ブリッジレポート
(9421:JASDAQ) ネプロジャパン 企業HP
金井 孟 社長
金井 孟 社長

【ブリッジレポート vol.8】2010年3月期第3四半期業績レポート
取材概要「消費の低迷や携帯電話市場停滞の影響が続き、苦戦を強いられている。ネットビジネス事業の広告部門における収益減少や、プロダクトソリュー・・・」続きは本文をご覧ください。
2010年3月2日掲載
企業基本情報
企業名
株式会社ネプロジャパン
社長
金井 孟
所在地
東京都中央区京橋1−11−8
事業内容
NTTドコモ中心に扱う携帯販社。東名阪に加え北関東へ出店。IP電話機器の取り扱いも
決算期
3月末日
業種
情報・通信
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2009年3月 16,403 607 545 3
2008年3月 22,742 688 588 40
2007年3月 21,597 545 530 54
2006年3月 18,654 647 651 341
2005年3月 17,535 547 531 241
2004年3月 16,561 487 478 217
2003年3月 13,006 414 419 218
2002年3月 9,178 356 374 216
2001年3月 8,894 381 412 135
株式情報(2/12現在データ)
株価 発行済株式数 時価総額 ROE(実) 売買単位
35,300円 25,884株 914百万円 0.2% 1株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
2,000円 5.7% 3,079.41円 11.5倍 73,990.23円 0.5倍
※株価は2/12終値。発行済株式数は直近四半期末の発行済株式数から自己株式を控除。
 
ネプロジャパンの2010年3月期第3四半期決算について、ブリッジレポートにてご報告致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
子会社5社及び関連会社2社と企業グループを形成。携帯電話等の移動体通信端末の販売を中心に、インターネット広告、VoIP機器販売、IT教育、人材派遣等を手掛けている。
 
<事業セグメント>
事業は、主力の移動体通信事業(10/3期2Q売上構成比:79.5%)と、第2の柱となりつつあるネットビジネス事業(同:11.3%)、プロダクトソリューション事業(同:6.4%)、IT教育・人材コンサルティング・その他事業(同:2.8%)に分かれる。課題は、「移動体通信事業への過度な収益依存体質の脱却」。各事業の内容と主なグループ企業は次の通り。
 
 
 
2010年3月期第3四半期決算
 
 
当第3四半期累計期間の連結業績は、売上高9.097百万円(前年同期比25.9%減)、営業利益0百万円(同99.7%減)、経常損失84百万円(前年同期は193百万円の経常利益)、四半期純損失232百万円(前年同期は25百万円の四半期純損失)という結果となった。

前第3四半期累計期間に対する売上高減少の主な要因は、移動体通信事業における携帯電話販売台数が減少したことに伴う減収分2,262百万円、及びネットビジネス事業における広告取扱高減少に伴う減収分959百万円等によるもの。
営業利益、経常利益減少の主な要因は、ネットビジネス事業の減益分233百万円、及びプロダクトソリューション事業の損失増加分113百万円等によるもの。四半期純損失は、貸倒引当金繰入額の計上324百万円や連結子会社の増資に伴う持分変動損失46百万円等により232百万円(前年同期は25百万円の四半期純損失)となった。
 
 
移動体通信事業
移動体通信事業は、携帯電話端末販売方式の変更や国内景気低迷に伴う販売台数減少等の影響により当第3四半期累計期間の売上高は7,655百万円(前年同期比22.8%減)と減少したものの、店舗運営の合理化、サービス向上による顧客の囲い込み等により、営業利益率の改善が見られ、営業利益は763百万円(同9.3%増)となった。
 
ネットビジネス事業
同社連結子会社である(株)ネプロアイティでは、昨年4月24日に韓国KOSDAQ市場に上場を果たし、同国向けのビジネス展開を進めている。当第3四半期累計期間は、韓国企業との提携事業の拡大を図ったものの、収益面での貢献には至らず、また国内での広告取扱高が減少した為、売上高は840百万円(前年同期比53.3%減)、営業損失は81百万円(前年同期は151百万円の営業利益)となった。
 
プロダクトソリューション事業
同社のプロダクトソリューション事業及び連結子会社(株)モバイル・テクニカは、IPフォンの新商材の取扱い等もあり、当第3四半期累計期間の売上高は578百万円(前年同期比3.6%増)となったが、ソフトウェア償却負担の増加等により、営業損失は194百万円(前年同期は81百万円の営業損失)となった。
 
IT教育事業
同社の連結子会社であるプロソフトトレーニングジャパン(株)では、日本国内のインターネット資格として推進している「CIW(Certified Internet WebProfessional)」のテキストを販売している。当第3四半期累計期間の売上高は37百万円(前年同期比40.5%減)、営業損失は63百万円(前年同期は48百万円の営業損失)となった。
 
人材コンサルティング事業
同社の連結子会社である(株)ネプロサービスでは、当社の移動体通信事業における大型併売店「ダ・カーポ」への人材派遣を中心に、成果報酬型求人サイト「451039.jp」の運営による外部顧客からの受託、ならびに人材コンサルティング事業を行っている。当第3四半期累計期間の売上高は237百万円(前年同期比18.1%減)、営業利益は39百万円(同20.8%減)となった。
 
その他事業
その他事業では、セキュリティドキュメント事業等新規事業の展開等を行っている。当第3四半期累計期間は引き続きマーケティング活動を行っているが、目立った成果がなく、売上高は5百万円(前年同期比68.7%減)、営業損失は34百万円(前年同期は40百万円の営業損失)となった。
 
 
当第3四半期間末における総資産は8,934百万円となり前年度末比266百万円の減少となった。主なプラス要因は、商品及び製品の増加120百万円、長期未収入金の増加539百万円等であり、主なマイナス要因は受取手形及び売掛金の減少970百万円等によるもの。
なお、純資産は2,727百万円となり、自己資本比率は21.4%と前年度とほぼ同水準を維持している。
 
 
当第3四半期間末における現金及び現金同等物の残高は821百万円となり、前年度末と比較して82百万円の増加となった。

当第3四半期累計期間における「営業活動によるキャッシュ・フロー」は332百万円の収入(前年同期比55.2%減)となった。主なプラス要因は、減価償却費630百万円、売上債権の減少額970百万円等であり、主なマイナス要因は、税金等調整前当期純損失494百万円、法人税等の支払額428百万円等。

「投資活動によるキャッシュ・フロー」は652百万円の支出(前年同期比44.6%減)となった。主な要因は、固定資産の取得による支出520百万円、投資有価証券の取得による支出137百万円等によるもの。

「財務活動によるキャッシュ・フロー」は402百万円の収入(前年同期比99.9%増)となった。主なプラス要因は、短期借入金の純増額512百万円、長期借入による収入350百万円、少数株主からの払込みによる収入492百万円等であり、主なマイナス要因は、長期借入金の返済による支出668百万円、社債の償還による支出206百万円等によるもの。
 
 
2010年3月期業績予想
 
連結業績
 
業績予想は、前回(09年5月15日)発表の業績予想を修正した。
 
 
売上高は、国内消費の低迷や携帯電話端末の高価格化に伴う端末買換えサイクルの長期化等の影響により、移動体通信事業における携帯電話販売台数の減少幅が想定を上回ったこと、及びネットビジネス事業において広告取扱高が減少したこと等により、前回予想比2,500百万円減の13,000 百万円となる見込み。

営業利益、経常利益は、グループの中で比較的高い利益率を維持していたネットビジネス事業の広告部門における収益が減少したこと、及びプロダクトソリューション事業部門におけるソフトウェアの開発費負担が増加したこと等により、営業利益は前回予想比270 百万円減の300 百万円、経常利益は前回予想比270 百万円減の200 百万円となる見込み。
当期純利益は、貸倒引当金繰入額324 百万円の計上等により、前回予想比70 百万円減の80 百万円となる見込み。

(特別損失、繰延税金資産の計上)
取引先の財政状態の悪化を受け、個々の貸付債権及び営業債権に対する回収可能性を精査した結果、第3四半期累計期間において、貸倒引当金繰入額324 百万円(内、第3四半期会計期間では147百万円)を特別損失に計上する。また、連結子会社に対する持分変動に伴う持分変動損失46百万円(内、第3四半期会計期間では21百万円)を特別損失に計上する。
また、連結子会社の吸収合併に伴い、繰延税金資産約230百万円を計上する見込み。
 
 
トピックス
 
同社の連結子会社ネプロアイティは2月2日、3D立体技術を保有する韓国企業、(株)メディア・スケープと協力し、POP広告向けの7インチ裸眼立体視液晶ディスプレイ「MAGIC EYE」の販売を開始したと発表した
「MAGIC EYE」は、3D立体技術を広告市場に取り入れ、広告映像を特殊なメガネなしで体験可能な3D表示することで一般消費者の方々にインパクトを与えることができる映像媒体であり、コンビニエンスストア、大型量販店、空港、ホテル、病院、デパートなどのパブリックな広告だけではなく、広告主の希望に沿った情報の配信が可能。
大型タイプには、既存の商業用デジタル情報ディスプレイ(DID)の機能とともに、画面構成やコンテンツの配信などを遠隔管理できるソフトウェアから管理プラットホームまでをトータルで提供する予定。
 
 
取材を終えて
消費の低迷や携帯電話市場停滞の影響が続き、苦戦を強いられている。ネットビジネス事業の広告部門における収益減少や、プロダクトソリューション事業部門におけるソフトウェアの開発費負担増加も収益の足かせとなった。同社の収益は下期偏重型であり、第4四半期での巻き返しに期待したい。さらに、ネットビジネス事業で韓国企業との提携事業の拡大を図るなど、収益回復への布石は打っており来期以降の収益貢献にも期待したい。
 
本資料は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
このレポートは当社が信頼できると判断した情報源(当該発行会社が作成した会社説明資料等)の情報に基づき作成したものですが、その正確性について当社が保証するものではなく、また当資料の一部また全部を利用することにより生じたいかなる損失・損害についても当社は責任を負いません。
本レポートに関する一切の権利は(株)インベストメントブリッジにあります。また本資料の内容等につきましては今後予告無く変更される場合があります。
投資にあたっての決定は、ご自身の判断でなされますようお願い申しあげます。
Copyright(C) 2009 Investment Bridge Co.,Ltd. All Rights Reserved.

« ブリッジレポート:(2349)エヌアイデイ vol.13 | ブリッジレポート:(6914)オプテックス vol.31»

コメント

下記規定に同意の上、コメントしてください



※ 公開されません


保存しますか?


ブリッジレポート(バックナンバー)
最新のブリッジサロン動画
アンケート
アラートメール登録
メールアドレス
パスワード
CLOSE