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アストロスケールホールディングス(186A)のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、6月5日に東証グロースに上場予定のアストロスケールホールディングス(186A)をご紹介します。

アストロスケールホールディングスは、スペースデブリ(宇宙ゴミ)除去や人工衛星寿命延長・点検・観測等の軌道上サービス事業に専業で取り組む世界初の民間企業です。

想定時価総額は804.2億円で、サービス業のIPOとなっています。

監修者:曽根原 大介
監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

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アストロスケールホールディングスのIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはにマネー独自の初値予想を見てみましょう。

上場日6月5日(水)
いろはにマネー独自の初値予想B(1.3倍以上1.5倍未満)
※想定価格720円から、936円~1,079円
企業Webサイトhttps://astroscale.com/ja/
取り扱い証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共主)、SBI証券SMBC日興証券楽天証券岡三証券 など

IPO取り扱い数No.1のSBI証券が取り扱っているね!

アストロスケールホールディングスのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格720円
仮条件5月20日(月)発表予定
ブックビルディング期間5月20日(月)~5月24日(金)
当選発表日5月27日(月)
公開価格5月27日(月)発表予定
申込期間5月28日(火)~5月31日(金)
上場日6月5日(水)
初値6月5日(水)発表予定

まずは仮条件がどうなるか注目だよ。

アストロスケールホールディングスのIPO初値予想【アマギフプレゼント】

アストロスケールホールディングスIPO評価見出し画像

IPOで注目度の高い宇宙関連事業であることや公募比率が88.3%と高いことはプラスの影響を与えるでしょう

一方、吸収金額が192.4億円とかなり大きいことはマイナスに影響しそうです

また、後述する業績への不安や軟調なグロース市場に上場する点も気になります。

これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍以上1.5倍未満=936円~1,079円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート
想定価格
720円
初値予想アンケート
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詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

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初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

アストロスケールホールディングスの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主)%
モルガン・スタンレーMUFG証券(共同主)%
みずほ証券(共同主)%
SBI証券%
野村證券%
SMBC日興証券%
楽天証券%
東海東京証券%
岡三証券%
水戸証券%
松井証券%
マネックス証券%
岩井コスモ証券%
あかつき証券%
東洋証券%
アイザワ証券%
割当率・割当株数は、5/20付近に発表予定

\IPO取扱数No.1/

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

証券会社名 取扱数 主幹事数 抽選方法 事前入金
SBI証券 89 13
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券 65 0 完全平等抽選 必要
SMBC日興証券 47 24 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て 必要
松井証券 55 0 配分予定数量の70%以上を抽選 不要
岡三証券 38 0 取引実績に応じて優遇抽選 不要
マネックス証券 60 0 完全平等抽選 必要

※取扱数、主幹事数は2022年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、第1位の岡田 光信氏は同社の代表取締役社長兼CEOです。

また、第7位のブラッカビー・クリストファー氏は同社のCOOを務めており、元NASAアジアの代表です。

株主名比率
岡田 光信26.78%
株式会社INCJ16.53%
ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合4.27%
株式会社グーニーズ3.14%
ASエースタート1号投資事業有限責任組合2.86%
三菱電機株式会社2.57%
ブラッカビー・クリストファー2.54%
スペース・エースタート1号投資事業有限責任組合2.52%
日本グロースキャピタル投資法人2.45%
THE FUND投資事業有限責任組合1.92%
上位10名を記載

いくつかのVCが保有していることが分かりますが、VC保有比率は約37%となっています。

アストロスケールホールディングスの業績情報

アストロスケールホールディングス業績情報1
アストロスケールホールディングス業績情報2
EPSは左軸、BPSは右軸
決算期2020年4月2021年4月2022年4月2023年4月
売上高846519101,792
成長率+675.0%+39.8%+96.9%
経常利益-497-489-556-931
成長率
経常利益率
当期純利益-494-489-548-926
成長率
EPS-77.3-73.0-73.7-111.2
BPS-132.9-209.7172.0-379.5
目論見書を元に、いろはにマネー作成

2023年4月期は売上高1,792百万円、経常利益-931百万円となりました

売上高は2021年4月期に驚異の前期比+675.0%、2023年4月期にも前期比+96.9%増加するなど、急激な成長を見せています。

ただし2020年4月期から現在にかけては、多額の先行投資と長期の開発期間を要する衛星及び宇宙機器の研究開発により、大幅な損失を計上しています。

宇宙事業の性質上、膨大な初期投資による一時的な損失計上は仕方のないことだと言えるでしょう。

今後のさらなる売上高の成長と収益の黒字化に期待だね!

アストロスケールホールディングスの事業内容

アストロスケールホールディングスは、「将来の世代の利益のための安全で持続可能な宇宙開発」を目標に、スペースデブリ(宇宙ゴミ。以下、デブリ)の除去を中心とした軌道上サービスを提供しています。

具体的には以下の4つのサービスを提供しています。

EOL (End-of-Life Service)

EOLサービスは、運用を終了した衛星のデブリ化を防止するための除去サービスです。

具体的には、同社グループの捕獲機(サービサー)を打ち上げ、故障機や寿命を迎えた衛星を捕獲したのち、軌道を降下させ、大気圏で燃焼・除去するサービスを提供します。

本サービスで想定されている対象顧客は、衛星コンステレーションの運用事業者です。

衛星コンステレーションは、1つの軌道面に多数の衛星を配備した上で、複数の軌道面を用いることで地球全体をカバーする運用を行います。

故障機等が軌道上に放置され続けると、デブリや自社他衛星と衝突し、軌道面の汚染やサービス停止、衛星の短命化等の危険性が高まるため、速やかに故障機等を除去するニーズがあるのです。

アストロスケールホールディングスEOLサービス画像
有価証券報告書より
※2024年3月末時点

今後生まれるデブリの大半はコンステレーション衛星から発生すると考えられているんだワン!

現在は、故障や運用終了により役目を終えたコンステレーション衛星を複数機除去可能なEOLサービサー「ELSA-M」を開発中。

2029年4月期末時点で同サービサー累計打上げ数が3,500台を超える予想を立てています。

2021年3月には打ち上げたデブリ除去技術実証衛星「ELSA-d」が模擬デブリを捕獲する実証を行い、2024年末には打ち上げ予定の「ELSA-M」で、複数の衛星を捕獲する予定となっています。

実用化に向けて、実証を重ねている段階なんだね!

ADR (Active Debris Removal)

ADRサービスは、既存のデブリの除去サービスで、同社グループのサービサーを打ち上げ既存のデブリを捕獲、軌道を降下させ、大気圏で燃焼・除去するサービスです。

本サービスの想定対象顧客は、政府や宇宙機関です。

これは過去に排出されたデブリの大半が政府によるミッションに由来するものであることに加え、過去に民間事業者により排出されたデブリについては責任の遡及が困難であるためです。

既存のデブリを早期に除去することで、既存デブリが破砕し、除去が難しい極小のデブリとなることを防ぎ、宇宙環境の保全に寄与します。

そして、宇宙空間に配置されている衛星群を持続的に利用することを目指します。

宇宙ゴミを回収して、宇宙空間をきれいにしてくれているんだね!

LEX (Life Extension Service)

LEXサービスは、衛星の寿命を延長するサービスです。

具体的には、燃料の枯渇などにより予定より早く寿命を迎える衛星や、軌道がずれてしまった衛星に対してドッキング(捕獲)を行います。

燃料補給を通じて、衛星の運用期間の延長や別の軌道への遷移などのサービスを提供します。

本サービスが想定する対象顧客は、低軌道や静止軌道で衛星を運用する政府や民間企業です。

特に、静止軌道では毎年20機以上の衛星が退役しています。

静止軌道上にある衛星の有人修理には多額のコストがかかるため、無人機でのドッキングにより修理を可能とする本サービスはコストパフォーマンスの面で高く評価できます。

低軌道の高度2,000キロに対して、静止軌道は高度36,000キロと桁違いに遠いんだね!

ISSA (In-Situ SSA)

ISSAサービスは、故障機や物体の観測・点検サービスです。

故障機やデブリ(非協力的物体)からは位置情報が発信されないため、それらの物体に安全に接近することは極めて難しいという問題があります。

本サービスでは観測用衛星を打ち上げ、非協力的物体に安全に近距離まで接近し、可視光カメラ及びその他のセンサ類を用いて、対象物体のデータを取得します。

そうすることで、故障の原因解析への活用や、相手物体の把握を可能にするサービスを提供します。

想定する対象顧客は、政府や宇宙機関です。

地上からは点でしか見ることの出来ない衛星を、実際に近くに行って直接観測したいというニーズを考え、顧客へのヒアリングを通しサービス内容を構想中とのことです。

確かに宇宙空間で位置情報を発信していない物体に近づくのは、かなり難しそうだね。

アストロスケールホールディングスの事業形態

同社の事業形態は以下の通りです。

EOL、ADR、LEX、ISSAのいずれも、衛星やデブリなどの保有者や運用者から依頼を受けてサービスを提供することで対価を得る仕組みです。

サービス提供は宇宙空間でのデブリ除去が中心ですが、ミッション遂行時の取得データを販売するなど、地上でのサービス提供も行っています。

また、同社はグローバルな事業展開に力を入れており、日本の本社を中心に英国、米国、フランス、イスラエルなど拠点の拡大を進めています。

政府という顧客の性質上、国ごとにプロジェクトを進められるというメリットは大きいと考えられます。

グローバルな事業展開による世界各国の宇宙機関との連携が強みだワン!

直近IPOの初値予想と騰落結果

直近の4月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
コージンバイオ4/25S(1.7倍~)1.07倍
レジル4/24C(1.0~1.3倍)1.00倍
Will Smart4/16C(1.0~1.3倍)0.95倍
ハンモック4/11C(1.0~1.3倍)1.05倍
イタミアート4/8B(1.3~1.5倍) 1.25倍
アズパートナーズ4/4C(1.0~1.3倍)1.52倍

4月中旬からの日経平均の下落によって、IPO市況も悪化しています。

初値予想が1.7倍以上と期待されていたコージンバイオも1.07倍となっているように、マイナスにはならないものの大きく上昇していない状況です。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。

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