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JRC<ジェイアールシー>(6224)のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、8月9日に東証グロースに上場したJRC(6224)をご紹介します。

JRCは、ベルトコンベヤ部品やロボットを活用した自動設備の製造・販売をする企業です。

想定時価総額は127.4億円で、機械業のIPOとなっています。

監修者:曽根原 大介
監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

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JRCのIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはに投資独自の初値予想を見てみましょう。

上場日8月9日(水)
いろはに投資独自の初値予想C(1.0倍以上1.3倍未満)
※想定価格1,005円から、1,005円~1,307円
企業Webサイトhttps://www.jrcnet.co.jp/
取り扱い証券SMBC日興証券共同主)、SBI証券松井証券楽天証券マネックス証券 など

SMBC日興証券が共同主幹事になっているね!

JRCのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格1,005円
仮条件1,000~1,110円
ブックビルディング期間7月25日(火)~7月31日(月)
当選発表日8月1日(火)
公開価格1,110円
申込期間8月2日(水)~8月7日(月)
上場日8月9日(水)
初値1,022円

初値は1,022円で公開価格を下回ったね。

JRCのIPO初値予想

JRC初値予想

業績は安定しており、また今後の成長も期待できます。

しかしオファリングレシオ・吸収金額が大きいため需給面で不安が残ります。

また、VC比率が44.9%と高いのも懸念点です。

これらの点から、IPO評価: C(予想レンジ1.0倍~1.3倍=1,005円~1,307円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:1,005円

詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

JRCの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
SMBC日興証券(共同主)97.60%951,300株
みずほ証券(共同主)2.01%19,600株
大和証券0.07%700株
SBI証券0.07%700株
三菱UFJモルガン・スタンレー証券0.04%400株
岩井コスモ証券0.04%400株
松井証券0.04%400株
丸三証券0.04%400株
東海東京証券0.02%200株
楽天証券0.02%200株
岡三証券0.02%200株
マネックス証券0.02%200株

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当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

証券会社名 取扱数 主幹事数 抽選方法 事前入金
SBI証券 89 13
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券 65 0 完全平等抽選 必要
SMBC日興証券 47 24 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て 必要
松井証券 55 0 配分予定数量の70%以上を抽選 不要
岡三証券 38 0 取引実績に応じて優遇抽選 不要
マネックス証券 60 0 完全平等抽選 必要

※取扱数、主幹事数は2022年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主は以下の通りで、筆頭株主はベンチャーキャピタルとなっています。

2位の浜口 稔」氏は、JRCの代表取締役社長です

株主名比率
インテグラル 3 号投資事業有限責任組合37.7%
浜口稔18.7%
浜口佳宏18.7%
Innovation Alpha L.P.5.9%
インテグラル株式会社1.3%
浜口芳秋1.3%
林田信弘1.3%
佐藤嘉宰0.2%
江副義昭0.2%
久次米功雄0.2%
上位10名を記載

VC保有比率は44.9%と株式の約半分がVCによって保有されているね!

JRCの業績情報

JRC 企業業績
決算期2019年2月2020年2月2021年2月2022年2月2023年2月
売上高6,1316,5996,3168,0858,961
成長率+7.6%-4.3%+28.0%+10.8%
経常利益5795213408441,270
成長率-10.1%-34.6%+147.9%+50.4%
経常利益率9.5%7.9%5.4%10.4%14.2%
当期純利益-1,24381174545830
成長率-106.5%+115.3%+212.4%+52.4%
EPS-98.56.413.843.265.8
BPS232.7159.6166.0215.9273.4
目論見書を元に、いろはに投資作成
※2022年2月期から連結決算へ移行。

直近2年間は増収増益と業績は堅調に推移しています。

この要因としては、コンベヤ事業において海外案件が好調だったことが挙げられ、全社としてもコストダウンと経営資源の効率化に成功していると言えます。

JRC 企業業績
EPSは左軸、BPSは右軸

2020年からは黒字が続いており、財務状況も改善傾向にあります。

また、ロボットSI事業は昨年度の売上成長率が267%であり、今後の成長に期待できます。

財務状況は堅実ながら、成長性のある事業も保有しているんだね!

JRCの事業内容

JRCは「発見を、発展へ」というスローガンを掲げ、以下の2つの事業を展開しています。

コンベヤ部品事業

コンベヤ部品事業では、主に屋外用ベルトコンベヤ部品の製造・販売、コンベヤ課題解決ソリューションを提供しています。

同事業では、生産・物流工程における連続運搬の合理化・効率化に必要不可欠な「屋外用ベルトコンベヤ」の部品の設計、製造及び販売を行っています。

同社のベルトコンベヤ部品は独自の生産設備で均質な製品の安定供給が可能となっており、国内シェアNo.1という実績があります。

JRCベルトコンベヤ部品国内シェア
同社HPより

また、同事業の特長として、屋外用ベルトコンベヤ部品という商品特有の堅実性と安定性があります。

どういうところに堅実性と安定性があるんだろう?

屋外ベルトコンベヤ部品の堅実性や安定性については、以下の3点を挙げることができます。

  • ベルトコンベヤ設備は現場の安定稼働に必要不可欠
    運搬距離が長く、運搬物が大量かつ高重量なものを運べるベルトコンベヤは、人や他の機械設備では代替が不可能であるため、様々な業界の現場において需要がある
  • 交換頻度の高さ
    粉塵・摩耗・運搬物の付着・落下衝撃など過酷な環境で使用され消耗が早いため、安定した需要がある
  • 価格への対応力
    国内市場におけるプレイヤーが限定的であり、コンベヤ設備の重要性に比して製品価格が低いため着実な利益確保が可能

様々な業界から安定した需要があり、競合が少ないことが堅実性と安定性につながっているワン!

同事業では、更なる高付加価値化のためにベルトコンベヤ周辺の課題を解決する「ソリューションビジネス」も展開しており、一貫したサポート体制を整えています。

ベルトコンベヤ部品において同社が長年培ってきた提案力・技術力があってこそトータルソリューションの提供ができるんだね!

ロボットSI事業

ロボットSI事業では、製造業における人手不足という社会課題に対し、ロボットによる自動化技術で解決・支援を行っています。

ロボット及び機器・設備メーカーとエンドユーザーとの間に立つロボットSIerとして、「ALFIS(アルフィス)」ブランドで市場に参入しています。

この事業の特長は何だろう?

同事業の特長は、同社独自のコンセプトを持った「標準パッケージ」を開発していることです。

同社独自のコンセプトとは、具体的に以下の3点があります。

  • 使いやすさ
    オリジナルのソフトウェアにより基本操作はもちろんのこと、生産技術者の品種追加や動作調整なども簡単に行える
  • 導入しやすい
    省スペースな設計と標準化・パッケージ化による設計・製造コスト低減により導入が比較的容易にできる
  • 高品質
    自社工場の「ロボット自動化ノウハウ」を活用することで、納入実績は累計650台以上となっている(パラレルリンクロボット搭載システムのみでの実績)

また、同社は今後同事業を第2の収益基盤として成長させていく予定であり、この成長により会社全体としての継続的な高収益と高成長を見込んでいます。

ロボットSI事業の成長に注目だね!

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近の6月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
クラダシ6/30B(1.3~1.5倍)1.53倍
ジーデップ・アドバンス6/30B(1.3~1.5倍)2.37倍
ノバレーゼ6/30D(1.0倍未満)0.98倍
W TOKYO6/29B(1.3~1.5倍)2.34倍
プロディライト6/28B(1.3~1.5倍2.09倍
アイデミー6/22 B(1.3~1.5倍)5.30倍

日経平均はバブル後の最高値を更新するなど好調なこともあって直近のIPOは堅調に推移しています。

6月は多くの企業で、公開価格の2倍を超える初値となりました。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。

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