

上記のいずれかを確認すれば、どこから請求されたものなのか記載されているはずですよ。

プロパンガスの安い、おすすめの会社ってある？

基本的にプロパンガスの料金は伏せられているため、問い合わせるか実際に使ってみないことには、どこが安い会社なのかを判断することはできません。

自分で調べるのが大変な時には、プロパンガスを利用している知人に紹介してもらうか、業者の一括比較サービスを利用するといいでしょう。

特に比較サービスはおすすめで、プロが業者選定をすべて代行してくれるので、待っているだけで乗り換え先が決まる優れもの。

中でも「enepi(エネピ)」は、数ある業者比較サービスの中でもトップクラスの人気と実績を誇ります。利用は完全無料なので、気軽に利用してみるといいですね。

【まとめ】プロパンガス会社の選び方ポイント6選

この記事では「プロパンガス会社って誰でも自由に変更していいの？」という疑問に対する回答をはじめ、間違いない会社を選ぶための「選び方ポイント6選」についてまで、詳細に解説してきました。

最後に、この記事の結論を以下にまとめます。

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この記事の結論

• プロパンガスは登場当初からずっと自由市場！ただし賃貸・分譲マンションは注意
• プロパンガス会社選びでは「価格の適正さ」「サポートの手厚さ」を要チェック
• 自分で比較するのが大変な時は、無料サービス「enepi」を使ってプロに任せよう！

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戸建てに住んでガス会社と一対一で契約を結んでいる人であれば、プロパンガスはいつでも自由に変更可能ということがお分かりいただけたかと思います。

長く契約するほど不当な値上げに巻き込まれる危険性も高まりますので、単価を確認し、必要に応じて柔軟に乗り換えていくのが重要です。

プロパンガスを販売する小売業者は16,000社以上と膨大なため、自分ですべてを比較するのは困難でしょう。

無料サービス「enepi」を使えば、プロパンガス業界に精通したプロが会社選びを代行してくれるので非常に効率的ですよ！