【ランキングも】米国高配当ETFのおすすめは?人気3種類を比較!
※2022年4月15日に更新しました。

・高配当ETFって良いのかな?
・人気のETFを知りたいな…
このようなお悩みを解決します。
この記事の結論
- 高配当ETFは米国ETFの中でも人気の商品
- SPYDは高い配当利回りが特徴
- VYMは多くの銘柄に投資していて、分散投資の効果が期待できる
- HDVは財務健全性が高い銘柄に投資している
最近はGoogleなど有名なアメリカ株に投資する方が増えてきています。
ただ、「米国株に投資してみたいけど、個別株はちょとハードルが高いな…」と思う投資家の方も多いはず。
そこで今回はSBI証券の年間ランキングを元に、人気の米国高配当ETFを分かりやすくご紹介します。
この記事を読めば、米国高配当ETFの特徴や、おすすめの3銘柄(SPYD・VYM・HDV)の注目ポイントまで理解できますよ。
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目次
米国高配当ETFとは?

そもそも米国高配当ETFとは、どのようなものなのでしょうか?
まず高配当株投資とは、成熟した企業など配当利回りが高い株式に投資することで多くの配当金を獲得する投資手法です。
そしてETFとは、Exchange Tranded Fundsの略で「上場投資信託」という意味になります。
米国ETFだと、ニューヨーク証券取引所などに上場しているものだね。
つまり米国高配当ETFとは、配当利回りが高い銘柄で構成された米国上場投資信託のことを指すのです。
米国ETFランキング
以下はSBI証券の【大人気!米国株式・米国ETF】2021年年間ランキングの中より、米国ETFランキングを抜粋したものです。

ティッカーは、株式市場などで銘柄を識別するために使われる略称だワン!
なんと1位と4位に米国高配当ETF(SPYD・VYM)がランクインしています。
それぞれ「高配当ETF」ではあるものの、特徴や注目ポイントは異なります。
以下ではSPYDとVYM、そして人気が高いHDVを加え、3つの米国高配当ETFについて詳しく解説していきます。
組み入れ銘柄や、配当金の推移も知ることが出来るよ!
ETFとは
SPYD・VYM・HDVを徹底比較

米国高配当ETFとして人気のSPYD・VYM・HDVですが、どのような違いがあるのでしょうか?
以下でベンチマーク指数や配当利回り、経費率など投資をする上で知っておきたいポイントをそれぞれ解説していきます。
配当利回りはどれくらいなんだろう…?
SPYD・VYM・HDVの特徴を比較
まず、3つのETFの特徴を比較してみます。
SPYDはS&P500の対象銘柄の中で高配当な約80銘柄に投資ができ、配当利回りが高いことが特徴的です。
VYMは年間の保有コストである経費率が0.06%と安く、銘柄数も多いため分散投資の効果が期待出来ることから人気が高いETFです。
HDVは米国のモーニングスター社が選んだ高配当で財務健全性が高い銘柄が集まっているのが特徴です。
それぞれの詳しい特徴は後ほど解説するワン!
経費率とは?
ETFを運用するために必要な費用が、ETFの純資産総額に対してどのぐらいの割合かを表したもの。
投資信託の決算期間にファンドに計上された費用と、期末時点でのファンドの純資産総額を比較した数字を一般的に指します。
高配当ETFの買い方
米国高配当ETFはどうやって買うの?
米国高配当ETFはSBI証券や楽天証券、マネックス証券など様々な証券会社で取り扱いがあります。
ただ、今回米国ETFのランキングデータでもご紹介したSBI証券は「業界大手」として手数料の安さや豊富な取扱数を強みとしています。
SPYD・VYM ・HDVは全てSBI証券で購入できるワン!
しかもSBI証券では「売買のタイミングが分からない」「少額からコツコツはじめたい」という方に向けて「米国株式・ETF定期買付サービス」も無料で利用することができます。
決まった日や曜日、月を設定し、決まった金額や株数で定期的に買付ができるので、毎回購入する手間も省くことが出来ますね。
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ただ、ネット証券は各社で特徴が異なるため、あなたに合った証券会社を利用するのが大切です。
10社以上を比較した記事は以下よりご覧頂けるので、あなたに最適な1社を見つけてみましょう。
SPYDは人気の高配当ETF

ここからは、それぞれの米国高配当ETFの具体的な特徴を見ていきます。
まずは、SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)です。
State Street社が運用している米国高配当ETFで、S&P500の高配当銘柄80種を組み入れています。
過去5年間の配当実績を見てみると、4%~5%の比較的高い配当利回りを維持しているのが特徴です。
SYPDの利回り
SPYDに投資をすると、年4回配当金を受け取ることができます。
直近1年間の配当金推移は次の通りです。
株価$40程度に対し、2021年は配当金が$1.55(2020年は$1.63)となっています。
続いて、5年間の配当利回り(対前年末株価)推移は次のとおりです。
2017年 | 4.08% |
2018年 | 4.32% |
2019年 | 5.13% |
2020年 | 4.16% |
2021年 | 4.70% |
4%~5%の高い配当利回りを維持しているね。
SYPDの組入銘柄・セクター比率
SPYDの組入上位10銘柄は次のようになっています。

SPYDでは、S&P500採用銘柄のうち高配当銘柄80種を機械的かつ均等に組み入れています。
たしかに組み入れ比率はほとんど均等になっているね!
構成銘柄の入れ替えは年に2回行われるワン!
2022年2月10日現在のセクター別組み入れ銘柄(上位5位まで)は次のようになっています。
金融 | 18.37% |
公益事業 | 17.12% |
不動産 | 13.31% |
エネルギー | 13.18% |
生活必需品 | 10.71% |
SPYDは金融・不動産・公益事業系の銘柄を中心に構成されています。
その中でも金融や不動産の組み入れ比率が高いのが特徴的です。
金融セクターや不動産セクターは景気の影響を受けやすいので、価格が変動しやすいと言えるでしょう。
SYPDの価格推移
SPYDは2015年に設定された比較的歴史の浅いファンドですが、これまでの価格推移はどのようになっているのでしょうか。
5年間の価格推移を見てみましょう。

2020年はコロナショックで暴落しましたが、その後は順調に回復しているようです。
ちなみにコロナショック時の価格暴落率は-46.4%となり、今回比較している3つのETFの中では一番大きな暴落率となりました。
現在は40ドル程度(5,000円弱)で投資できるようですね。
コロナの時以外は、比較的安定した価格推移なんだね。
VYMは銘柄数が多い

次に見ていくのは、VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)です。
世界最大規模の資産運用会社であるバンガードの商品です。
経費率の低さ・構成銘柄の多さが特徴で、米国の高配当企業約400社で構成されています。
VYMの利回り
VYMもSPYD同様、年4回配当金を受け取ることができます。
直近1年間の配当金推移は次の通りです。
2021年12月に大きく増配しているね!
2020年12月の配当金は$0.809だったため、前年同月比では+15.9%の増配となりました。
続いて、5年間の配当利回り(対前年末株価)推移は次のとおりです。
2017年 | 3.17% |
2018年 | 3.09% |
2019年 | 3.64% |
2020年 | 3.11% |
2021年 | 3.38% |
こちらは3%台での推移となっており、大きな変動も無いようです。
配当利回りに安定感があるね!
VYMの組入銘柄・セクター比率
それでは、VYMの組入上位10銘柄を見てみましょう。

VYMは高い配当利回りの大型株を中心に構成されていて、REITは含まれていません。
ちなみに、構成銘柄の入れ替えは年に1回行われています。
GAFAの銘柄は入っていないのかな?
GAFAが属する「情報技術セクター」は成長株が中心のため、無配だったり配当利回りが低かったりする場合が多いです。
そのため、VYMにそういった企業は含まれていません。
セクター別組み入れ比率(上位5位まで)は次のようになっています。
金融 | 21.15% |
生活必需品 | 13.21% |
ヘルスケア | 13.4% |
資本財 | 9.84% |
一般消費材 | 8.60% |
金融セクターが多いですが、VYMは米国の高配当企業約400社に投資しているため、幅広く分散投資ができますよ。
VYMの価格推移
次に、5年間の価格推移を見てみましょう。

VYMもコロナショック時には大きく下落していますが、2021年に入り価格を大きく上げています。
コロナショック時の価格暴落率は―35.2%となっていて、今回比較している3銘柄の中では下落幅が抑えられています。
5年前には70ドル台だったのが、現在は110ドル前後まで上昇しているのも特徴的です。
配当金に加え、価格も上昇してきたんだね!
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HDVは財務健全性も重視

HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF)は、世界的な資産運用会社であるブラックロックの商品です。
設定日は2011年3月29日で、財務健全性の高いアメリカ銘柄に投資している点が特徴です。
HDVの利回り
HDVも他ETF同様、年4回配当金を受け取ることができます。
2021年の配当金推移は次の通りです。
他の2つに比べると配当金が高いですね。
直近5年間の配当利回り(対前年末株価)は次の通りです。
2017年 | 3.59% |
2018年 | 3.43% |
2019年 | 3.80% |
2020年 | 3.65% |
2021年 | 4.00% |
3%~4%と、比較的高い利回りを維持しています。
HDVの組入銘柄・セクター比率
HDVの組入上位10銘柄は次のようになっています。
主に高配当米国株を組み込んでいますが、各銘柄の財務健全性を重視して構成されています。

1位のエクソンモービルは組み入れ比率が10%程となっていて、上位構成銘柄のウェイトがとても大きいのが特徴です。
四半期に一度、採用銘柄の入れ替えが行われているワン!
セクター別組入比率(上位5位まで)は次のようになっています。
ヘルスケア | 24.28% |
エネルギー | 19.75% |
生活必需品 | 18.20% |
情報技術 | 8.98% |
公益事業 | 7.51% |
景気に左右されにくく、株価や需要が安定しているセクターが中心的ですね。
上位3つのセクターで50%を超えているため構成に少し偏りがありますが、銘柄の入れ替えが頻繁に行われるため、上位構成銘柄の入れ替え次第とも考えられます。
HDVの価格推移
次に、5年間の価格推移を見てみましょう。

コロナショックで価格を大きく下げましたが、2021年には回復していることが分かります。
ちなみに、コロナ時の暴落率は―37%でした。
現在は100ドルを超える価格となっていて、コロナショックの影響は一時的だったと言えます。
高配当ETF投資でおススメの証券会社

SPYDやVYMなど、高配当ETFに投資する方法には「現物取引をする」と「CFD取引をする」の2種類があります。
現物取引は分かるけど、CFD取引ってなに?
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現物取引のように、現金で株式を購入して保有し、売却するような現物の売買は発生しません。
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ティッカー | 銘柄 |
---|---|
VT | バンガード トータル ワールド ストック ETF |
VTI | バンガード トータルストックマーケット ETF |
VOO | バンガード S&P 500 ETF |
EPI | ウィズダムツリー インド株収益ファンド |
QQQ | インベスコ QQQ トラスト シリーズ 1 ETF |
SPYD | SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF |
AGG | i シェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF |
VGT | バンガード 米国情報技術セクター ETF |
GLDM | SPDR ゴールド ミニシェアーズ トラスト |
IYR | i シェアーズ 米国不動産 ETF |
SBI証券のETF稼働口座・積立利用口座の大きな上昇からも、投資家からの人気が見て取れますね。

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ティッカー | 銘柄 |
---|---|
QQQ | インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF |
SPYD | SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF |
VGT | バンガード 米国情報技術セクター ETF |
EPI | ウィズダムツリー インド株収益ファンド |
AGG | iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF |
IYR | iシェアーズ 米国不動産 ETF |
VT | バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF |
VOO | バンガード・S&P 500 ETF |
VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
SPY | SPDR S&P 500 ETF |
RWR | SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF |
GLDM | SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト |
AIQ | グローバルX AIビッグデータ ETF |
FINX | グローバルX フィンテックETF |
GNOM | グローバルX ゲノム&バイオテクノロジーETF |
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【まとめ】米国の高配当ETF

ここまで、米国の高配当ETFの特徴や組入銘柄などを解説してきました。
最後に、重要な4点を復習しましょう。
- 高配当ETFは米国ETFの中でも人気の商品
- SPYDは高い配当利回りが特徴
- VYMは多くの銘柄に投資していて、分散投資の効果が期待できる
- HDVは財務健全性が高い銘柄に投資している
高配当ETFでは、1つのETFを買うだけで複数の企業に分散投資ができ、さらに配当金まで受け取ることが出来ます。
今回の3つのETFは、どれも3か月に1度配当金を受け取ることができるね!
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