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(2179:JASDAQ) 成学社 企業HP
太田 明弘 社長
太田 明弘 社長

【ブリッジレポート vol.15】2014年3月期第2四半期業績レポート
取材概要「例年に比べやや弱含みで推移しているが、今期初に譲受した「サンライトアカデミー」等が寄与し、売上高は前年同期を上回る水準に達して・・・」続きは本文をご覧ください。
2013年12月17日掲載
企業基本情報
企業名
株式会社成学社
社長
太田 明弘
所在地
大阪市北区中崎西3-1-2
事業内容
大阪地盤に集団指導塾「開成教育セミナー」「京大セミナー」、個別指導塾「個別指導学院 フリーステップ」などを展開
決算期
3月末日
業種
サービス業
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2013年3月 9,689 651 649 327
2012年3月 8,704 649 617 248
2011年3月 6,854 617 593 213
2010年5月 6,858 254 221 68
2009年5月 5,915 241 218 108
2008年5月 5,349 454 432 218
2007年5月 4,786 299 288 143
2006年5月 4,144 301 294 156
2005年5月 3,351 242 229 79
2004年5月 2,833 259 275 57
2003年5月 2,197 166 160 61
株式情報(12/10現在データ)
株価 発行済株式数(自己株式を控除) 時価総額 ROE(実) 売買単位
694円 5,856,540株 4,064百万円 18.2% 100株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
9.20円 1.3% 61.15円 11.3倍 332.49円 2.1倍
※株価は12/10終値。発行済株式数は直近期決算短信より(発行済株式数から自己株式を控除)。ROE、BPSは前期末実績。
 
JASDAQに株式を上場する成学社の2014年3月期第2四半期決算概要等について、ブリッジレポートにてご紹介致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
大阪府を中心に近畿圏で学習塾を展開しており、小学生から高校卒業生を対象としたクラス指導と個別指導の2部門による学習指導を行っている。また、子会社において、学校法人への講師派遣、英会話教室の運営、地域に密着した学習塾の運営を行っている他、飲食事業や不動産賃貸事業も手掛けている。2013年10月1日に企業再編を行いグループは、同社の他、(株)アプリス、(株)個夢の子会社2社となった。
 
 
<沿革>
1982年7月、個人経営の学習塾「開成教育セミナー」を大阪府豊中市で創業。1987年1月に(株)成学社として法人組織に改組した。早くから個別指導にも力を入れ、90年12月に「個別指導学院フリーステップ」として個別指導形態の進路指導及び学習指導を開始し、97年8月には家庭教師事業にも参入した(その後、100%子会社(株)アプリスに移管)。97年から99年にかけては兵庫県、滋賀県へ教室展開。2001年10月には「個別指導学院フリーステップ」のFC事業を開始した。02年7月には京都府へ教室展開し、同年12月には対象を高校生に広げた「開成ハイスクール」を開始。05年9月には教室展開を奈良県へ広げた。
 
M&Aにも積極的に対応しており、08年3月に(株)ファイブランズより学習塾を譲受し、「エール進学教室」を開校。08年8月のJASDAQ上場を経て、09年3月には(株)進学教育研究所より学習塾を譲受し、「京大セミナー」を開校。同年12月には兵庫県東播磨地区で個別指導専門塾「個別教育システム アイナック」を運営する(株)個夢の全株式を取得し連結子会社化した。更に10年2月には連結子会社(株)東京フェリックスを設立し、同年3月より首都圏で学習塾の運営をスタートした。また、11年12月には英会話教室の運営、英語を公用語とする外国人講師の学校法人等への派遣を主な事業とする(株)アイビーを連結子会社化している。
また、03年6月には飲食事業、04年7月には所有不動産の有効活用を目的とした不動産賃貸事業も開始した。飲食事業については、05年10月に(株)アプリスに移管し、現在3店舗を運営している。
前述のように2013年10月1日付で企業再編を行い、(株)東京フェリックスを(株)成学社が吸収合併。(株)アイビーを(株)アプリスが吸収合併。
 
<事業内容>
事業は、教育関連事業、不動産賃貸事業、及び飲食事業に分かれ、売上高構成比は、それぞれ97.5%、0.5%、2.0%(13/3月期)。
 
教育関連事業
クラス指導では、「開成教育セミナー」、「エール進学教室」、「京大セミナー」の塾名で教室を展開しており、学力別クラス編成に基づいた指導を行っている。一方、個別指導では、小学生以上を対象とした「個別指導学院フリーステップ」、「ハイグレード個人指導ソフィア」、「個別教育システム アイナック」のほか、高校生以上を対象にインターネットを通じた授業を行う「開成教育グループ代ゼミサテライン予備校」を展開している。また、「個別指導学院フリーステップ」ではFC事業を展開、その他、学校法人等への講師派遣、家庭教師による学習指導を行っている。
 
飲食事業
京丹波の食材を生かしたメニューと自家製豆腐料理を提供する「京丹波 菜じ季」および居酒屋形態の店舗を合計3店舗運営している。
 
不動産賃貸事業
不動産を効率的に活用するため、所有不動産の一部を賃貸している。
 
<日本有数の教育企業として、充実した教育サービスと教育コンテンツを提供>
日本の将来を展望した場合、「グローバル化された世界に生きる子ども達が、確かな知識と学力、そして変化に対応できる柔軟な思考力と発想力を培う事が何より大切」と言うのが同社の考え。そして、そのために最も必要とされるものが「教育力の充実」であるとの確信の下、子ども達の可能性を最大限に引き出すための教育活動を行っている。 少子化によって学習塾のこれからの成長性を悲観する見方もあるが、同社はむしろ教育新時代を迎えて、業界の将来は極めて明るいものと確信しており、これまでのライブ中心の授業に加え、IT時代に対応できる授業コンテンツの提供も行い、新時代対応型の教育企業として確実な成長を目指している。
 
 
2014年3月期第2四半期業績概要
 
 
教育関連事業は、個別指導共が堅調に推移した。
個別指導部門の売上増加に伴う人件費の増加、今後の事業拡大のための人員確保、また、個別指導のコアブランドである「フリーステップ」のフランチャイズ展開強化にむけたフランチャイズ募集広告の実施など経費の増加があった。しかしながら、主要事業である教育関連事業は、クラス指導部門が計画比を下回るものの、経営資源を積極的に配分している個別指導が計画を上回っており、増収を確保している。
 
 
(教育関連事業)
教育関連事業は、増収・減益だった。
「クラス指導部門」
各ブランドにおいて塾生募集状況は例年に比べ低調であったことから、当初計画を下回ったものの、事業譲受により今年4月から運営を始めた「サンライトアカデミー」が寄与し、売上高は前年同期を上回った。
 
「個別指導部門」
主力ブランド「個別指導学院フリーステップ」の売上高および塾生数が堅調に推移したことから、前期、計画とも上回る結果となった。
また、今年度より「個別指導学院フリーステップ」のFC展開を強化するため、人員配置等の先行投資を行っているため、費用が増加した。
 
(不動産賃貸事業)
前年とほぼ同水準の賃貸状況だったが、防犯設備の強化、老朽化による不動産修繕などの費用が増加したため、減収・減益となった。
 
(飲食事業)
個人消費の低迷、食材価格の高騰、人員確保のための人件費増加などで減収・減益となった。
 
 
前期末に比べ、現預金、売上債権を中心に総資産は2百万円減少した。
買掛金が83百万円減少した一方、短期有利子負債が187百万円増加、長期有利子負債も216百万円増加するなどで、負債は19百万円の増加となった。
この結果、期末の自己資本比率は前期末比0.4%低下し、32.9%となった。
 
 
2014年3月期業績予想
 
 
業績予想に変更なし。売上高は初の100億円台突破。FC展開に伴う人件費増を吸収し増益へ。
初の売上高100億円台到達を計画している。
売上高100億円を起点に新たな成長戦略を推進していく考えだ。
これまでは直営中心で展開してきたが、今後は直営も継続しつつ、FC展開により注力し、スピードアップと利益率の向上を実現する。
個別指導部門に関しては、点数アップのための仕組み(カリキュラム、テキストなど)を標準化することができた。これを武器に、人材及び教室の確保という条件をクリアしてさらなる成長を目指すための戦略がFC展開である。
 
人件費は新規開校、「フリーステップ」のFC展開などに向け先行して人員を確保するため前期比+8.8%増加の計画。主要な教室は担当責任者を1名から2名にするほか、クラス指導における教師の研修も強化する。
広告宣伝費は、前期は創立30周年にあたりCM展開などを積極的に行ったが今期は-1.7%と微減へ。ネット検索など効果的な広告を強化し、新規塾生募集を行う。
原価・販管費合計の対売上高比率は若干上昇するが、増収効果で吸収し、増益へ。
 
グループ塾生数は、在塾生数が年間のピークとなる11月時点で、クラス指導が前期比+3.2%増の11,476人、個別指導が同+6.6%増の15,349人で、トータルでは同+5.1%増加の26,825人を計画。
 
教室数は、ドミナント展開し、ブランド力が浸透している近畿圏を中心に、近畿圏13教室、首都圏2教室の計15教室を新規開校する計画。首都圏は東京の近隣県への進出も視野に入れている。
クラス指導教室数は前期比+5教室の109教室。個別指導は同+15教室の170教室へ。
 
(2)トピックス
◎グループ内での企業再編
経営のスピードアップを目的とし、グループ内の企業再編を以下のように実施した。
*2013年10月1日付で2件の吸収合併を実施
*成学社グループは、「(株)成学社」と、2つの子会社「(株)アプリス」、  「(株)個夢」の3社で構成される。
*各社の事業範囲を明確化し、経営の効率化を図る。
 
(株)成学社
東京で学習塾を展開する(株)東京フェリックスを吸収合併。
ブランドを統一し、知名度向上を図ると共に経営を一体化して事業効率の上昇を図る。
 
(株)アプリス
英語を公用語とする外国人講師の学校法人への派遣、英会話教室の運営を行っていた(株)アイビーを吸収合併。
学校法人等への人材派遣ノウハウを共有するとともに、英語教育の需要に対応する体制を整備。
 
(株)個夢
2009年12月株式取得によりグループ化した。
兵庫県東播磨地区で個別指導形態の学習塾を運営。
 
◎フリーステップの展開状況
個別指導塾のコアブランドである「フリーステップ」を2016年3月期をメドに、直営展開とフランチャイズ展開で300教室の展開を目指す。
直営展開では、年間10教室程度の新規開校を計画し、主に近畿圏、首都圏を中心としてドミナント展開を考えている。また、徐々に営業エリアを拡大予定している。13年3月期末時点では、140の直営教室を運営しており、14年3月末には155教室を計画している。
フランチャイズ展開では、太平洋ベルトの都市部に重点的に展開を目指している。2016年3月期までに100教室程度の展開を目指している。
 
◎中期成長戦略
今期売上高100億円突破の後、M&Aや営業エリアの拡大により、早期の150億円達成を目指す。
また、既存ブランドの成長及びM&A等によりFCを除くグループ塾生数3万人を目指す。
また、インターネット授業配信システム「開成NET」の導入などによりサービスの付加価値を高める。
 
今後の注目点
例年に比べやや弱含みで推移しているが、今期初に譲受した「サンライトアカデミー」等が寄与し、売上高は前年同期を上回る水準に達している。ただ、学習塾という事業の特性及び今後注力するFC展開のための先行投資もあり、損失幅は前年同期を上回る形となっている。
第2四半期も、前年比との比較では増収ながらも利益は前年同期の約半分の水準であったことを勘案すると、勝負は冬期講習と新入学生の募集状況などを注目したい。また、小学生など今まで手薄だったところをパズル教室など展開して、生徒募集を強化していく予定である。
 
本資料は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
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