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ダイブ(151A)のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、3月27日に東証グロースに上場したダイブ(151A)をご紹介します(同日は「コロンビア・ワークス」、「シンカ」が上場しました)。

ダイブは、リゾートバイトに特化した人材派遣・人材紹介事業、宿泊施設運営事業、情報システム事業を行う企業です。

想定時価総額は47.3億円で、サービス業のIPOとなっています。

監修者:曽根原 大介
監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

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ダイブのIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはにマネー独自の初値予想を見てみましょう。

上場日3月27日(水)
いろはにマネー独自の初値予想B(1.3倍以上1.5倍未満)
※想定価格1,710円から、2,223円~2,565円
企業Webサイトhttps://dive.design/
取り扱い証券SBI証券(主幹事)、SMBC日興証券(副)、大和証券松井証券マネックス証券 など

IPO取り扱い数No.1のSBI証券が取り扱っているね!

ダイブのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格1,710円
仮条件1,710~1,820円
ブックビルディング期間3月11日(月)~3月15日(金)
当選発表日3月18日(月)
公開価格1,820円
申込期間3月19日(火)~3月25日(月)
上場日3月27日(水)
初値3,225円

初値は公開価格の1.77倍だね!

ダイブのIPO初値予想

ダイブ初値予想

想定時価総額47.3億円、吸収金額12.1億円はいずれも小さく、荷もたれ感はありません。

アフターコロナで観光HR事業を中心に業績を伸ばしています。

また、オファリングレシオが低い点、VC比率が低い点はプラスに働きます。

一方で配当実績がない点、他の上場予定企業が多い点がネックになりそうです。

これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍以上1.5倍未満=2,223円~2,565円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:1,710

投票は終了しました。ご回答ありがとうございます!

詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

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初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

ダイブの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
SBI証券(主幹事)87.03%615,500株
SMBC日興証券(副)4.34%30,700株
大和証券4.34%30,700株
松井証券0.86%6,100株
マネックス証券0.86%6,100株
楽天証券0.86%6,100株
あかつき証券0.42%3,000株
岩井コスモ証券0.42%3,000株
岡三証券0.42%3,000株
極東証券0.42 %3,000 株

IPO取扱数No.1!/

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

証券会社名 取扱数 主幹事数 抽選方法 事前入金
SBI証券 89 13
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券 65 0 完全平等抽選 必要
SMBC日興証券 47 24 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て 必要
松井証券 55 0 配分予定数量の70%以上を抽選 不要
岡三証券 38 0 取引実績に応じて優遇抽選 不要
マネックス証券 60 0 完全平等抽選 必要

※取扱数、主幹事数は2022年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主の庄子 潔氏は同社代表取締役社長です

また、ベンチャーキャピタルは第6位、第8位のみで、その比率は小さくなっています。

株主名比率
庄子 潔52.69%
合同会社なかなか27.55%
コタエル信託株式会社7.20%
山本 拓嗣2.80%
ダイブ従業員持株会2.39%
SBI4&5投資事業有限責任組合1.85%
野方 慎太郎1.62%
SBI4&5投資事業有限責任組合2号1.15%
合同会社ノットカンパニー0.44%
西江 肇司0.44%
上位10名を記載

ロックアップ期間は180日間となっているよ!

ダイブの業績情報

ダイブ業績情報
ダイブ業績情報2
EPSは左軸、BPSは右軸
決算期2019年3月2020年3月2021年6月2022年6月2023年6月
売上高8,5797,6592,7584,0098,265
成長率-10.7%-64.0%+45.4%+106.2%
経常利益-1097-21223137
成長率+495.7%
経常利益率0.0%1.3%0.0%0.6%1.7%
当期純利益-6469-25711168
成長率+1427.3%
EPS-27.028.8-107.54.870.2
BPS405.1433.9326.4331.2401.3
目論見書を元に、いろはにマネー作成
※決算期の変更(12月31日から3月31日)に伴い、2019年3月期は15ヶ月間
※決算期の変更(3月31日から6月30日)に伴い、2021年6月期は15ヶ月間

2023年6月期の売上高は8,265百万円、経常利益は137百万円と、大幅な増収増益となりました。

新型コロナ感染症の影響を受け、観光HR事業を主とする同社は2021年6月期は著しく業績が悪化しました。

しかし、感染症収束に伴う行動制限の緩和や旅行需要の回復とともに、順調に業績を回復しています

また、地方創生事業においては2024年3月に香川県で本格的なアウトドアホテル事業へ進出する予定であり、売上拡大が見込まれます。

今後は、人材確保の強化を推進するとともに、非観光地の遊休施設の活用等を通した収益性の高い施設の展開を目指すようです。

観光業における旺盛な人材需要から、更なる成長が期待できるね!

ダイブの事業内容

ダイブは「一生モノの「あの日」を創り出す」という目標を掲げ、観光HR事業を主軸に展開。

その他にも地方創生事業や情報システム事業などの事業も行っており、これらの事業を通して、新しい世界へ飛び込む若者の支援や地域の魅力を引き出す地方創生への貢献を目指しています。

以下で詳しく見ていきましょう。

観光HR事業

同社が提供する観光HR事業では、リゾートバイトに特化した人材サービスの提供を主な事業内容としており、リゾートバイト求人サイト「Resort Baito Dive」を通して観光施設に向けた人材派遣を行っています。

同求人サイトは2023年6月時点で利用者数が178万人を超え、現在でもその利用者数は増加中です。

「Resort Baito Dive」の取引先にはダイワロイヤルホテルや星野リゾートのトマムなど、全国各地の有名な観光施設が並び、それぞれの観光施設から受け取る派遣料金を収入源としています。

本サービスの特徴として、各地の繁忙期と閑散期に合わせて派遣量を調整していることが挙げられます。

観光業界におけるシーズン毎の需要変動をうまく活用し、効果的な収益を上げることができているとのこと。

全国に事業を展開しているからこそ取れる戦略だね!

本サービスはダイブの中核を担う事業となっており、売上高の多くを「Resort Baito Dive」が占めています。

同社は今後もLINEの公式ともだち機能などを活用し、利用者数の増加に向けて力を入れるとのことです。

地方創生事業

地方創生事業では、同社が行うグランピング施設などの企画開発・経営・運営が主となっています。

宿泊単価は一泊2食体験付きで大人一人当たり1.5万円とリーズナブルな値段に設定され、収益以上に非観光地の遊休施設及び遊休地の活用が目的であるとのこと。

特に、同社はグランピング施設専門サイトの「GLAMPICKS」も運営しており、集客面においては大きな強みを有しています。

企画から運営、広報まで全て一気通貫で行っているのが特徴だよ!

情報システム事業

同社が提供する情報システム事業には取引先の情報システム周り全般のサポートが含まれます。

顧客の課題に合わせた最適なサービス提供を目的としており、顧客の特徴に合ったシステムの選定から導入、PCキッティングやソフトウェアロボットを用いた事務プロセスの自動化などを手掛けています。

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近の2月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
VRAIN Solution2/22B(1.3~1.5倍)1.74倍
Veritas In Silico2/8C(1.0~1.3倍)2.00倍
SOLIZE2/7B(1.3~1.5倍)1.30倍

条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。

日経平均が高値の更新を続けており、IPOにも追い風となっています。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。

IPO投資におすすめのネット証券3選

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