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オートサーバー (5589)のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、9月26日に東証スタンダード/名証メインに上場したオートサーバー(5589)をご紹介します。(同日には「ネットスターズ」も上場しました。)

オートサーバーは、中古車のオークション代行サービスなどを手掛ける会社です。

想定時価総額は181.6億円で、情報・通信業のIPOとなっています。

監修者:曽根原 大介
監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

オートサーバーのIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはに投資独自の初値予想を見てみましょう。

上場日9月26日(火)
いろはに投資独自の初値予想D(1.0倍未満)
※想定価格2,670円未満
企業Webサイトhttps://www.autoserver.co.jp/
取り扱い証券SBI証券(主幹事)、岡三証券松井証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券など

IPO取り扱い数No.1のSBI証券が主幹事だね!

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が取り扱ってる場合、auカブコム証券でも買えることが多いよ!

オートサーバーのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格2,670円
仮条件2,400~2,670円
ブックビルディング期間9月7日(木)~9月13日(水)
当選発表日9月14日(木)
公開価格2,670円
申込期間9月15日(金)~9月21日(木)
上場日9月26日(火)
初値2,280円

初値は公開価格を下回ってしまったね…

オートサーバーのIPO初値予想

初値予想

利益率が高いことは非常によく、配当が出る点は魅力的です。

ただ、中古車市場の先行きが不透明なうえ、2年連続の減収減益予想と業績はあまりよくありません。

また、上場日付近に他のIPO企業がいるので、そちらに資金がつぎ込まれることが予想されます。

これらの点から、IPO評価: D(予想レンジ1.0倍未満=2,670円未満)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

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初値予想のための注目度アンケート

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詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

オートサーバーの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
SBI証券(主)91.30%2,100,000株
三菱UFJモルガン・スタンレー証券3.91%90,000株
みずほ証券1.74%40,000株
東海東京証券0.87%20,000株
松井証券0.87%20,000株
アイザワ証券0.43%10,000株
岡三証券 0.43%10,000株
むさし証券0.43%10,000株

\IPO取扱数No.1/

当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

証券会社名 取扱数 主幹事数 抽選方法 事前入金
SBI証券 89 13
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券 65 0 完全平等抽選 必要
SMBC日興証券 47 24 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て 必要
松井証券 55 0 配分予定数量の70%以上を抽選 不要
岡三証券 38 0 取引実績に応じて優遇抽選 不要
マネックス証券 60 0 完全平等抽選 必要

※取扱数、主幹事数は2022年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主の朝日ホールディングス株式会社が親会社となっています。

朝日ホールディングス株式会社は、同社代表取締役である萩原外志仁氏の資産管理会社です。

株主名比率
朝日ホールディングス株式会社81.98%
髙田 典明8.77%
萩原 外志仁2.82%
株式会社ACエナジー1.78%
山本 林0.44%
株式会社富商0.40%
山岸 正典0.27%
吉田 昌延0.27%
大須賀 喜裕0.25%
上位9名を記載

全ての株主に180日間のロックアップがあるよ!

オートサーバーの業績情報

オートサーバーの業績データ
決算期2018年12月2019年12月2020年12月2021年12月2022年12月
売上高5,1235,2025,5455,6725,364
成長率+1.5%+6.6%+2.3% -5.4%
経常利益1,8601,8942,1462,2241,969
成長率+1.8% +13.3%+3.6% -11.5%
経常利益率36.3%36.4%38.7%39.2%36.7%
当期純利益1,1721,1631,3241,3701,207
成長率-0.8%+13.8%+3.5% -11.9%
EPS183.2181.8207.0214.2188.7
BPS801.6931.41,085.41,239.61,365.9
目論見書を元に、いろはに投資作成
※2023年3月3日付で普通株式1株につき普通株式20株の割合で株式分割を実施。

売上高・利益ともに順調に推移していましたが、2022年12月期には大きく減少しています。

これは、世界的なコロナ禍において、半導体不足や部品供給不足等の供給制約を受けた自動車の生産調整が影響し、中古車販売台数においても新車販売台数に連動する形で減少していることが要因だと思われます。

また近年、大手中古車販売店が仕入元を業販市場(オークションでの落札)から消費者からの買取にシフトする動きや、新車ディーラーが販売拠点において中古車の取り扱いを強化する動きなどがあり、オークション取引の今後は未知数です。

8月22日に発表された業績予想を見ると、2023年12月期も減収減益予想となっており、先行きも順調とは言えません。

それでも経常利益率が30%越えと高い数字を保っているのは、非常に良い点です。

自己資本比率も高く、財務的な健全性もありそうです。

オートサーバーの業績データ
EPSは左軸、BPSは右軸

想定価格をもとに計算すると、PERは15.6倍(予想)でPBRは2.0倍(実績)です。

利益面では適正水準ですが、純資産面では割高と言えそうです。

ビックモーターの問題もあるし、中古車市場は今後どうなるか分からないね……

オートサーバーの事業内容

オートサーバーは、中古車取扱事業者がインターネット上で中古車を売買することのできる会員制サービスプラットフォーム「ASNET」を運営しています。

「ASNET」では、以下の7種類のサービスを提供しています。

  • オークション代行サービス
  • 業者間中古車売買仲介サービス
  • 陸送手配サービス
  • 中古車販売支援サービス
  • カスタマーコミュニケーション支援サービス
  • 中古パーツ通販サービス
  • カー用品通販サービス
オートサーバーの事業内容
目論見書 より

同社のビジネスモデルは以下のようになっています。

オートサーバーの事業系統図
目論見書 より

※同社の事業内容分析は近日中にアップデートいたします。

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近の7月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
Laboro.AI7/31S(1.7倍超)2.06倍
クオルテック7/28C(1.0~1.3倍)0.92倍
GENDA7/28A(1.5~1.7倍)0.92倍
テクニスコ7/26C(1.0~1.3倍)1.63倍
エコナビスタ7/26A(1.5~1.7倍)2.54倍

日経平均は下落傾向にあり、以前ほどの勢いはなくなっています。

ただ、公募割れする企業も少々ありますが、直近のIPOは以前通りの伸び方をしています。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。

IPO投資におすすめのネット証券3選

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