ブリッジレポート
(2399:東証マザーズ) 綜合臨床ホールディングス 企業HP
庄司 孝 社長
庄司 孝 社長

【ブリッジレポート vol.10】2008年7月期第3四半期業績レポート
取材概要「第3四半期のみの連結業績は、売上高1,295百万円(第1四半期のみは737百万円、第2四半期のみは973百万円)、営業利益184百万円(同39百万円、同・・・」続きは本文をご覧ください。
2008年6月24日掲載
企業基本情報
企業名
株式会社綜合臨床ホールディングス
社長
庄司 孝
所在地
〒151-0053 東京都渋谷区代々木四丁目29番4号 西新宿ミノシマビル
事業内容
医療機関の治験を支援するSMO事業を展開、全国の提携医療機関とネットワーク築く
決算期
7月
業種
サービス業
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2007年7月 3,126 228 261 99
2006年7月 2,958 278 302 162
2005年7月 2,250 299 346 191
2004年7月 2,222 674 652 382
2003年7月 1,634 368 367 191
2002年7月 1,150 364 366 191
2001年7月 473 152 170 91
2000年7月 191 46 44 28
1999年7月 179 -12 -4 -4
株式情報(6/13現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
53,500円 107,740株 5,764百万円 2.6% 1株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
1,000円 1.9% 1,160.20円 46.1倍 33,142.33円 1.6倍
※株価は6/13終値。発行済株式数は直近中間期末の発行済株式数から自己株式を控除。
 
綜合臨床ホールディングスの2008年7月期第3四半期業績について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
臨床試験を実施する医療機関から治験の実施に係る業務の一部を受託、または代行するSMO(Site Management Organization:治験施設支援機関)の大手。
 
 
一般に、医薬品の開発にあたっては、前臨床試験において、様々な方法でその安全性と有効性が試されるが、最終段階においては、被験者を対象とした治験が不可欠となる。同社グループは、これら治験を実施する医療機関に対し、治験の支援を行うCRC業務(Clinical Research Coordinator:治験コーディネーター)、治験審査を支援するIRB事務局業務(Institutional Review Board:治験審査委員会)及び試験に関する全般的な事務を行う治験事務局業務の包括的支援サービスを提供する事で、治験が適正かつ円滑に実施されるように医療機関の業務を支援している。
尚、臨床試験とは、医薬品開発のプロセスにおいて、人を対象として、薬の安全性や有効性を確認するための試験。特に、臨床試験のうち、医薬品の製造や輸入の承認又は承認事項の一部変更承認を申請する際に提出すべき資料の収集を目的として実施される試験を治験と言う。
 
<沿革>
1989年12月に臨床試験(以下、治験)実施の支援を目的として設立。90年8月にエヌ・エスクリニック(現:医療法人社団晴幸会)と業務提携し、第I 相試験のCRC業務を開始。以後、93年10月に第II相試験向け、98年2月に第III相試験向け、99年7月に第IV相試験向けと、それぞれサービスを拡大。2000年5月には、埼玉県熊谷市を中心とした14の医療機関が治験に取組む「埼玉メディカルトライアル(SMT)」の事務局の運営を開始した。

04年4月、東証マザーズに株式を上場。2007年8月、持株会社体制へ移行すると共に、商号を(株)綜合臨床ホールディングスに変更。これに伴い、自身はグループ経営戦略の策定及びグループ会社の経営支配・管理に専念。SMO事業を新設の(株)綜合臨床薬理研究所に承継した。
 
 
<グループ体制>
 
同社グループはシェア拡大を経営目標に掲げ、スケールメリットによるコストダウンと症例獲得のスピードアップに努めている。グループのSMOを増やす事で、必要な症例数を早期に獲得する事ができ、また、綜合臨床薬理研究所が強みを有する治験事務局業務のノウハウをグループ企業が活用する事で業務の効率化が図れる他、各社のCRCをグループ内で流動化する事により労働生産性を高める事もできる。
尚、持株会社の下でM&Aを進めるのは、被験者のケアと病院へのサポートが必要なSMOは地域特性や治験実施施設(治験を行う医療機関)の状況に詳しい地域密着型の企業が好まれるため。
 
<グループの強み>
 
また、クリニックに強い綜合臨床薬理研究所やベルテール、大規模病院に強いハイクリップス、トライアルサポート、あすも臨床薬理研究所といったように、1〜4までの全フェイズ、或いは、市場拡大が続いている大規模臨床への対応等、あらゆる案件に対して、グループ内でベストソリューションを提示できる体制を整えている事も強み。
 
2008年7月期第3四半期業績
 
<連結業績>
 
当第3四半期間における同社グループを取り巻くSMO市場の環境は、依然として製薬企業の活発な新薬開発の推進を受けて引き続き拡大が続いている。しかし、製薬企業の求める治験の効率・質は従来に増して高まってきており、このようなニーズを満たすため、多数の提携医療施設を持つ大手SMOに受注が集中する傾向が見られる。

このような状況に対応すべく、同社グループは持株会社体制へ移行したメリットを最大限に活かし、地域密着型の各SMO子会社は事業に専念する一方、教育・品質保証・統一書式の導入・共同受注・CRCの適材配置・優良施設の共同利用・オフィスの統合などをグループ横断的に推進することによって効率化を推進するとともに、依頼者に対して高い付加価値を提供できる体制を確立しつつある。

当第3四半期間の業績は、連結売上高は3,005百万円(前年同期比54.9%増)、連結営業利益は279百万円(前年同期の連結営業損失17百万円)、連結経常利益は285百万円(前年同期の連結経常利益8百万円)、連結純利益は4百万円(前年同期の連結純損失84百万円)となった。
 
<財政状態>
 
 
<キャッシュ・フロー>
 
当第3四半期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、2,712百万円となった。
当第3四半期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおり。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、571百万円となった。これは、資金減少要因としてたな卸資産の増加額708百万円及び法人税等の支払額121百万円があったものの、資金増加要因として売上債権の減少額307百万円、前受金の増加額595百万円があったことが主な要因。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、979百万円となった。これは、資金増加要因として投資有価証券の売却による収入122百万円があったものの、資金減少要因として子会社株式の取得による支出860百万円、定期預金の預け入れによる支出100百万円及び、有形固定資産の取得による支出80百万円があったことが主な要因。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は、439百万円となった。これは、資金減少要因として配当金の支払額132百万円があったものの、資金の増加要因として短期借入金による収入が600百万円あったことが主な要因。
 
2008年7月期業績予想
 
<連結業績>
08年3月13日に発表した業績予想から修正していない。
 
 
グループ経営の強化を更に進めることにより、業容を順調に拡大していける状況であると考えている、としている。
 
トピックス
 
<同社のホームページがIRサイトランキングにランクイン>
 
ゴメス・コンサルティング株式会社が08年4月にホームページ公開した「IRサイトランキング」に当社のホームページがランクインした。
業種別ランキング(サービス業)では、「ウェブサイトの使いやすさ」で11位、市場別ランキング(マザーズ)では、「総合」で9位、「ウェブサイトの使いやすさ」で3位、「きめこまやかな情報開示」で15位だった。

詳細は下記サイト
http://www.gomez.co.jp/irranking.html
 
取材を終えて
第3四半期のみの連結業績は、売上高1,295百万円(第1四半期のみは737百万円、第2四半期のみは973百万円)、営業利益184百万円(同39百万円、同56万円)と、収益拡大に弾みがついてきた。通期予想に対する第3四半期までの累計の進捗率は、売上高が74.2%、営業利益が63.8%。
製薬会社の主力薬の特許が相次ぎ切れる「2010年問題」を控え、製薬各社が新薬開発を加速しているほか、業務外注の流れも継続しており、当面、収益拡大局面が続きそうだ。
 
本資料は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
このレポートは当社が信頼できると判断した情報源(当該発行会社が作成した会社説明資料等)の情報に基づき作成したものですが、その正確性について当社が保証するものではなく、また当資料の一部また全部を利用することにより生じたいかなる損失・損害についても当社は責任を負いません。
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投資にあたっての決定は、ご自身の判断でなされますようお願い申しあげます。
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コメント

病院関係の総合的なつながりを持っていて臨床の分野で活躍が目覚しいのでとてもいいと思う。
これからも治験や臨床はまだ伸びていくと思うので発展が期待できる。
クリニックや大病院との連携が魅力でした。
これからも地域や他の施設との密着して頑張っていってほしいです

投稿者 S.K. : 2008年06月30日 12:46

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