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クオルテック(9165)のIPO初値予想と上場概要紹介

この記事の更新履歴

2023年7月28日 初値を更新しました。

今回はIPO企業の中から、7月28日に東証グロースに上場したクオルテック(9165)をご紹介します。 (同日は「GENDA」が上場予定です)

クオルテックは、電子部品の不良解析・信頼性試験等の受託、レーザ加工・表面処理(めっき)技術を中心とした微細加工等を行う企業です。

想定時価総額は59.7億円で、サービス業・製造業のIPOとなっています。

監修者:曽根原 大介
監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
日本株やアメリカ株、NISA、クラウドファンディングといった投資に関する記事監修や、学生・新卒向けの金融教育活動も実施。

クオルテックのIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはに投資独自の初値予想を見てみましょう。

上場日7月28日(金)
いろはに投資独自の初値予想C(1.0倍以上1.3倍未満)
※想定価格2,540円から、2,540円~3,302円
企業Webサイトhttps://www.qualtec.co.jp/
取り扱い証券野村證券、SMBC日興証券SBI証券岩井コスモ証券 、 丸三証券など

IPO取り扱い数No.1のSBI証券が取り扱っているね!

クオルテックのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格2,540円
仮条件2,400~2,540円
ブックビルディング期間7月11日(火)~7月18日(火)
当選発表日7月19日(水)
公開価格2,540円
申込期間7月20日(木)~7月25日(火)
上場日7月28日(金)
初値2,336円

初値は公開価格を下回ったね。

クオルテックのIPO初値予想

ipo評価クオルテック

直近日経平均は33,000円前後と高値を推移しており、IPO市場も好況なため初値上昇にプラスの要因となると考えられます。

ただし、このIPOはオファリングレシオが約57.4%と高く、公募比率も約20.7%と低いなど初値上昇にマイナスの要因があります。

また、直近のIPO企業が多いことや、業績が不安定なことも懸念点となります。

これらの点から、IPO評価: C(予想レンジ1.0倍~1.3倍=2.540円~3,302円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:2,540円

The poll has expired!

詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

クオルテックの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
野村證券(主幹事)93.06%1,289,600株
SMBC日興証券2.61%36,100株
SBI証券 0.87%12,000株
岩井コスモ証券 0.87%12,000株
丸三証券0.87%12,000株
岡三証券0.87%12,000株
極東証券0.43%6,000株
マネックス証券0.43%6,000株

\IPO取扱数No.1/

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

証券会社名 取扱数 主幹事数 抽選方法 事前入金
SBI証券 89 13
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券 65 0 完全平等抽選 必要
SMBC日興証券 47 24 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て 必要
松井証券 55 0 配分予定数量の70%以上を抽選 不要
岡三証券 38 0 取引実績に応じて優遇抽選 不要
マネックス証券 60 0 完全平等抽選 必要

※取扱数、主幹事数は2022年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、ライジング・ジャパン・エクイティ第二号投資事業有限責任組合の保有株は全て売り出されます。

株主名比率
志方 廣一47.38%
ライジング・ジャパン・エクイティ第二号投資事業有限責任組合44.05%
CBC(株)8.57%

上場時にはVCの保有株はないから、ロックアップ解除後でもVCからの売りもないんだね!

クオルテックの業績情報

クオルテックの業績情報
決算期2018年12月2019年12月2020年12月2021年6月2022年6月
売上高3,2632,9952,9211,4763,156
成長率-8.2%-2.5%-49.5%+113.8%
経常利益-54-1172655340
成長率+111.5%+518.2%
経常利益率0.9%3.7%10.8%
当期純利益500-21630156
成長率-100.0%+420.0%
EPS28.60.1-103.030.4155.9
BPS890.21,004.1883.1913.71,070.0
目論見書を元に、いろはに投資作成
*2021年6月15日開催の臨時株主総会決議により、2021年6月期の決算期を12月15日から6月30日に変更した。
決算期変更により2021年6月期の決算期は2020年12月16日から2021年6月30日までの6ヶ月16日間に変更。
EPS、BPSの数値は2023年3月1日付に行われた株式分割(株式1つを5,000に分割)を反映済み。

売上高は一定水準を維持していて、経常利益率も上昇傾向にあり2022年6月期には10.8%にまで上昇しています。

(2021年6月期は約6ヶ月間であることにご注意ください)

主力市場である自動車業界では半導体の供給不足が続き、依然として減産中ではありますが、前事業年度と比較して生産・販売ともに回復基調が見られ、主要事業である信頼性評価試験の需要も回復してきています。

ただ過去5年間を見ると、損失が出ている年もあり業績は不安定であると言えます。

クオルテックの業績情報2
EPSが左軸、BPSが右軸
*2021年6月15日開催の臨時株主総会決議により、2021年6月期の決算期を12月15日から6月30日に変更した。
決算期変更により2021年6月期の決算期は2020年12月16日から2021年6月30日までの6ヶ月16日間に変更。
EPS、BPSの数値は2023年3月1日付に行われた株式分割(株式1つを5,000に分割)を反映済み。

財務状況は健全で、純資産額は増加傾向にあります。

同社は自社での研究も行っており、信頼性評価試験等の技術向上のためにも研究施設への設備投資を行なっていく方針です。

自己資本比率は、2022年6月期末時点で66.1%となっているよ!

クオルテックの事業内容

クオルテックは、自動車に使われるパワー半導体の信頼性評価事業を主として、検査事業やレーザー加工業を展開している企業です。

パワー半導体とは?

パワー半導体は電力の制御や変換ができるデバイスで、自動車のモーターへの供給電力の調整などに使われます。

近年増えているEV車や電気自動車には必要不可欠な部品です。

同社は、顧客の多種多様なニーズに対応できる技術陣を強みとしており、人材育成と技術の伝承に注力しています。

顧客の要望に応えるために積極的な設備投資を行うことで、技術やノウハウの蓄積を行っていることも強みです。

同社の事業内容は以下の通りです。

それぞれの事業について見てみよう!

信頼性評価事業

信頼性評価事業では、電子部品等に対する信頼性評価試験、良品・不良解析、研磨加工、試験機製造販売等を行っています。

同社の技術力と関連会社であるSGSクオルテック株式会社の営業力を融合した技術営業体制を構築しています。

SGSクオルテックは、SGSジャパンとクオルテックが共同で出資している会社だよ!

主に電気自動車の基幹部品である電源回路の中のパワー半導体の信頼性評価試験や故障解析に取組んでいます。

試験環境を自社内で開発することで解析から改善の提案までトータルで見ることができ、顧客の多種多様なニーズに対応できることが特徴です。

微細加工事業

微細加工事業では、ビルドアップ基盤やフレキシブルプリント基板(薄く柔らかい屈曲可能な基板)等に対する施策・レーザー加工を行っています。

スマートフォンから医療機器まで、ジャンルを問わず幅広く対応することで顧客ニーズに対応しています。

その他事業

その他事業の事業概要は、以下の通りです。

  • 犬・猫遺伝子疾患の原因遺伝子変異の検出サービス
  • バイオ医療関連製品の受託検査を行うバイオ事業
  • 各種コンサルティングのゼロイノベーション事業
  • 表面処理技術事業

同事業は基礎実験や再現実験を繰り返し、ノウハウとデータを蓄積しています。

また、新材料への表面処理加工等、最先端の材料への処理を施策から量産まで請け負っていることも特徴です。

直近同市場・同業種IPOの初期予想と騰落結果

直近にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
クラダシ6/30B(1.3~1.5倍)1.53倍
ジーデップ・アドバンス6/30B(1.3~1.5倍)2.37倍
ノバレーゼ6/30D(1.0倍未満)0.98倍
W TOKYO6/29B(1.3~1.5倍)2.34倍
ノイルミューン・バイオテック6/28C(1.0~1.3倍)0.94倍

6月は日経平均株価が33,000円を超えるなど市場全体が好調であり、直近のIPOは堅調に推移しています。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。

IPO投資におすすめのネット証券3選


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