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【5項目比較】楽天VTIとeMAXIS Slimの違いは?両方買うのはアリ?

・楽天VTI、eMAXIS Slimってよく聞くけど、何が違うの?
・両方買っていいの?

このようなお悩みを解決します。


この記事の結論

  • 楽天VTI、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)、 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は特徴が似ている
  • 迷ったらeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がおすすめ!
  • 理由や目的があるなら、両方買ってもOK

初めての積立投資でよくおすすめされるのが、「楽天・全米株式・インデックスファンド(通称楽天VTI)」「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の3銘柄です。

どの投資信託も初心者向けと言われますが、各商品の違いや、どれを買えば良いのか分からないという人も多いでしょう。

この記事ではそんな3つの投資信託をリターンやコスト、組入銘柄などの観点から徹底比較します

【結論】楽天VTIとeMAXIS Slimはどっちがおすすめ?

VTI eMAXIS Slim 見出し

結論から言うと、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がおすすめできます。

リスクを抑える分散投資を実現するには、全世界に投資するのが一番だからです。

実際に、下落居面では世界中に分散投資をしている「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」がマイナス幅が小さくなっています。

なるべく広く分散をする、ということを手軽に実現できるのが投資信託の魅力ですよね。

それぞれの投資信託の強みも記事の後半で紹介しているワン!

楽天VTIとeMAXIS Slim(S&P500,オール・カントリー)はどれが人気?

Rakuten_ranking3gatu

人気の投資信託、楽天VTIとeMAXIS Slim(S&P500、オール・カントリー)は実際どれくらい人気なのでしょうか?

まずは、多くの投資家が利用している楽天証券の2024年3月の月間積立設定金額ランキングを見てみましょう。

上の画像のとおり、eMAXIS Slim(S&P500、オール・カントリー)はランキングTOP2で、非常に人気の高い投資信託であると分かります。

純資産の額もダントツに大きいね!

5位の楽天VTIも純資産額で見ると、かなり大きいです。

上記3つと3位と4位の間にはかなりの差があり、多くの人がこの3種類に投資をしていることが分かります。

その中でもeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は純資産が4兆円を超えており、特に多くの人に買われています。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の人気が急上昇中

銘柄23年12月順位24年3月順位23年12月基準価額24年3月基準価額23年12月純資産24年3月純資産
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)1位2位24,865円28,559円31923.77億円41201.61億円
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)2位1位21,305円24,097円20548.16億円29290.99億円
楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称楽天VTI)3位5位25,382円29,091円12427.12億円14442.15億円
楽天・S&P500インデックス・ファンド4位3位11,065円12,711円398.92億円1307.3億円
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド5位4位11,005円12,450円298.52億円969.35億円
楽天証券 積立ランキング(設定金額)2023/12/01-12/31 2024/03/03-03/31

新NISA始動後、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の人気が高まっています。

12月~3月の4か月間で、8,742憶円の資産が流入。

月間積立投資ランキングでは、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を抜き1位に。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2023」でも1位となっています。

3月のランキングでは、S&P500や米国株式などの米国中心の投資は順位を下げ、全世界に分散投資できるファンドが順位を上げる結果に。

ここからは3つの銘柄について、簡単に特徴を見ていきましょう。

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eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とは

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は三菱UFJ国際投信が運用しており、米国大型株で構成するS&P500指数に連動する事を目指すインデックス・ファンドです。

2018年7月の設定月より資金が流入しつづけ、2022年の2月10日にはインデックス・ファンドでは初の純資産残高が1兆円を突破、2024年3月時点では4兆円を超えています。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とは

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)も、三菱UFJ国際投信が運用しているインデックス・ファンドです。

投資家の間では「オルカン」っていう愛称で呼ばれているよね!

1本で全世界の株式に分散投資できる優れものです。

しかも時価総額に応じて自動で投資比率を調整してくれます。

2024年3月31日時点ではアメリカが全体の約60%を占めており、続いて日本が5%ほど組み込まれています。

順位国・地域比率
1アメリカ62.1%
2日本5.5%
3イギリス3.3%
4フランス2.8%
5カナダ2.6%
6スイス2.2%
7ドイツ2.0%
8インド1.7%
9オーストラリア1.7%
10台湾1.6%
月次報告書(オルカン)より作成(2024/03/31)

日本を除いた「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」という投資信託もあるワン!

楽天VTIとは

楽天VTIは楽天投信投資顧問が運用している投資信託で、正式には「楽天・全米株式インデックス・ファンド」と言います。

米国大手のバンガード社が運用する、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を主な投資対象としていて、1本でアメリカ株式全体に投資する事が出来ます。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と違って、中小型株も投資対象だワン!

楽天VTIの信託報酬引き下げはある?

現時点で、楽天VTIの信託報酬引き下げの可能性は限りなく低いと考えられます。

eMAXIS Slimシリーズは、過去に信託報酬を引き下げた実績がありますが、楽天インデックス・シリーズは引き下げを行ったことがありません。

一方で、投資対象としているETFの経費引き下げによる間接的な実質コスト削減の可能性はあります。

2022年2月にバンガード社がVTの経費率を引き下げた時、楽天VTIの信託報酬が実質的に下がった事例があります。

楽天VTIとeMAXIS Slim(S&P500,オール・カントリー)を5項目比較

VTI eMAXIS Slim 見出し

3つとも人気なのは分かったけど、どれが一番良いのかな?

当記事の冒頭では、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が最もおすすめできると紹介しました。

とは言え、それぞれの良い点・悪い点は知っておきたいですよね。

以下では、5つの基準で楽天VTIとeMAXIS Slimを比較してみました。

過去のリターン

まずは過去のリターンを比較してみましょう。

期間 楽天VTI eMAXIS Slim米国株式
(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
1ヶ月5.2%5.2%5.0%
6か月16.3%16.5%12.5%
1年40.5%42.6%35.2%
3年83.6%95.1%70.5%
2024年3月末時点(楽天VTIS&P500オルカンより)

リターンを比較してみると、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が一番パフォーマンスが良く、次いで楽天VTI、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)となっています。

アメリカの大型株の比重が大きい順と同じだね!

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はアメリカ大型株にのみ投資している分、他よりリターンが大きくなっています。

これはGAFAをはじめ、近年のS&P500の強さが発揮された結果とも言えます。

ただ、下落居面では世界中に分散投資をしている「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」がマイナス幅が小さく、上手くリスク分散しています。

長期目線では、どのファンドも高パフォーマンスになっているワン!

純資産総額

楽天VTI eMAXIS Slim全米株式
(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
純資産総額約1兆4,442億円約4兆1,201億円約2兆9,290億円
2024年3月末時点(楽天VTIS&P500オルカンより)

純資産総額では、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が一番大きく、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)、楽天VTIと続いています。

近年は初心者を中心にS&P500への投資が人気になっていたため、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が4兆円を超える水準になっていますね。

そして直近ではeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がかなり人気で、大幅な資金流入が継続中。

ただ、3銘柄とも継続的に資金が流入しているため、安心できる純資産総額になっています。

この3銘柄に関して、純資産総額は気にしなくて大丈夫だね!

実質コスト

実質コストとは

投資信託を運用するのにかかる費用のこと。

投資信託の主なコストは以下の3つがあり、一番重要なのは運用管理費用(信託報酬)です。

  • 購入時手数料
    購入代金と別に販売会社に支払う手数料。
  • 信託財産留保額
    投資信託を換金する際に投資家が支払うもの。
  • 運用管理費用(信託報酬)
    投資信託を管理運用してもらうための経費として支払う費用。
    上記2つと違い、年間を通じて支払う。

上記に加え、売買委託手数料やその他費用などを含めたものを実質コストと呼びます。

人気の投資信託はノーロード(販売手数料がタダ)なものが多いため、ついつい信託報酬だけを比べてファンド手数料の安い高いを判断してしまいがちです。

しかし実際にはその他の費用が存在します。

その他の費用については目論見書に記載がありますが、具体的な数字はありません。

なぜなら事前にいくらかかるが分からず、運用してみて初めて分かるからです。

この隠れたコストを含めたすべてのコストが実質コストと言うわけです。

でも実質コストはどうやって確認すればいいの?

実質コストは各ファンドの運用報告書から確認できます。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の運用報告書を見てみましょう。

S&P500運用報告書
出典:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の運用報告書

注目してほしいのは一番下の合計というところです。

ここに当期は1万口当たり20億円、0.108%も費用がかかった、と書いてあります。

つまり、この0.108%が実質コストなのです。

さて、楽天VTIとeMAXIS Slim(S&P500、オール・カントリー)の比較に戻ります。

楽天VTI eMAXIS Slim全米株式
(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
実質コスト0.157%0.108%0.166%
各社の運用報告書を元に作成

どれも0.1%台に抑えられているため、大きな違いは無いと言えます。

運用期間が長ければ長いほど実質コストの影響は大きくなるとはいえ、正直そこまで気にしなくてもいい差ではないかと思います。

少しでも実質コストを下げたい人にとっては、eMAXIS Slim (S&P500)がおススメだワン!

組入銘柄数

楽天VTIeMAXIS Slim全米株式
(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
組入銘柄数3,709銘柄503銘柄2,829銘柄
2024年3月末時点

楽天VTIが一番多いんだね!

具体的に、どのような銘柄や業種が入っているのかを見てみましょう。

下の表は2024年2月29日時点の、各投資信託の上位10銘柄とその比率をまとめたものです。

楽天VTIeMAXIS Slim全米株式
(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
1マイクロソフト(6.3%)マイクロソフト(6.9%)マイクロソフト(4.0%)
2アップル(5.8%)アップル(6.1%)アップル(3.9%)
3エヌビディア(3.1%)エヌビディア (4.4%)エヌビディア(2.7%)
4アマゾン(3.1%)アマゾン(3.6%)アマゾン(2.2%)
5フェイスブックA(1.8%)メタ・プラットフォームズA (2.5%)メタ・プラットフォームズA (1.5%)
6アルファベットA (1.8%)アルファベットA(2.1%)アルファベットA (1.1%)
7アルファベットC(1.5%)バークシャー・ハサウェイB (1.7%)アルファベットC(1.0%)
8バークシャー・ハサウェイB (1.4%)イーライリリー(1.4%)イーライリリー(0.8%)
9イーライリリー(1.2%)ブロードコム(1.3%)テスラ(0.8%)
10ブロードコム(1.1%)アルファベットC(1.3%)ブロードコム (0.8%)
2024年3月末時点(楽天VTIS&P500オルカンより)

上位5銘柄はみんな同じなんだ…!

比率に差こそあれども、5位までは同じ銘柄を組み入れていることが分かります。

また7位以下も少しずつ違いますが、似たような銘柄で構成されています。

次に、業種の違いも見てみましょう。

楽天VTIeMAXIS Slim 全米株式
(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
1テクノロジー(31.9%)ソフトウェア・サービス(11.8%)情報技術(23.2%)
2一般消費財(14.0%)半導体・半導体製造装置(9.4%)金融(15.5%)
3資本財(12.9%)メディア ・娯楽(7.8%)ヘルスケア(11.0%)
4ヘルスケア(12.2%)テクノロジ・ハードウェア・機器(7.7%)一般消費財・サービス(10.8%)
5金融(10.9%)金融サービス(7.5%)資本財・サービス(10.4%)
6生活必需品(4.7%)医薬品・バイオテクノ・ライフ(7.2%)コミュニケーション(7.3%)
7エネルギー(4.0%)一般消費財・サービス流通・小売(5.9%)生活必需品(6.3%)
8不動産(2.9%)資本財(5.5%)エネルギー(4.2%)
9公益(2.5%)ヘルスケア機器・サービス(5.1%)素材(4.0%)
10通信サービス(2.1%)エネルギー(3.6%)公益事業(2.3%)
2024年3月末時点(楽天VTIS&P500オルカンより)

3つともテクノロジーの割合が高いね!

大きな違いはありませんが、それぞれに少し特徴があるようです。

例えば楽天VTIは一般消費材の比率が高めで、eMAXIS Slim米国株式は医薬品やバイオテクノロジーの割合が高めです。

また、eMAXIS Slim全世界株式は生活必需品や素材、エネルギーなど常に需要があり、市場の影響を受けにくい業界が少し多めに組み入れられています

主要ネット証券でのランキング

ここでは、SBI証券の月間設定金額(つみたて投資枠)、楽天証券のNISAランキング(買付金額)、マネックス証券のNISA月間売上ランキングを集計し、順位の平均を出しました。

楽天VTIeMAXIS Slim全米株式
(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
主要ネット証券
ランキング
2位1位
2024年3月時点(SBI証券楽天証券マネックス証券より)

安定性が高いということもあり、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)が2証券のランキングで1位。

またeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が1証券で1位。

これらTOP2はかなり根強い人気があることがわかります。

楽天VTIはランキング外もあって、意外と順位低いね…

運用元の楽天証券では楽天VTIは人気の銘柄ですが、SBI証券では信託報酬がより安いSBI・V・全米株式インデックス・ファンド、通称SBI-VTIが存在します。

投資対象もほぼ同じであるので、こちらの方が人気で、楽天VTIは後れを取っています。

比較結果

リターンやコストなど、総合的にはeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が一番優位という結果になりました。

ただ、eMAXIS Slim全世界株式の方がマイナス局面での下落幅は小さく、分散度合いが高いという結果も。

楽天VTIは両者の中間のような存在でした。

【本音】eMAXIS Slimに投資中の私が楽天VTIとの違いを暴露

VTI eMAXIS Slim 見出し

実際に私は、eMAXIS Slim(S&P500、オール・カントリ―)にNISA口座で積立投資をしていました。

購入開始は2022年初めで、現在の評価損益合計は以下の通りです。(2023年は投資額を減らしています。)

eMAXIS Slim 評価損益 

一番右にある、赤文字になっている部分が評価損益額と変化率になっています。

どちらも30%近い利益を出しているね!

積立設定からしばらくの間は、米国利上げの影響もありなかなか利益が出ませんでしたが、長期的には大きな利益を得られる結果となりました。

2023年には商品の種類と数を増やして買っているため、eMAXIS Slim(S&P500、オール・カントリー)への投資額が少なくなっていました。

結果的には、「もっとeMAXIS Slim(S&P500、オール・カントリー)を買っておけばよかった」と振り返っています。

投資は余剰資金の範囲内で行うべきだワン!

eMAXIS Slim(S&P500、オール・カントリー)と楽天VTIを複数買うのはアリ?

VTI eMAXIS Slim 見出し

eMAXIS Slim(S&P500、オール・カントリー)と楽天VTIを複数買ってもいいのかな?

基本的にはどれか一つを買うだけで良いと思いますが、複数買う目的がしっかりあるのならアリかもしれません。

もし「なんとなく」で複数買おうとしているなら、その必要はありません。

以下では、2つの観点から考えてみましょう。

①分散投資の観点

分散投資の面から考えると、楽天VTIやeMAXIS Slimを一緒に買う意味はありません。

なぜなら、投資の対象範囲が被っているからです。

例えばeMAXIS Slim 全世界株式のうち、約60%はS&P500採用企業を含む米国株式に投資しています。

そのため、eMAXIS Slim(S&P500)や楽天VTIと組み合わせても6割は被ってしまうのです。

eMAXIS Slim(S&P500)と楽天VTIの組み合わせも、そもそもアメリカ株のみだから分散にはならないワン!

でも、残りの4割は違う国だよね?

確かにそうですが、全世界株式では先進国に投資をしているため、日本やイギリス、カナダなどアメリカ市場の影響を受けている国に投資をしています

そのため、値動きはアメリカ株と相関関係が強いため、米国株式の投資信託と組み合わせてもあまり意味がないでしょう。

なるほど…でも、どうしたら分散投資できるのかな?

分散投資をしたい場合は、金ETFなどのコモディティETF、仮想通貨不動産投資クラウドファンディングなど、アメリカ株と相関性の低い資産に投資することがおすすめです。

②リスクとリターンの観点

分散効果は乏しいですが、複数買うことで自分の好みの投資比率に調整できるという点では、複数買うのはアリかもしれません。

例えば、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がポートフォリオの100%を占めているとします。

そのため現状ではポートフォリオにおけるアメリカの比率は60%です。

そこに、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を自身のポートフォリオの40%を占めるよう買った場合は以下のとおり。

60%(ポートフォリオにおける全世界株式の比率)×60%(全世界株式におけるアメリカの比率)+40%(ポートフォリオにおける全米株式の比率)×100%(全米株式におけるアメリカの比率)

=76%

このように組み合わせれば、ポートフォリオ全体のアメリカ株の比率は76%になります。

このようにすれば全世界株式の分散効果が薄れる分、アメリカが好調の時には高いリターンが期待できるようになります。

特にこだわりが無ければ、eMAXIS Slim全世界株式だけ買っておけばアメリカ株の恩恵も受けつつ、上手く分散投資できるワン!

eMAXIS Slim(S&P500、オール・カントリー)と楽天VTIの買い方

VTI eMAXIS Slim 見出し

実際にこれらの投資信託を買ってみたいんだけど、どうすれば良いのかな?

eMAXIS Slimや楽天VTIへ投資するには、取り扱い証券会社で口座開設をする必要があります。

証券口座を開設する場合、ネット証券で開くのがおススメです。

ネット証券は口座開設から取引までパソコンやスマホ一台で可能なので、若い人や手数料を抑えたい方は特におススメですよ。

以下では、次の2つのネット証券をご紹介いたします。

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【まとめ】迷ったらeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がオススメ!

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それぞれの特徴についてよくわかったよ!

この記事では、人気の投資信託3種類を比較しつつ、それぞれの特徴を解説しました。

最後に、本記事で重要なポイントを3つにまとめます。

  • 楽天VTI、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)、 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は特徴が似ている
  • 迷ったらeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がおススメ!
  • 理由や目的があるなら、両方買ってもOK

どの投資信託を買うかは、あなたの投資スタイルによって異なります。

ただ、ご紹介した3つの投資信託は、投資初心者の方でも安心して投資できる優れたインデックスファンドです。

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