【株も就活も】四季報の読み方や活用方法を分かりやすく解説!

約 9 分で読み終わります!

四季報の読み方アイキャッチ

・四季報って読むのが難しそう。
・四季報から何が知れるのかな。

このようなお悩みを解決します。


この記事の結論

  • 四季報とは日本の上場企業の情報がまとまったモノ
  • 四季報には「会社四季報」と「就活四季報」がある
  • 5W2Hを意識して読むと四季報は読みやすくなる

投資家や学生、会社員など多くの人が「四季報」を耳にしたことがあると思います。

中には「難しそう」「読むのに知識が必要」などとイメージを持たれる方もいます。

そこで今回は、四季報の概要、投資家や学生それぞれにおすすめの読み方をご紹介していきます。

四季報とは

四季報とは

四季報とは東洋経済新報社が発行している日本の上場企業の情報をまとめたモノのことを指します。

ん、なんで「モノ」なの?本じゃないの?

一昔前までは、四季報と言えば「ハンドブック」でしたが、最近では四季報もオンラインで見れるようになっています。

例えば楽天証券SBI証券では、無料口座開設することで四季報の情報を見ることが出来ます。

一般的な四季報はその名の通り、四半期に1回、つまり年に4回発行されます。

それぞれ発行するタイミングによって載せる情報が異なるので注意が必要です。

  • 3月(春号):12月期の本決算と3月期企業の第3四半期決算を基に作成される
  • 6月(夏号):3月期企業の新しい期初の予想が乗るため投資家が注目する
  • 9月(秋号):3月期企業の第1四半期や12月期企業の上期決算を基に作成される
  • 12月(新春号):3月期企業の中間決算を受けて今期、来期の予想が載る

※日本は3月決算の企業が多いため、上記のような記載をしています。

同じようなモノとしては日本経済新聞社が発行する「日経会社情報」があるワン!

四季報は2種類ある

そんな会社四季報ですが、大きく分けて2種類あるのはご存知でしょうか。

種類 ターゲット 発行頻度 内容
会社四季報 投資家 年4回 会社の業績や事業内容
就活四季報 総合版 就活生 年1回 会社の概要と採用実績データ
優良・中堅企業版
女子版 女子大生
インターンシップ版 就活生 会社やインターンシップの概要

こんなにも種類や用途があるんだね!

もっと細かく言うと、会社四季報にも「ワイド版」や「オンライン版」「CD-ROM」など様々な種類があります。

会社四季報と就活四季報では中身は違うのかな?

「会社四季報」と「就活四季報」では載っている情報が異なります。

「会社四季報」は主に投資家が会社の価値を判断するために多く使われます。

一方で、「就活四季報」は就活生が会社の概要や採用について理解するために使われます。

四季報の読み方

四季報の読み方

先述したように四季報は大きく2種類あり、載っている情報も違います。

そのため四季報の読み方や読むべき項目も違ってくるのです。

種類に限らず、「5W2H」を意識して読むのがおすすめだワン!

5W2H

  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Who(誰が)
  • What(何を)
  • Why(なぜ)
  • How(どうする)
  • How Much / How Many(いくら、いくつ)

どんな会社で何の事業をやっているのか、誰が経営しているのか、などを理解すると初めてでも読みやすいですね。

会社四季報の読み方

会社四季報は以下のような項目別に読んでいくのがおすすめです。

項目ごとに5W2Hを意識して理解していきましょう。

  • 社名・業種・特色
  • 事業内容・従業員・仕入先
  • 業績記事・業績推移
  • 株主・役員・連結会社・配当
  • 財務状況
  • 資本移動・株価・比較会社
  • 株価チャート・株価指数

社名・業種・特色

会社を理解して投資判断をする際には、まずは「どんな会社なのか」「どんな特徴があるのか」を知る必要があります。

四季報の特色の項目を読めば、こういった会社概要を知ることができます。

さらに業種を知ることで、その企業の業界内での立ち位置を知ることもできるのです。

会社ごとに四季報の右端に記載されている前号比の矢印を見ると、業績は一目でわかるワン!

事業内容・従業員・仕入先

次にその会社が「何の事業を展開しているのか」「どのくらいの規模なのか」を理解していきましょう。

さらに仕入先も知っておくことで、他の会社との関わりを知ることもできます。

仕入先の価格戦略は影響力が大きいから、一緒にチェックしたいね!

業績記事・業績推移

会社四季報の中でも「業績記事」が最も注目すべきポイントです。

業績記事では会社の中長期の経営に関わる事項や、経営課題を記載しています。

また、業績推移から会社の短期・中期の業績が分かります。

網掛け(モザイクのような模様)の場合は四季報による予想が記載されています。

1株当たりの配当も同時に見れるから、投資家への利益還元も分かるね!

株主・役員・連結会社・配当

次は「誰が会社を所有しているのか」「誰が経営を任されているのか」「いくらの配当が期待できるか」などを理解していきましょう。

なんで会社の事を知るのに株主を知る必要があるんだろう?

それは極端に言ってしまえば、会社は「株主の所有物」だからです。

株主は保有株式比率によって、以下のような権利が付与されます。

株主の権利

大株主の状況を見ると同時に配当金も確認して、株主に「どのくらい利益を還元しているのか」を知っておきましょう。

財務状況

投資をする際には、その会社が安全かどうかを知っておきたい方も多いと思います。

財務状況は会社の安全性を知る重要指標になります。

具体的には以下の項目をチェックしておくと良いでしょう。

△の場合はマイナスを表すから注意が必要だワン!

より詳しい内訳を見たい!という場合は、企業のHPで財務諸表も見てみましょう。

「財務諸表って何?」という方は先にコチラの記事をご覧ください。

資本移動・株価・比較会社

株価の欄では過去の高値や安値、出来高も知ることができるので、今の株価が過去と比べてどの位置にあるのかを確認できます。

また、事業領域が近い「比較会社」や「業種内での時価総額順位」も知ることできます。

投資判断をする上で業界の動向や業界内での立ち位置は判断材料になりますよね。

同じ業界の他社とも比較する事が大切だワン!

そして株価に大きく影響を与える「資本移動」も忘れずに確認しておきましょう。

資本移動とは発行済み株式数の推移のことです。

増資したり、株式分割をすると株式数は変化するよ!

資本異動

株価チャート・株価指数

株価チャートからはこれまでの株価の値動きが確認できます。

また、株価指数から株式が割安なのか、割高なのかが分かります。

具体的にはPER(1株当たりの純利益倍率)やPBR(1株当たりの純資産倍率)などが参考になります。

就活四季報の読み方

就活四季報でも会社や事業概要、業績などが記載されています。

それに加えて、以下のような就活生向けの情報が就活四季報の注目するべきポイントです。

  • 有休休暇
  • 残業時間
  • 開示度
  • 採用数・採用実績校

有給休暇

有給休暇に関しては会社のHPからも見る事ができます。

しかし、あくまで付与された日数であり、実際に休暇を取れた日数とは異なる場合が多くあります。

就活四季報では、実際に休めた日数付与されたうちの休めた割合も知ることができます。

「どのくらい自分の時間を確保できるのか」を知っておきましょう。

業界・業種によってバラツキがあるから、同じ業界・業種で比較するのがおすすめだワン!

残業時間

就活生の中には、残業時間を気にする方も多くいます。

反対に、残業をしてたくさんお金を稼ぎたい方もいますよね。

残業時間を知ることで「何時間仕事をするのか」「残業代はいくらになるのか」などを知ることができます。

「36協定」を結んでいる会社であれば、残業時間の上限が決まっているよ!

36協定とは

時間外または休日の労働に関する協定のこと。
労働基準法の「1日8時間、1週40時間」を超える場合には届け出が必要になる。
届け出を出した場合でも「月45時間、年360時間」の上限が設けられる。

開示度

開示度は、会社の情報開示への積極性を表していて、5段階の相対評価で表されます。

稀に「NA」という表記を見かけますが、情報開示をしていないという意味になります。

「どのくらい会社が情報開示に前向きか」を図る1つの指標にもなるね!

採用数・採用実績校

採用数も非常に大切な判断材料です。

あなたがどんなに優秀な方でも会社の採用規模によっては難易度が高くなります。

また、採用に関して文理比や男女比、採用実績校も載っているので、難易度や入社後の同期などをイメージすることができます。

誰が採用されているかを知るということだね!

ただ、従業員数に比べて採用数が多すぎる際には注意が必要です。

「大量離職」や「事業拡大」などが予想されるので、HPでさらに調べてみると良いでしょう。

四季報を読むうえでの注意点

四季報を読むうえでの注意点

これまで四季報の読み方を解説してきましたが、四季報を読む際にも注意しなければならないことがあります。

  • 四季報は約3か月前の会社の業績
  • 四季報での業績は今後の業績を約束するものではない

四季報は約3か月前の会社の業績

四季報が約3か月前の業績であることは、四季報の内容を知れば理解できます。

例えば、3月決算企業の第1四半期決算(4~6月)が出そろうタイミングは8月中旬ごろです。

そこから四季報は作成されるので、四季報があなたの手元に来るのは9月頃となります。

3か月前の業績なら意味がないんじゃない?

決してそのようなことはありません。

企業の決算は連続性のあるものなので、3か月前の決算が目標に対して上手く進捗しているか、前期比で減少していないか、など細かく分析しましょう。

今後の業績を約束するものではない

これは四季報に限らず、企業のIR資料にも同様のことが言えます。

未来のことは誰も知り得ないのであくまで「予想」と捉えておきましょう。

投資経験が長い人の中には、四季報やIR資料を元に細かく情報を分析し、自分で業績予想を作る人もいますよ。

投資はあくまで自己責任で行うモノだワン!

ともだち登録で記事の更新情報・限定記事・投資に関する個別質問ができます!

友だち追加

四季報とは【まとめ】

四季報とはまとめ

これまで四季報の種類や読み方、注意点などを解説してきました。

ここで1度大事な点を復習しておきましょう。

  • 四季報とは日本の上場企業の情報がまとまったモノ
  • 四季報には「会社四季報」と「就活四季報」がある
  • 5W2Hを意識して読むと四季報は読みやすくなる

最近では四季報のオンライン化も進んでいます。

楽天証券SBI証券では、無料口座開設することで四季報の情報を見ることが出来ます。

また、四季報以外にも投資初心者でも企業分析に使える「ブリッジレポート」もあるのでぜひ読んでみましょう。

\無料で四季報が読める/

Podcast

いろはに投資の「ながら学習」 毎週月・水・金に更新しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。