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(2179:JASDAQ) 成学社 企業HP
太田 明弘 社長
太田 明弘 社長

【ブリッジレポート vol.16】2014年3月期第3四半期業績レポート
取材概要「第2四半期まで遅れていた塾生の確保もほぼ前年までの水準まで確保したことと、今期初に譲受した「サンライトアカデミー」等が寄与した・・・」続きは本文をご覧ください。
2014年3月4日掲載
企業基本情報
企業名
株式会社成学社
社長
太田 明弘
所在地
大阪市北区中崎西3-1-2
事業内容
大阪地盤に集団指導塾「開成教育セミナー」、個別指導塾「個別指導学院 フリーステップ」などを展開。首都圏でも積極展開。
決算期
3月末日
業種
サービス業
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2013年3月 9,689 651 649 327
2012年3月 8,704 649 617 248
2011年3月 6,854 617 593 213
2010年5月 6,858 254 221 68
2009年5月 5,915 241 218 108
2008年5月 5,349 454 432 218
2007年5月 4,786 299 288 143
2006年5月 4,144 301 294 156
2005年5月 3,351 242 229 79
2004年5月 2,833 259 275 57
2003年5月 2,197 166 160 61
株式情報(2/24現在データ)
株価 発行済株式数(自己株式を控除) 時価総額 ROE(実) 売買単位
773円 5,858,940株 4,528百万円 18.2% 100株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
9.20円 1.2% 61.15円 12.7倍 332.49円 2.3倍
※株価は2/24終値。発行済株式数は直近期決算短信より(発行済株式数から自己株式を控除)。ROE、BPSは前期末実績。
 
JASDAQに株式を上場する成学社の2014年3月期第3四半期決算概要等について、ブリッジレポートにてご紹介致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
大阪府を中心に近畿圏で学習塾を展開しており、小学生から高校卒業生(大学受験浪人生)までを対象としてクラス指導と個別指導の2部門による学習指導を行っている。また、子会社において、家庭教師の派遣や学習塾の経営を行っている他、飲食事業や不動産賃貸事業も手掛けている。グループは、同社の他、(株)アプリス、(株)個夢の連結子会社2社。
 
 
<沿革>
1982年7月、個人経営の学習塾「開成教育セミナー」を大阪府豊中市で創業。1987年1月に(株)成学社として法人組織に改組した。早くから個別指導にも力を入れ、90年12月に「個別指導学院フリーステップ」として個別指導形態の進路指導及び学習指導を開始し、97年8月には家庭教師事業にも参入した(その後、100%子会社(株)アプリスに移管)。97年から99年にかけては兵庫県、滋賀県へ教室展開。2001年10月には「個別指導学院フリーステップ」のFC事業を開始した。02年7月には京都府へ教室展開し、同年12月には対象を高校生に広げた「開成ハイスクール」を開始。05年9月には教室展開を奈良県へ広げた。

M&Aにも積極的に対応しており、08年3月に(株)ファイブランズより学習塾を譲受し、「エール進学教室」を開校。08年8月のJASDAQ上場を経て、09年3月には(株)進学教育研究所より学習塾を譲受し、「京大セミナー」を開校。同年12月には兵庫県東播磨地区で個別指導専門塾「個別教育システム アイナック」を運営する(株)個夢の全株式を取得し連結子会社化した。更に10年2月には連結子会社(株)東京フェリックスを設立し、同年3月より首都圏で学習塾の運営をスタートした。また、11年12月には英会話教室の運営ならびに英語を公用語とする外国人講師の学校法人等への派遣を主な事業とする(株)アイビーを連結子会社化している。
03年6月には飲食事業、04年7月には所有不動産の有効活用を目的とした不動産賃貸事業も開始した。飲食事業については、05年10月に(株)アプリスに移管し、現在3店舗を運営している。
2013年10月1日付けで、連結子会社(株)東京フェリックスを本社に吸収合併した。また、(株)アイビーも同社の連結子会社の(株)アプリスへ吸収合併したことで、連結対象会社は2社となった。
 
<事業内容>
事業は、教育関連事業、不動産賃貸事業、及び飲食事業に分かれ、売上高構成比は、それぞれ97.5%、0.5%、2.0%(13/3月期)。
 
教育関連事業
クラス指導では、「開成教育セミナー」、「エール進学教室」、「京大セミナー」、「サンライトアカデミー」の塾名で教室を展開しており、学力別クラス編成に基づいた指導を行っている。一方、個別指導では、小学生以上を対象とした「個別指導学院フリーステップ」、「ハイグレード個人指導ソフィア」、「個別教育システム アイナック」のほか、高校生以上を対象にインターネットを通じた授業を行う「開成教育グループ代ゼミサテライン予備校」を展開している。また、「個別指導学院フリーステップ」ではFC事業を展開、その他、学校法人等への講師派遣、家庭教師による学習指導を行っている。
 
飲食事業
京丹波の食材を生かしたメニューと自家製豆腐料理を提供する「京丹波 菜じ季」および居酒屋形態の店舗を合計3店舗運営している。
 
不動産賃貸事業
不動産を効率的に活用するため、所有不動産の一部を賃貸している。
 
<日本有数の教育企業として、充実した教育サービスと教育コンテンツを提供>
学習塾業界では、少子化の影響、顧客ニーズの多様化から、顧客の学習塾に対する選別基準が厳しくなっている。同社では、業界内の競争激化に対応すべく、教務内容の充実によるサービス水準の向上、英会話教室の運営、学校法人への講師派遣を通じて、総合教育企業として発展を目指している。
日本の将来を展望した場合、「グローバル化された世界に生きる子ども達が、確かな知識と学力、そして変化に対応できる柔軟な思考力と発想力を培う事が何より大切」と言うのが同社の考え。そして、そのために最も必要とされるものが「教育力の充実」であるとの確信の下、子ども達の可能性を最大限に引き出すための教育活動を行っている。
少子化によって学習塾のこれからの成長性を悲観する見方もあるが、同社はむしろ教育新時代を迎えて、業界の将来は極めて明るいものと確信しており、これまでのライブ中心の授業に加え、IT時代に対応できる授業コンテンツの提供も行い、新時代対応型の教育企業として確実な成長を目指している。
 
 
2014年3月期第3四半期業績概要
 
 
教育関連事業は、クラス指導、個別指導共に堅調に推移した。
個別指導部門の売上増加に伴う人件費の増加、今後の事業拡大のための人員確保、また、個別指導のコアブランドである「フリーステップ」のフランチャイズ展開強化にむけたフランチャイズ募集広告の実施など経費の増加があった。しかしながら、主要事業である教育関連事業は、クラス指導部門が計画比を下回るものの、経営資源を積極的に配分している個別指導が計画を上回っており、増収を確保している。
 
 
(教育関連事業)
教育関連事業は、増収・減益だった。学習塾業界では塾生のピークは毎年11月末となっている。ちなみに、同社の11月末のグループ塾生は前年同月比34人減、同0.1%減25,481名であった。
「クラス指導部門」
11月末のクラス指導部門での塾生募集状況は前年同月比526人減、同4.7%減10,592人と、例年に比べ低調であった。しかしながら、比較的単価の高い学年の塾生の増加したことと、事業譲受により今年4月から運営を始めた「サンライトアカデミー」が寄与し、売上高はほぼ前年と同じ水準で推移した。

「個別指導部門」
11月末の個別指導部門での塾生募集状況は前年同月比492名増、同3.4%増の14,889名と塾生は堅調に増加した。主力ブランド「個別指導学院フリーステップ」の売上高および塾生数が堅調に推移したことから、前期の実績を上回る結果となった。
また、今年度より「個別指導学院フリーステップ」のFC展開を強化するため、人員配置等の先行投資を行っているため、費用が増加した。

このような結果から、教育関連事業の売上高は前年比4.7%増の7,446百万円、セグメント利益(営業利益)は同9.3%減の942百万円であった。
 
(不動産賃貸事業)
前年とほぼ同水準の賃貸状況だったが、防犯設備の強化、老朽化による不動産修繕などの費用が増加したため、減収・減益となった。
 
(飲食事業)
個人消費の低迷、食材価格の高騰、人員確保のための人件費増加などで減収・減益となった。
 
 
現金はわずかながら減少したが、売上債権の増加等により、総資産は前期末比694百万円増加した。
仕入れ債務は前期末比70百万円減少したが、前受金が288百万円増加したことで、流動負債が234百万円増加、長期有利子負債も138百万円増加するなどで、負債は355百万円の増加となった。
この結果、期末の自己資本比率は前期末比1.6%上昇し、34.9%となった。
 
(4)トピックス
◎フリーステップの展開状況
個別指導塾のコアブランドである「フリーステップ」を2016年3月期をメドに、直営展開とフランチャイズ展開で300教室の展開を目指す。
直営展開では、年間10教室程度を新規開校を計画し、主に近畿圏、首都圏を中心としてドミナント展開を考えている。また、徐々に営業エリアを拡大予定している。13年3月期末時点では、140の直営教室を運営しており、14年3月末には155教室を計画している。
フランチャイズ展開では、太平洋ベルトの都市部に重点的に展開を目指している。13年3月期末時点では、3のフランチャイズ教室を運営しており、14年3月末には5教室増加させ、合計8教室を計画している。
 
 
2014年3月期業績予想
 
 
業績予想に変更なし。売上高は初の100億円台突破。FC展開に伴う人件費増を吸収し増益へ。
同社は、初の売上高100億円台到達を計画しており、これを起点に新たな成長戦略を推進していく考えだ。具体的には、直営中心での展開からFC展開を強化し、スピードアップと利益率の向上を実現する。
個別指導部門に関しては、点数アップのための仕組み(カリキュラム、テキストなど)の標準化により、FC展開が容易となり、人材及び教室の確保という条件をクリアしてさらなる成長を目指すための戦略である。
原価・販管費合計の対売上高比率は若干上昇するが、増収効果で費用の増加吸収し、増益を目指している。人件費は新規開校、「フリーステップ」のFC展開などに向け先行して人員を確保するため前期比+8.8%増加の計画。主要な教室は担当責任者を1名から2名にするほか、クラス指導における教師の研修も強化する。広告宣伝費は、前期は創立30周年にあたりCM展開などを積極的に行ったが今期は-1.7%と微減へ。ネット検索など効果的な広告を強化し、新規塾生募集を行う。
教室数は、ドミナント展開することでクラス指導教室数は前期比+5教室の109教室。個別指導は同+15教室の170教室を目指している。特に、ブランド力が浸透している近畿圏を中心に、近畿圏13教室、首都圏2教室の計15教室を新規開校する計画。首都圏は東京の近隣県への進出も視野に入れている。
 
 
今後の注目点
第2四半期まで遅れていた塾生の確保もほぼ前年までの水準まで確保したことと、今期初に譲受した「サンライトアカデミー」等が寄与したことで、売上高は前年同期を上回る水準に達している。ただ、学習塾という事業の特性及び今後注力するFC展開のための先行投資もあり、営業利益では前年同期をわずかながら下回っている。
しかしながら、第3四半期において、第2四半期までの収益確保の遅れを挽回し、減益幅を大きく減少させたことを考えると、会社計画を達成する可能性は高いと考える。今後は、小学生など今まで手薄だったところをパズル教室などを展開して、生徒募集を強化していく予定であり、FC展開による収益拡大を期待する。
 
本資料は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
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