【株価】アップル(AAPL)の株は買い?配当金やチャート、買い方を分かりやすく解説!
※2022年11月11日に更新しました。

・アップル株は今後どうなるの?
・アップル株は買った方が良い?
このようなお悩みを解決します。
この記事の結論
- アップルはサービス部門が好調で成長している
- アップルは株主還元も積極的で、GAFAMで比べても優れた業績を誇っている
- アップル株を買うならネット証券であるSBI証券・楽天証券がおすすめ
パソコンの「Mac」やスマートフォンの「iPhone」で有名なアメリカ大手IT企業のアップル。
ブランド力の高さや収益力の強さから、投資家からも人気を集めている優良企業です。
近年では「Apple Watch」や「AirPods」など、ウェアラブルデバイスの売り上げも拡大しています。
今回はそんなアップル社の株を購入するべきか、今後の予想や日本からの買い方をご紹介します。
この記事を読めば、アップル株について理解できるワン!
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アップル株とは【基本情報】

アップルは、iPhoneの会社ってイメージだけど…?
「アップル(Apple)」という名前はほとんどの人が知っているかと思いますが、iPhoneやMacだけの会社ではありません。
まずは企業概要を見ていきましょう。
会社名 | APPLE.inc |
銘柄名 | AAPL |
株式市場 | NASDAQ(ナスダック) |
株価 | 167.53米ドル(約22,866円) |
配当利回り | 0.55% |
主な事業内容 | ・スマートフォン、パソコン、ウェアラブルアクセサリーの設計・製造・販売 ・上記に関連するソフトウェアの開発 ・App StoreやApple TVなどの提供 |
Appleはアメリカを代表するIT企業で、「GAFA」と呼ばれるアメリカ人気株の1つです。
アップルの事業内容

iPhoneの販売以外にどんなことをしているんだろう?
アップルの事業は、「プロダクト部門」と「サービス部門」の二つに分けることが出来ます。
プロダクト部門
以下のプロダクトを開発・販売しています。
- iPhone
- iPad
- MacBook
- ウェアラブルデバイス(Apple Watchシリーズ、Apple TVシリーズ、AirPodsやAirTagなど、上記以外のApple製品)
サービス部門
以下に代表される様々なサービスを提供しています。
- Apple Music:9,000万曲以上が聴き放題の音楽ストリーミングサービス
- Apple TV+:オリジナルの映画、ドラマ、アニメ、ドキュメンタリー番組などが独占配信される定額動画配信サービス
- iCould:データのバックアップや共有を可能にするクラウドサービス
- App Store:ゲームや音楽、映画、書籍など多数のアプリケーションをダウンロードすることができるサービス
Appleの製品は独自のOSでデバイス間の親和性が高いから、リピート率が上がったり、「Apple信者」と言われる熱狂的なファンもいるんだワン!
これまでのようなデバイスの製造・販売に限らず、現在は利益率の高いプラットフォームビジネスの展開が進んでいます。
実はいろはに投資もアップルが提供するPodcastで配信をしているよ!
以下では、時代に則して成長を続ける同社の業績を見てみましょう。
アップルの業績推移

アップルの売上高と利益は、次のようになっています。

コロナ禍や米中貿易問題などの苦境に立たされましたが、売上高・純利益ともに順調に増加しています。
2022年度は3Qまでの進捗を参考にすると、前期の実績を上回る見通しです。
Appleはどのように売上を上げているんだろう?iPhoneの販売?
アップルはiPhoneを販売する企業として有名ですが、収益構造はそれだけではありません。

iPhoneの売上は全体の半分を占めており、MacやiPadなどのその他のデバイスの売上は全体の1/4強を占めています。
残りはサービス事業が占めており、同事業の割合は増加傾向にあります。
米JPモルガンの予想では、Apple Musicの売上高は25年までに約70億ドルを達成すると見込まれています。
アップルが好調なのは分かったけど、GAFAMで比べるとどうなんだろう?

アップルはAmazonに次ぐ売上高を誇りながら、高い成長率を維持しています。
なお、最近では、BIG8(GAFAM&テスラ、ネットフリックス、エヌビディア)に注目度が高まっています。
2022 4Q決算
10月27日、2022年4Q(7〜9月期)決算が発表されました。
まず、各数値を見ていきましょう。
2022 4Q | 前年同期比 | |
売上高 | 901億4600万ドル | +8% |
営業利益 | 248億9400万ドル | +5% |
純利益 | 207億2100万ドル | +1% |
結果は増収増益となりました。
また、売上高及びEPSは、市場予想を上回りました。
これを受け、株価は約8%の上昇を記録しました。
どの製品がよく売れたんだろう?
商品別でみてみると、9月に最新の「14」シリーズを投入したiPhoneの売上高は10%増の426億2600万ドルで全体の47%を占めました。
iPhoneは発売日の関係で昨年に比べ1週間ほど多く新製品の売上が含まれていますが、iPhone14Plusは10月販売、iPhone14Proの供給不足などを鑑みると、さらなる成長が見込めそうです。
Macは25%増の115億800万ドルとなり、3Qの縮小(10%減)から復調しました。
7月にM2搭載のMacbook Airを投入したことが大きな要因だワン!
iPadは13%減の71億7400万ドルとなりました。
これは2021年は9月に新モデルを発売したのに対し、2022年の新モデルは10月発売となり、7-9月期の決算に含まれていないことが挙げられます。
サブスクなどのサービスは5%増の191億8800万ドルという結果になりました。
サブスク等の利益率の高いサービス部門の成長減速は少し心配だね。
Appleの今後は大丈夫?
半導体不足の落ち着きや上海工場のロックダウン解消が同社の好決算に貢献しました。
しかし、アマゾンやグーグル、マイクロソフト株も決算を受け下落しており、GAFAMを中心に米国ハイテク株には逆風が吹いています。
また、長期金利も高い水準で推移しており、グロース株への投資は注意が必要です。
アップル株の買い方・売り方

実際に、米国株を購入するにはどうすればいいんだろう?
アップル株のような米国株を購入するのにアメリカの証券会社を利用する必要はありません。
日本の大手ネット証券会社であれば、だいたい米国株の取り扱いをしているので、口座を開設すれば売買できます。
証券会社によって取り扱い銘柄が異なるので、よく比較検討しましょう。
準備するもの4つ
- インターネット環境
- 投資資金
- 銀行口座
- ネット証券の口座
基本的に、日本の株と購入する方法は変わりません。
以下の手順で進めていけば問題なく購入できます。
- 投資したい金額を証券口座に入金(日本円で構いません)
- 円を米ドルに両替する
- 証券会社のサイトで「アップル」又は「AAPL」を検索
- 銘柄の「買い注文」を行う
- 買い注文で各区分を設定する※
- 注文内容を確認し、「購入」する
※買い注文区分とは
注文する際には各区分を指定する必要があります。
注文方法 | 成行注文/指値注文 |
口座区分 | 一般口座/特定口座 |
決済方法 | 円貸決済/外貨決済 |
日本株と同じ方法でアップル株も買えそうだね!
アップル株の価値が上がり、自分の中で納得できる売却利益が出ると判断した場合は、売り手続きをしましょう。
売る手順は以下の通りです。
- 証券会社のホームページで米国株式を選択
- 「注文」を選ぶ
- 持っている株式から「アップル(AAPL)を選択
- 売りから注文画面にいき、「確定」
- 売却利益を「出金」する
日本株と同じような手順だから、心配いらないね!
アップル株は買いか?

アップルの株価はまだ上がるのかな?今買っていいのかな?
ここからは、アップル株についていくつかのトピックに分けて考察していきます。
株価と財務分析

アップルの株価は順調に推移してきましたが、2020年以降、特に大きく上昇しました。
というのも、コロナ禍で音楽配信などサービス部門の需要や、リモートワーク拡大による製品需要が拡大したためです。
今の株価は割高なのかな?
PERやPBRなどの指標を用いてGAFAMで比較すると、以下のようになります。
PER | PBR | ROE | 配当利回り | |
---|---|---|---|---|
Google(Alphabet) | 365.6倍 | 108.8倍 | 29.8% | 0% |
Amazon | 40.8倍 | 10.4倍 | 25.4% | 0% |
9.3倍 | 2.9倍 | 31.3% | 0% | |
Apple | 28.4倍 | 46.3倍 | 162.9% | 0.6% |
Microsoft | 28.3倍 | 12.4倍 | 43.7% | 0.9% |
AppleはPERやPBRではGAFAMと比較すると中位で、割安とも割高とも言えません。
一方、経営効率を表すROEは圧倒的に高くなっています。
また、Google,Amazon,Facebookは配当を実施していませんが、アップルでは配当を出しています。
株主還元(配当金・株主優待)
アップルは年4回配当を出しており、配当金の推移は以下の通りです。
配当支払日 | 金額 |
---|---|
2022年8月11日 | $0.23 |
2022年5月12日 | $0.23 |
2022年2月10日 | $0.22 |
2021年11月11日 | $0.22 |
2021年8月12日 | $0.22 |
2021年5月13日 | $0.22 |
2021年2月11日 | $0.205 |
1株当たり、年間で0.9ドルくらいもらえるんだね!
アップルは10年連続の増配を決定しました。
配当利回りは減少傾向にありますが、株価が増配率以上に上昇しているためです。
配当利回り | 0.53% |
配当性向 | 15.4% |
配当利回り、配当性向ともに減少傾向にあり、決して高い水準とは言えません。(米国企業の配当性向の平均は30~40%程度)
ですが、裏を返すと、アップルは更なる成長に向けて利益を再投資しているのです。
またアップルの株主優待はありません。
米国企業は基本的に株主優待を行っていないのですが、その代わりに年4回など配当回数が多く、配当利回りが高くなる傾向があります。
今後のアップルの株価【どこまで上がる?】

アップル株は今後どうなるのかな?
これまでアップル株は過去10年間で8倍ほど値上がりしていて、大きなリターンを享受した投資家も多いです。
ですが、「今から買っても遅くないか?」「これから値下がりしないか?」と気になる人も多いですよね。
結論を先に言えば、アップルの株価は調整局面でありながらも、今後さらに値上がりする可能性はあります。
過去の株価推移からも、今後の高値は170~200ドル程度が目途と考えられるでしょう。
以下では、その理由とアップル社の業績が今後どうなるかを予想してみましょう。
投資に絶対は無いから、値下がりする可能性もあるワン!
多くのユーザーを囲い込むブランド力
Appleは元々「iMac」や「iPod」といった製品から人気を集めてきました。
その後、スマートフォンの先駆けとなる「iPhone」やクリエイターに人気の「MacBook」など、革新的な製品を世に送り出し続けています。
コア事業でもあるPCやスマートフォンで安定した収益を出しながら、AirPodsやApple Watchといった周辺デバイスも開発し、収益源をどんどん多角化。
Apple Watchの出荷台数は2019年に3,070万台と、スイス製の時計の出荷台数(2,100万台)を上回り出荷台数世界一位の腕時計となりました。
私の友達もApple Watch付けている人が多くなってきたよ!
音楽サービス「Apple Music」、オンデマンド配信「Apple TV」、電子決済サービス「Apple Pay」といったソフト面でのサービスも開発し、ユーザーを囲い込む戦略も成功しています。
Apple製品のユーザーを軸にプラットフォーマーとして新たな収益源を増やすことで、今後も収益の成長・株価の成長が期待されているのです。
確かに「Apple」ってだけで欲しくなっちゃうよね!
「投資の神様」も大量に投資している
「投資の神様」と言われるウォーレン・バフェットが会長兼CEOを務めるバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)の保有株式が公開されています。
バークシャー・ハサウェイのポートフォリオで最も多くの43%を占めるのが、アップルです。
ウォーレン・バフェットはアップルを「彼が知る中で最良の企業」と位置づけているのです。
電気自動車(EV)への参入
Appleは自動運転に対応した電気自動車(EV)の開発も着手していて、早ければ2025年にも発売すると言われています。
まだ計画段階のため本当に実現するかは分かりませんが、高いデザイン力、Appleブランド、ソフトウェア開発といった強みを活かして大きく成長する可能性を秘めています。
「先進的な電気自動車」と言えばテスラが有名だけど、アップルが参入すれば勝てる可能性もあるワン!
コロナが追い風に
新型コロナウイルスでロックダウンが広がり、アメリカも自宅にいる時間が増えました。
そんな中、在宅ワークのPC需要や学校に行けない子供の在宅学習などでApple製品は人気を集めました。
高性能なMacBookやiPhone、Apple Watchの売上は増え、Appleの株価も右肩上がりに。
その結果、2022年1月にアップルの時価総額は一時3兆ドルを超えました。
時価総額が3兆ドルを超えたのは、世界初だよ!
現在は2兆ドル付近まで時価総額が下がっていますが、一度3兆ドルを達成したことで、今後も3兆ドルを回復する可能性は大いにありますね。
今はFRBの利上げやインフレなど、株式市場に逆風が吹いている影響もあるワン!
以上の理由から、アップルはまだまだ高成長のポテンシャルを秘めていて、長期的には株価の上昇が期待できます。
新作発表会の影響
アップルは毎年の新作発表会で新型iPhoneなどの新製品を発表します。
これまでは新製品発表後、業績向上の期待が高まり、株価は上昇する傾向にあります。
2022年の新作発表会は9月7日に行われ、iPhone14が発表されると噂されています。
投資家の期待を超えた新作が発表されるのか、注目だワン!
アップル株を買うのにおすすめの証券会社は?

アップル株にお得に投資する方法はある?
アップル株をはじめとして、米国株に投資できる証券会社は数多くあります。
以下ではその中でも、手数料・取扱銘柄数・取引ツールの観点からおすすめの証券口座を4つご紹介します。
SBI証券【取扱銘柄が多い】
SBI証券は、米国株の取り扱い銘柄数が約6,000銘柄と証券会社の中でも取り扱い数が多いネット証券です。
日本円でも米ドルでもどちらでも購入することができます。
米ドルの為替手数料は1ドルあたり25銭ですが、住信SBIネット銀行を活用すれば1ドルあたり6銭まで抑えることが出来ます。
SBI証券で口座を開設するのであれば、併用して住信SBIネット銀行を開設するとお得に米国株投資ができますよ。
SBI証券の特徴
- 6,000銘柄以上の米国株を取り扱い(2022年6月現在)
- 円貨決済も外貨決済も可能
- 最低取引手数料が0円〜(上限は税込22USD・税込0.495%)
- 為替手数料は住信SBI銀行経由で1ドルあたり6銭
- 米国株の貸株サービスで金利を得られる
\住信SBI銀行と連携すればお得に/
マネックス証券【買付時の為替手数料0円】
マネックス証券は米国株取引で時間外取引もできるネット証券で、多様な注文方法に対応しています。
例えば株価の上昇幅、または下落幅に合わせて逆指値注文のトリガーとなる価格をリアルタイムで自動修正する「トレールストップ注文」など、ほかの証券会社には無い注文方法があります。
米国株は日本時間で深夜の取引が中心だから、時間外取引ができるのは嬉しいね!
標準時間で23時30分から翌6時の取引時間に加えて、22時~23時30分の「プレマーケット」、6時~10時の「アフターマーケット」の時間帯も取引が可能です。
マネックス証券の特徴
- 時間外取引が可能
- 最低取引手数料が0円〜(上限は税込22USD・税込0.495%)
- 買付時の為替手数料が無料
- 「銘柄スカウター」で分析が可能
楽天証券【2か月間手数料0円】
口座開設をしてから2か月間は取引手数料が0円に加えて、ポイントバックがあるのが楽天証券のおすすめポイントです。
楽天銀行との連携「マネーブリッジ」により、銀行預金から直接、米国株を購入することができます。
購入時に証券口座に資金が不足している場合は、自動入出金(スイープ)にも対応しているため、銀行口座から投資資金を捻出できます。
中には毎月2万ポイント貯めて、そのまま積み立てNISAに使っている人もいるワン!
楽天証券の特徴
- 取引手数料100円ごとに1ポイント付与
- 口座開設から2か月間取引手数料が0円
- 最低取引手数料が0円〜(上限は税込22USD・税込0.495%)
- 楽天銀行との連携「マネーブリッジ」採用
\楽天ポイントでも投資できる/
IG証券【CFDで下落相場でも利益が出せる】
45年以上の歴史を持ち、世界中で約31万人以上が利用する大手証券会社のIG証券。
IG証券ではVTIを始め、17,000以上の銘柄のCFD取引を行えます。
さらに、「ノックアウトオプション」が利用できるため、少額取引が可能で短期間で利益を出せる可能性もあるため高い資金効率が期待できます。
さらに、学習コンテンツ「IGアカデミー」や、ニュース分析レポートなども揃っているため、CFD初心者からプロまで満足できるでしょう。
IG証券の特徴
- 取扱金融商品が豊富に用意されている
- CFD取引が魅力的
- FXでも人気を集めている
- IGアカデミーという充実した投資学習サービスが無料で利用できる
\いろはに投資限定キャンペーン実施中!/
【まとめ】アップル株の今後

アップルはまだまだ期待できる米国株なんだね!
今回はアップル株を購入するための方法や、今後のアップル株の動向について解説しました。
最後に、この記事の重要な3点をまとめます。
- アップルはサービス部門が好調で成長している
- アップルは株主還元も積極的で、GAFAMと比べても優れた業績を誇っている
- アップル株を買うならネット証券であるSBI証券・楽天証券がおすすめ
アップル株は利上げやインフレの影響で株価の調整が続いていますが、今後も成長可能性の高い優良企業です。
EVへの参入や新製品の発売など、今後も株価上昇のイベントは盛りだくさん。
いつでも投資が出来るように、今のうちに証券口座は作っておきましょう!