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オカムラ食品工業(2938)のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、9月27日に東証スタンダードに上場したオカムラ食品工業(2938)をご紹介します。(同日は「AVILEN」が上場予定です)

オカムラ食品工業は、サーモンの養殖、水産品の加工・販売を行う企業です。

想定時価総額は130.8億円で、食料品業のIPOとなっています。

監修者:曽根原 大介
監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

オカムラ食品工業のIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはに投資独自の初値予想を見てみましょう。

上場日9月27日(水)
いろはに投資独自の初値予想B(1.3倍以上1.5倍未満)
※想定価格1,680円から、2,184円~2,520円
企業Webサイトhttps://www.okamurashokuhin.co.jp
取り扱い証券SBI証券大和証券SMBC日興証券楽天証券など

IPO取り扱い数No.1のSBI証券が取り扱っているね!

オカムラ食品工業のIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格1,680円
仮条件1,600〜1,680円
ブックビルディング期間9月8日(金)~9月14日(木)
当選発表日9月15日(金)
公開価格1,680円
申込期間9月19日(火)~9月22日(金)
上場日9月27日(水)
初値2,564円

初値は、2,564円に決まったね!

オカムラ食品工業のIPO初値予想

オカムラ食品工業 IPO評価

スタンダード上場である点や事業内容からは、IPOテーマとしては魅力的だと言えません。

一方、オファリングレシオが15.5%と低いことや割安感が初値のプラス要因になります。

直近のIPO数が多いことがネックですが、市況によっては値上がりも期待できます。

これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍~1.5倍=2,184円~2,520円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:1,680円

投票は終了しました。ご回答ありがとうございます!

詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

オカムラ食品工業の主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
野村證券(主)93.04%1,123,500株
大和証券1.74%21,000株
みずほ証券1.74%21,000株
SMBC日興証券1.74%21,000株
SBI証券0.87%10,500株
楽天証券0.87%10,500株

\IPO取扱数No.1/

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

証券会社名 取扱数 主幹事数 抽選方法 事前入金
SBI証券 89 13
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券 65 0 完全平等抽選 必要
SMBC日興証券 47 24 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て 必要
松井証券 55 0 配分予定数量の70%以上を抽選 不要
岡三証券 38 0 取引実績に応じて優遇抽選 不要
マネックス証券 60 0 完全平等抽選 必要

※取扱数、主幹事数は2022年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主は、岡村恒一氏の資産管理会社である株式会社オカムラです。

岡村恒一氏は、配偶者や2親等内の血族の所有株式数を含めると、発行済株式数の77.9%を所有しています。

株主名比率
株式会社オカムラ40.45%
岡村 恒一21.48%
Steelhead Aps6.08%
岡村 直子4.01%
八木 康次3.79%
岡村 洋平2.05%
岡村 大祐1.80%
岡村 麻里1.80%
岡村 英樹1.64%
岡村 亮治1.64%
上位10名を記載

創業家の持分比率が大きいね!

オカムラ食品工業の業績情報

オカムラ食品工業の業績データ1
オカムラ食品工業の業績データ2
EPSが左軸、BPSが右軸
決算期2021年6月2022年6月2023年6月(予)
売上高20,21424,10028,939
成長率+19.2%+20.1%
経常利益1,5933,3413,544
成長率+109.7%+6.1%
経常利益率7.9%13.9%12.2%
当期純利益9922,2492,389
成長率+126.7%+6.2%
EPS147.29333.98354.82
BPS781.821,105.821,480.02
目論見書を元に、いろはに投資作成
※2021年6月期より連結決算。
※2023年6月期については、監査が未了。
※2023年7月29日付で普通株式1株につき普通株式30株の割合で株式分割を実施。

2022年6月期は、3,886百万円の増収(前期比19.2%増)、1,748百万円の経常増益(前期比109.7%増)となりました。

また、売上高営業利益率は12.3%、自己資本当期純利益率(ROE)は35.4%という高い収益性を達成しています。

2023年6月期についても増収増益が予想されます。

現在では、東南アジアでの活動規制の緩和や堅調な外需による景気の持ち直しが続く中、サーモンの市場供給量不足やサーモン相場の高騰という状況にあります。

同社グループの事業においては、養殖事業及び海外加工事業を中心に同社製品に対する需要及び販売価格が高水準で推移しています。

また、サーモン需要の増加も同社の今後の業績に影響を及ぼすと考えられます。

世界のサケ・マス類養殖生産量は1987年の35万tから2017年の348万tと、約30年間で10倍に増加しています。

養殖効率に優れていて比較的低価格で購入しやすいサーモンの需要は、今後も伸びていくものと期待されています。

日本国内においても、サーモンの人気は高く、各種調査でも人気の魚種として常に上位に挙げられているよ!

オカムラ食品工業の事業内容

同社グループは、「海の恵みを絶やすことなく世界中の人々に届け続ける。」ことをMissionとし、養殖事業、国内加工事業、海外加工事業、海外卸売事業の4つの事業を柱としてビジネスを展開しています。

サーモンを中心とした川上から川下までの垂直統合型のビジネスモデルで、グローバルに事業を展開し、その結果として、自己資本利益率や売上高営業利益率などの指標において上場会社平均を上回る実績を達成しています。

養殖事業

生食用のサーモントラウトを養殖し、国内外に向け販売する事業です。

Musholm A/Sにおいては、毎年約3,500トンのサーモントラウトを生産しています。

更に、サーモン洋食の世界的なリーダーであるノルウェーの養殖との差別化を図るため、卵を持たせる養殖を行っています。

国内加工事業

国内加工事業及び海外加工事業は、魚卵・成魚を原料として顧客の要望にそって加工し、販売を行う事業です。

国内のスーパーマーケットや外食向けの販売が主ですが、最近ではアジア圏の大手回転寿司チェーンへの輸出も増えています。

海外加工事業

海外加工事業は、海外の加工拠点において水産加工品を製造する事業です。

国内加工事業と同様に、同社養殖事業からの原料仕入れに加え、自社仕入れチームが自身で良質な原料を世界中から調達し加工販売まで行います。

海外加工事業における拠点は、東京事業本部のほか、ミャンマーの自社グループ工場、ベトナムのパートナー工場があります。

海外卸売事業

シンガポール、マレーシア、台湾及びタイに拠点を有しており、現地の日系スーパーマーケットや日本食レストランに、日本から輸入した日本食材を販売しています。

顧客のニーズに応じて他社から幅広く商材を調達していますが、自社グループ内で養殖・加工した商材も当事業を通じて海外市場に販売しています。

オカムラ食品工業 事業系統図
目論見書より引用

※同社の事業内容分析は近日中にアップデートいたします。

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近の7月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
Laboro.AI7/31S(1.7倍超)2.06倍
クオルテック7/28C(1.0~1.3倍)0.92倍
GENDA7/28A(1.5~1.7倍)0.92倍
テクニスコ7/26C(1.0~1.3倍)1.63倍
エコナビスタ7/26A(1.5~1.7倍)2.54倍

日経平均は下落傾向にあり、以前ほどの勢いはなくなっています。

ただ、公募割れする企業も少々ありますが、直近のIPOは以前通りの伸び方をしています。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。

IPO投資におすすめのネット証券3選

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