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(2179:JASDAQ) 成学社 企業HP
太田 明弘 社長
太田 明弘 社長

【ブリッジレポート vol.18】2015年3月期第1四半期業績レポート
取材概要「個別指導塾の伸びが学習塾市場を牽引しており、同社のビジネスモデルも個別指導部門への比重が高まっている。一方、今春から開始した預かりと・・・」続きは本文をご覧ください。
2014年8月26日掲載
企業基本情報
企業名
株式会社成学社
社長
太田 明弘
所在地
大阪市北区中崎西3-1-2
事業内容
大阪地盤に集団指導塾「開成教育セミナー」、個別指導塾「個別指導学院 フリーステップ」などを展開。首都圏でも積極展開。
決算期
3月末日
業種
サービス業
財務情報
項目決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2014年3月 10,032 517 510 309
2013年3月 9,689 651 649 327
2012年3月 8,704 649 617 248
2011年3月 6,854 617 593 213
2010年5月 6,858 254 221 68
2009年5月 5,915 241 218 108
2008年5月 5,349 454 432 218
2007年5月 4,786 299 288 143
2006年5月 4,144 301 294 156
2005年5月 3,351 242 229 79
2004年5月 2,833 259 275 57
2003年5月 2,197 166 160 61
株式情報(8/15現在データ)
株価 発行済株式数(自己株式を控除) 時価総額 ROE(実) 売買単位
855円 5,875,740株 5,023百万円 18.2% 100株
DPS(予) 配当利回り(予) EPS(予) PER(予) BPS(実) PBR(実)
9.50円 1.1% 51.31円 16.7倍 376.2円 2.3倍
※株価は8/15終値。発行済株式数は直近期決算短信より(発行済株式数から自己株式を控除)。ROE、BPSは前期末実績。
 
成学社の2015年3月期第1四半期決算概要等について、ブリッジレポートにてご紹介致します。
 
今回のポイント
 
 
会社概要
 
大阪府を中心に近畿圏で学習塾を展開しており、小学生から高校卒業生(大学受験浪人生)までを対象としてクラス指導と個別指導の2部門による学習指導を行っている。また、子会社において、個別指導専門の学習塾の経営を行っている他、飲食事業や不動産賃貸事業も手掛けている。グループは、同社の他、(株)アプリス、(株)個夢の連結子会社2社。
 
 
<沿革>
1982年7月、個人経営の学習塾「開成教育セミナー」を大阪府豊中市で創業。1987年1月に(株)成学社として法人組織に改組した。早くから個別指導にも力を入れ、90年12月に「個別指導学院フリーステップ」として個別指導形態の進路指導及び学習指導を開始した。97年から99年にかけては兵庫県、滋賀県へ教室展開。2001年10月には「個別指導学院フリーステップ」のFC事業を開始した。02年7月には京都府へ教室展開し、同年12月には対象を高校生に広げた「開成ハイスクール」を開始。05年9月には教室展開を奈良県へ広げた。

M&Aにも積極的に対応しており、08年3月に(株)ファイブランズより学習塾を譲受し、「エール進学教室」を開校。08年8月のJASDAQ上場を経て、09年3月には(株)進学教育研究所より学習塾を譲受し、「京大セミナー」を開校。同年12月には兵庫県東播磨地区で個別指導専門塾「個別教育システム アイナック」を運営する(株)個夢の全株式を取得し連結子会社化した。更に10年2月には連結子会社(株)東京フェリックスを設立し、同年3月より首都圏で学習塾の運営をスタートした。また、11年12月には英会話教室の運営ならびに英語を公用語とする外国人講師の学校法人等への派遣を主な事業とする(株)アイビーを連結子会社化している。
03年6月には飲食事業、04年7月には所有不動産の有効活用を目的とした不動産賃貸事業も開始した。飲食事業については、05年10月に(株)アプリスに移管し、現在3店舗を運営している。
2013年10月1日付けで、連結子会社(株)東京フェリックスを本社に吸収合併した。また、(株)アイビーも同社の連結子会社の(株)アプリスへ吸収合併したことで、連結対象会社は2社となった。
 
<事業内容>
事業は、教育関連事業、不動産賃貸事業、及び飲食事業に分かれ、売上高構成比は、それぞれ97.8%、0.5%、1.7%(14/3月期)。
 
教育関連事業
クラス指導では、「開成教育セミナー」、「エール進学教室」、「京大セミナー」、「サンライトアカデミー」の塾名で教室を展開しており、学力別クラス編成に基づいた指導を行っている。一方、個別指導では、小学生以上を対象とした「個別指導学院フリーステップ」、「ハイグレード個人指導ソフィア」、「個別教育システム アイナック」のほか、高校生以上を対象にインターネットを通じた授業を行う「開成教育グループ代ゼミサテライン予備校」を展開している。また、「個別指導学院フリーステップ」ではFC事業を展開、その他、英会話教室の運営、学校法人等への講師派遣を行っている。
 
飲食事業
京丹波の食材を生かしたメニューと自家製豆腐料理を提供する「京丹波 菜じ季」および居酒屋形態の店舗を合計4店舗運営している。
 
不動産賃貸事業
不動産を効率的に活用するため、所有不動産の一部を賃貸している。
 
<日本有数の教育企業として、充実した教育サービスと教育コンテンツを提供>
学習塾業界では、少子化の影響、顧客ニーズの多様化から、顧客の学習塾に対する選別基準が厳しくなっている。同社では、業界内の競争激化に対応すべく、教務内容の充実によるサービス水準の向上、英会話教室の運営、学校法人への講師派遣を通じて、総合教育企業として発展を目指している。
日本の将来を展望した場合、「グローバル化された世界に生きる子ども達が、確かな知識と学力、そして変化に対応できる柔軟な思考力と発想力を培う事が何より大切」と言うのが同社の考え。そして、そのために最も必要とされるものが「教育力の充実」であるとの確信の下、子ども達の可能性を最大限に引き出すための教育活動を行っている。
少子化によって学習塾のこれからの成長性を悲観する見方もあるが、同社はむしろ教育新時代を迎えて、業界の将来は極めて明るいものと確信しており、これまでのライブ中心の授業に加え、IT時代に対応できる授業コンテンツの提供も行い、新時代対応型の教育企業として確実な成長を目指している。
 
 
2015年3月期第1四半期業績概要
 
 
主要事業である教育関連事業が堅調に推移し、増収を確保
クラス指導部門は市場規模が縮小する厳しい環境のなか、塾生1人当たりの単価上昇を図る施策を展開、個別指導は塾生数の増加により堅調に増収を確保している。また、広告宣伝費を中心とした費用削減効果により営業損失の幅も改善した。
 
 
(教育関連事業)
教育関連事業は、増収・増益だった。前年同期と比べて、10百万円赤字幅が減少している。市場規模の縮小により、塾生数も減少しているが、カリキュラムの見直し等により塾生一人当たりの単価上昇を図っており、着実に成果を上げている。
 
「クラス指導部門」
市場規模の縮小により、塾生数が減少しているが、カリキュラムの見直し等により塾生一人当たりの単価上昇を図っており、着実に成果を上げている。
 
「個別指導部門」
主力ブランド「個別指導学院フリーステップ」の売上高および塾生数が堅調に推移している。
 
このような結果から、教育関連事業の売上高は前年比4.6%増の1,819百万円、セグメント損失(営業損失)は同10百円改善の254百万円であった。
 
(不動産賃貸事業)
テナント賃料は前年とほぼ同水準だったことから、売上高は前年比4.2%減の13百万円となり、セグメント利益(営業利益)は同6.6%減少の11百万円となった。
 
(飲食事業)
4月に大阪府吹田市にオープンした焼肉店「炎楽」の寄与により増益となったが、新店舗オープンのための費用、食材費および人件費の増加により、売上高は前年比5.7%増の48百万円、セグメント損失(営業損失)は前年比改善の9百万円となった。
 
(3)財政状態
 
現金はわずかながら減少、売上債権の大幅な減少により流動資産は223百万円減少。総資産は前期末比234百万円減少し、5,841百万円となった。短期有利負債が292百万円増加したが、仕入れ債務等減少により、流動負債が19百万円減少、長期有利子負債は51百万円増加したことで、負債は34百万円増加した。この結果、期末の自己資本比率は前期末比3.1%低下し、33.2%となった。
 
(4)トピックス
◎「かいせい保育園」の事業開始
認可外保育園「かいせい保育園」の事業開始を決定した。第1号となる「旭丘かいせい保育園」(大阪府豊中市)は、受付開始2014年12月、開園2015年4月の予定。
 
すべての子どもに対して質の高い幼児教育を受ける機会の確保を目指す国の提言等をうけ、幼児教育に注目が集まっている。学習塾にとどまらない総合教育企業を目指す同社は、こうした社会のニーズをくみ取り、社会に貢献すべく保育園事業を行うこととした。
 
「かいせい保育園」では、0歳から小学校入学前までの子どもを対象とし、以下の様な特長の下、少数精鋭の知育教育に特化する。
 
<特長>
・「知性」「心」「教養」を育む少人数制の保育園
幼児英才教育メソッドの活用、音感教育、水泳等の特色ある教育プログラムの提供
・ 資格をもった保育士による上質なサービスの提供
・ 高級感・清潔感のある施設での保育の実施
・ 園内の厨房にて調理師が作る給食を提供
 
また、低年齢からの一貫したサービス提供を行うことで、既存事業との相互成長を目指す方針であり、ニーズの高い地域および既存事業とシナジー効果の見込める地域での開園を進めて行く。
 
 
2015年3月期業績予想
 
 
業績予想に変更無し。増収増益を目指す。
業績予想に変更は無い。個別指導部門において、「大学受験にも強い個別指導」等、他塾との差異化を図り、塾生増加を増収につなげるとともに、クラス指導部門では、主力ブランドの「開成教育セミナー」の一人当たり単価増加による増収を図る。また、前期から先行投資しているフランチャイズ事業による教室展開のスピードアップ、収益化も見込んでいる。
事業拡大に伴う人件費増などあるが、効果的な広告宣伝活動への絞り込みを進め、増収増益を目指す。
配当は0.30円/株増配の9.50円/株を予定している。
 
 
今後の注目点
個別指導塾の伸びが学習塾市場を牽引しており、同社のビジネスモデルも個別指導部門への比重が高まっている。一方、今春から開始した預かりと学びを融合したアフタースクール事業および来年4月から開始予定の認可外保育園事業により、低年齢からの一貫したサービスの提供に加え、既存事業との相互成長も期待できる。特に、これらの新規事業は共働き世代でのニーズが高く、中期的には収益に大きく貢献するものと考えられる。特に、同社の場合には、小学生の比率が低いため、教育関連事業におけるより大きな波及効果が期待できよう。
 
本資料は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。
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